偏差値は世界では通用しない

グローバル化する就職戦線
大学生の就職率の低さがいま、話題になっています。2010年10月の就職内定率は57.6%。早稲田大学、慶應義塾大学、東京大学といった有名大学でも、就職先を決められない学生が少なくありません。
企業の動きには、日本の大学生に対する失望感が出ています。パナソニックの2011年度の採用計画はその一例でした。
世界全体で1390名を採用するうち、海外で外国人を採用する「グローバル採用枠」を1100人に増加させ、国内採用は290人に厳選。その枠も日本人だけに限らず、海外からの留学生を積極的に採用すると、同社は発表したのです。日本の本社で働く幹部候補生としても、日本人を減らし、優秀な留学生を多く採用するとのことでした。
海外出身の留学生を幹部候補生として採用する動きは、東芝や味の素、ユニクロなど大手企業の間に着実に広まっています。
……という発想で就職活動を行う日本人学生に対し、
……という姿勢で臨む、留学生。企業がどちらを採用するかは、明らかです。
偏差値型大学選びの弊害
日本の大学では就職どころか、卒業できない大学生が話題になっています。毎年、5万5千人の大学生が、進路変更や学業不振などの理由で、大学を去っているのです。東京大学でも、1年生のうちに退学する学生が数十名います。
これも、
……という誤解から生じた、不幸な現実です。
いかに良い大学であっても、「その環境を活用するのは自分」という意識が本人になければ、得るものはありません。同様に企業も、「私が企業をこう良くしたい」という姿勢を持たない人材を、パートナーには選ばないのです。
「偏差値」を上げればいいと教えられ、偏差値がすべてを解決してくれると思い込んで有名大学に入った学生はいま、こうした現実を突きつけられています。
本当の意味で優秀な人財が、国境を越えて社会から求められているいま、「偏差値」や「有名大学卒」という肩書きは、それ自体では何の意味も持っていないのです。
早稲田塾が育成する人財
今、大学や社会が求めているのは、自分で考え、目標のために環境を選び、活用し、行った先の環境をより良くできる人財にほかなりません。
この素養は、大学生や社会人になったら自然に身につくというものではありません。逆に、それに適した環境・指導者のもと、挑戦を積み重ねていくことで、高校生のうちから、誰でも伸ばしていける力なのです。
そのために必要な基礎学力、行動力、コミュニケーション力、マネジメント力などを、早稲田塾では「一生モノの学力」と呼んでいます。
これこそ大学が様々な入試で問い、企業が人財に求めている、今後の社会を生きるための学力なのです。





