AOにすべてをかけて合格! 将来は映画に携わりたい

第39期生

遠藤俊之介(えんどうしゅんのすけ)

通塾情報

出身校 新宿校
出身高校 和光高等学校
タイプ 学力・成績向上が目的
夢・目標 映画に携わる仕事に就く

進学情報

受験方式 AO・推薦入試
大学 日本大学
学部 藝術学部

──[入学の<きっかけ>]AO入試にすべてをかけるつもりで早稲田塾へ

僕は小学・中学とあまり学校という環境になじめず、勉強もそれほど得意なほうではありませんでした。だから高3になってからも受験に対するモチベーションは低く(笑)。ただ、漠然と進学はしたほうがいいだろうなという程度。そんなとき、親のすすめで知ったのが早稲田塾でした。聞けば、早稲田塾はAO入試に強いということだったので、一般入試は厳しいだろうと思っていた自分にも望みがあるのではないかと思ったんです。入学したのは高3の5月。さっそく「AO入試・推薦入試対策講座」を受講し、AO受験一本にすべてをかける日々が始まりました。

──[タメになった<授業・カリキュラム>]早稲田塾の学びで夢を発見し、受験へ本気モードに

「AO入試・推薦入試対策講座」は、僕にとってはちょっとした“修行”でしたね。部活に入っていたわけでもなく、運動も勉強もとりたてて得意ではない自分に向き合ったところで、どう強みを掘り下げていけばいいのだろう?と、本気で悩みました。そんな試行錯誤の中でポートフォリオの軸にしたのが「映画が好き」ということ。映画といっても僕が好みだったのはスタンリー・キューブリックや黒澤明などクラシカルな世界です。僕はもともとコメディタッチのWeb小説を気が向くと書いていたのですが、そこに映画好きが加わって、ゆくゆくは映画の評論や脚本を書いてみたいと思うようになったんです。映画好きを推せば?という父の助言は大きかったですが、改めて自分を見つめ直し、夢を発見できたのは早稲田塾での学びがあったからこそ。
また、すごく自分の糧になったと思うのが「表現力開発講座」です。チームで全編英語のミュージカルを演じて発表したのですが、追い詰められてこそ出る自分の圧倒的なパワーにびっくり。変な表現ですが、受験もヤケになって頑張るという発想が大事だと気付きました。

──[早稲田塾で<学んだこと>]塾生との交流で得られた貴重な気付き

一緒に「AO入試・推薦入試対策講座」を受講していた中で、映画監督志望の人がいました。その人の撮りたいものは完全に社会派で、しかも世の中をちょっと斜めに切り取るようなエッジの利いた作品に興味を持っていたようです。おもしろさをエンターテインメントにつなげて心を動かすような作品をつくりたい僕とは、ちょっと感性が合わなかった。
僕が今まであまり学校になじめなかった理由はまさにここで、目的が一致していない人たちが同じ時間を過ごすことに意味を感じられなかったんです。でも、こうした反面教師的な人との出会いで、単純に世の中いろいろな人がいるんだなと改めて思えるように。早稲田塾で学んだ貴重なことの一つです。

──[後輩に<ひと言>]“好きなこと”を取り入れて気分をリフレッシュ

ポートフォリオの作成は割と順調だったものの、やはり受験期で感情の浮き沈みが激しく、一次試験目前でイライラが頂点に。そんなときは自分の好きなものに没頭しようと、毎年訪れているコミックマーケットへ行きました。今年も大変な賑わいで、自分と同じ感性の人たちがこんなにもたくさんいることに安心感を覚えました(笑)。やはり、根を詰めてばかりだといい結果が出ないので、たまには焦る気持ちを押さえて気分転換したほうが、かえって勉強もはかどると思います。

──[将来の<夢>]世代を超えて愛される映画をつくりたい

最終地点はあやふやですが、やっぱり映画に携わる仕事がしたいですね。進学先に日本大学藝術学部を選んだのも、自分なりの感性で映画にとことん向き合いたかったから。最近は、一般大衆ウケよりも監督が好きなものをゴリ押しする作品が多くなった気がするんです。でも、大勢の人に楽しんで観てもらえる王道が良い作品につながる、それが僕の持論。子供から大人まで、世代を超えて愛される作品に携わるよう頑張ります。

私の「和光高等学校自慢」

基地問題研究という、在日米軍基地と日本の安全保障に関する問題をテーマにした授業があります。日藝の面接でちょうどその話題になり、勉強しておいて良かったと思いました。

私の「日本大学 藝術学部 現役合格アイテム」

アニメのDVD

『機動戦艦ナデシコ』は、ラブコメ要素と重厚なSF設定がいいバランスで描かれていて、幅広い世代が楽しめるまさに理想のストーリー。こういうのも僕が目指すテーマの一つで、たまに観ながら息抜きしていました。

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