AO講座で切磋琢磨し日芸へ。演劇を通して日本の美を伝えたい

第37期生

牛島 青(うしじま じょう)

通塾情報

出身校 秋葉原校
出身高校 スイス公文学園高等部
部活 ミュージカル
タイプ 地方生、海外生
夢・目標 日本の美しさを演劇を通じて表現する「賢人」

進学情報

受験方式 AO・推薦入試
大学 日本大学
学部 芸術学部

──[入塾の〈きっかけ〉]芸術系学部に特化した「AO・推薦入試特別講座」に惹かれて

高校時代の3年間海外にいたこともあって、受験に関する知識がほとんどありませんでした。そこで親が「塾に行ってもっと視野を広げてみたらどうか」とすすめてくれたのが早稲田塾。早稲田塾は僕の母校であるスイス公文学園高等部の卒業生もたくさん入っているし、芸術系学部に特化した「AO・推薦入試特別講座」芸術特化クラスもある。「芸術系志望なのに塾に行く必要あるのかな?」と疑問に感じていた僕もだんだん気持ちが変わり、早稲田塾で学んでみたいと思うようになりました。

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]「AO・推薦入試特別講座」で、本当の自分が見えた

早稲田塾では「AO・推薦入試特別講座」総合クラス、「芸術系小論文」、そして「AO・推薦入試特別講座」芸術特化クラスを受講しました。総合クラスでは、主に今までの経験をまとめて、芸術特化クラスでは、将来のビジョンを創っていくようなイメージでした。特によかったと思うのはやはり芸術特化クラス。僕は高校時代スイスでずっとミュージカルをやっていたので、人前で話すことが得意だと思い込んでいたのですが、講師に「君は人前で話すとき肩に力が入って不自然になる癖がある。一度、これまで人に話したことがない“裸の自分”を飾らずにさらけ出し、語ってみてはどうだろう」とアドバイスされた。そこで改めて自分を見つめ直してみたところ、実は僕は臆病者で人前に立つのが怖かったのだということがわかってきました。自分が弱虫だということを初めて言葉にできたとき、「僕はそういう弱さを乗り越えるために、あえて舞台に立って演劇をやろうとしているのだ。僕はそういう、弱さと強さの両方を併せ持っているのだ」ということがはっきりわかり、初めて地に足がついたように感じました。その後はより自然にコミュニケーションをとれるようになり、面接でも素直に自分のことを話すことができました。

──[早稲田塾での〈生活〉]僕を支えてくれた、芸術を志す仲間たちとの絆

一般的な受験生と比べて、芸術系の学部を目指している人というのは孤立しがちだといわれています。たとえば絵を描くにしても写真を撮るにしても、普通は一人きりでする作業ですよね。ところが、早稲田塾の「AO・推薦入試特別講座」芸術特化クラスではさまざまな分野の芸術系志望者が集まり、授業を通して意見を交換し切磋琢磨することができます。「芸術の力で、社会をどう変えていけるのか」など、普通の友だちとは話せないような深い話をすることができ、すごく刺激になりました。それまでは僕も演劇のことばかり考えていたのですが、早稲田塾で仲間に出会うことができ、より広い視野で芸術をとらえられるようになったと思います。もちろん、大学に進んでからも、早稲田塾で出会った芸術系の仲間たちとのつながりは保ちたいし、大学で新しく生まれたコネクションに、彼らを巻き込んでいけたら面白いのではないかと考えています。

──[私の〈ハイスクールライフ〉]挫折を乗り越え、ミュージカルの主演として活躍

高校時代はスイスで過ごしていたのですが、何といっても一番頑張ったのは英語でのミュージカル。毎年キャストとして出演していました。とはいえ、2年目までは台詞がほとんどない端役しかもらえず、挫折を味わいました。でも、「本当に小さいのは“役”ではない。舞台に立つ人自身が小さいのだ」という言葉を聞いてからは、それを励みに「もっと自分という人間を大きくしよう。舞台に立つに値する人間になろう」と前向きに考えるように。結果、高3の時にはついに主役に! 公演は大成功に終わり、これからも演劇の世界で生きていこうと決意を新たにしました。 
ミュージカルと並んで頑張った活動といえば、ボランティア。スイス公文学園では厳しい選抜を経てザンビア行きのボランティアスタッフを募集しており、そこに選ばれました。ザンビアに行くまでは「現地の人たちはとても苦しんでいるはずだから、自分たちが助けなきゃいけない」という気持ちでいたのですが、実際に行ってみると、そういう「上から目線」の考え方が間違っていることがわかった。同じ目線に立って協力していくことの大切さを知れたことは、貴重な体験。同時に自分がいかに恵まれているかも改めてわかり、早く自立していかなければと感じました。 

──[将来の〈夢〉]日本の美しさを演劇を通じて表現したい

現代の日本のポップカルチャーは世界中で高く評価されていますが、どこか軽い印象があるのも事実。そこで日本の文化について深く学びたいと思い、帰国してからしばらくして薪能を鑑賞したのです。薪能では、舞台を始める前に山の神様に礼を示したり、屋外で燃えている炎や風を活かして舞台を作り上げたりと、自然のすべてを取り入れて表現を行っています。そうした、自然に支えられた儚い美しさこそ、日本の芸能にしかないすばらしさ。僕も将来は演劇を通じて、日本人がかつて持っていた「自然への尊敬」を取り戻したい。キャストとして出演することはもちろん、いつかは演出などにも関わりたいです。そのためにも大学時代にはいろんな人と出会い知識を得ることが必要。だからこそ、進学先には東京にある日本大学芸術学部を選びました。実は当初は地方の芸術系大学を志望していたのですが、東京にある劇団のオーディションを受けたときにたくさんの演劇関係者と出会って刺激を受け、演劇をやるなら日本中から人が集まる東京がいい、と気づいたのです。もちろん、大学進学はまだスタートライン。ここからが本当のチャレンジだと思っています。 

私の「スイス公文学園高等部自慢」

アフリカに行けたりヨーロッパの文化を見ることができたり、その気になれば日本では考えられないくらいたくさんのチャンスが転がっている環境です。僕もミュージカルやボランティア活動など、貴重な体験ができました。

私の「日本大学 芸術学部 現役合格アイテム」

AO対策のノート、新聞、お守り

AO対策のノートは2冊に分かれていて、それぞれ自分の過去と未来をまとめることで将来のビジョンが具体的に見えてきました。新聞は、秋葉原校までの1時間半の移動時間に読んでいたもの。漠然と読むのではなく、記事の裏側にある人の気持ちやストーリーを考えながら読みました。お守りは、芸能浅間神社で手に入れたもの。つらいときは心のよりどころにしていました。

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ミレニアム・ゴール・ポイント

学習時間をポイント換算し、対応金額をマラリア撲滅のために、ミレニアム・プロミスに寄付します。

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