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弁護士として、母として人々のくらしを守りたい

弁護士 長谷川 碧美 Special Interview 8

Profile
早稲田塾 第22期生。実践女子学園高校、東京都立大学(現首都大学東京)法学部、東京大学法科大学院。
司法修習を経て、2009年TMI総合法律事務所入所。第一子の出産を機に、2011年に富士フイルムに入社し、法務部に配属。
企業再編やコンプライアンス整備などに取り組んでいる。

英語の「ニガテ」から脱却
“一生モノ”の学習法をつかんだ

弁護士にいたるまでを振り返ってみると、大学入試、大学院入試、司法試験……と、目標に向かい走りつづけてきた日々がありました。
その出発点は高校時代。早稲田塾で私なりの勉強方法を見つけた頃、でしょうか――。
クラスメイトに誘われて早稲田塾に入塾したのは、高2の頃です。見学で訪れた池袋校の自習室で無垢材の机や観葉植物を目にした私の第一声は、「キレイ!」。現役生だけなので、部活や学校行事との両立に頑張る仲間と、励ましあえることも決め手に。早稲田塾は、受験生活の大半を過ごす大切な場所になりました。
授業で思い出すのは、まず「EEC (Extensive English Class)」です。それまでは英語がニガテだったのですが、要点を押さえるポイントを意識し、英語で新聞記事や論文などを何度も読んでいくことで、概略をつかめるように。
それと、早稲田塾といえばやっぱり「英単語道場」。英単語をバッチリ叩き込まれました(笑)。英語も日本語と同じ語学なので、単語がわかるとおぼろげながらも全体像が見えてくる。一般的な予備校では単語は「空き時間に」と本人任せにされがちですが、道場のおかげで英語をモノにできた。この自信が、受験勉強に弾みをつけてくれました。また、ここで身につけた「勉強の型」を、司法試験の際にも活用。まさに“一生モノ”の勉強法です。

東大ロースクール卒業後、
司法試験に一発合格

進路決定の時期、以前から心に決めていた「弁護士」に方向を定めました。国公立の法学部である、東京都立大学(現首都大学東京)へ進学。ゼミでは民法や刑事訴訟法などを学び、友だちと判例百選を持ち込んで夜な夜な勉強したりと「司法試験合格」に向けて一直線に勉強をつづけました。塾の授業や「英単語道場」で身につけたやり方をそのまま活かして。勉強も他のものごとも、成功するには「集中と継続」がポイントに。これって、道場のテーマそのものですよね。
「単語カード」のように「定義カード」を作って一つひとつ覚えていったり、勉強する範囲を書き出し、その日のうちに消化することを忠実につづけました。
そうした努力は、自分を裏切らない。東大のロースクールに合格し、さらにストイックに勉強する仲間に出会うと「司法試験合格」は手の届く範囲に見えてきました。またこの時期、早稲田塾時代から続けてきた「友達と一緒に勉強する」スタイルが生きた。この2年間は、さらに勉強漬けの毎日でしたが、同じ夢に向かう友だちと励まし合い、モチベーション高く司法試験に向かうことができました。
結果、一発合格!
ここで合格しなかったら……という不安が、よい方向に自分を追い込んでくれたと思います。6年間屈せず頑張ってきた日々を振り返り、ようやくホッと一息つくことができました。

企業法務に強い事務所で
弁護士としての第一歩を踏み出す

司法試験合格後の1年間は、横浜で司法修習を行い、実務を学びました。司法試験合格にいたるまでは、一般民事の弁護士として個人の力になりたいと思っていましたが、この頃に、現在の専門である「企業法務」への道を選択。

きっかけとなったのは、法律事務所への見学です。そこで「企業とは個人の集まり。企業をよくすれば個人の生活も守ることができる」という考え方に共感し、企業法務に強い法律事務所で弁護士としての第一歩を踏み出すことに。同時期に、プライベートにおいても最良のパートナーを得、仕事と家庭の基盤を確立することができました。

子育てとの両立に悩み
企業内弁護士の道を選択

法律事務所では、企業をクライアントとし、さまざまなケースに対応することができました。一方、第一子を得たことで、子どもに照準を合わせた生活とクライアントに対応する時間軸のズレに、「子育てか」「仕事か」と選択を迫られた。育児も弁護士も両立させたい。そう悩んだタイミングで、先輩弁護士に「企業内弁護士」としての働き方をすすめていただきました。
企業の法務部であれば、当事者として課題を解決でき、裁量権をもってスケジュールや他部署との調整も図ることができます。そこで、業務拡大により弁護士有資格者を積極的に採用していた富士フイルムに転身しました。
携わる業務は、契約の締結から企業再編、海外との連携や被災した工場への対応など、多岐にわたります。さまざまな部署と連携し最適な判断をしていく、そして最後まで結果を見届けられることが何よりもやりがいです。企業をよくすれば個人の生活も守ることができる――。その思いを実感しています。

将来の<夢>人々の生活を守ることができる
弁護士として、母として働きつづけたい

弁護士バッジを胸につけて約4年、「組織を健全化することで、一個人の生活を守ることができる」をポリシーに企業法務に邁進してきました。一方、妻として、2児の母親として、家族一人ひとりの生活に寄り添うことにも喜びを 感じています。 経営に近いポジションで仕事をするなかで、自営業で経営に携わっていた親の姿が重なることがあります。小さい頃にテレビ番組で見た弁護士の姿に憧れ、今まさに、その職務を担うことができるのも、親や友だちの応援なくしては実現しなかったこと。そして現在、2児の母親として子どもの成長を見守りながら、親の気持ちを理解しつつあります。
この子たちの将来を、全身全霊で応援していきたい。それは、弁護士として働き続け、頑張っている人や企業が妥当な評価を受けられるよう、社会づくりに貢献することだと、改めて自分の使命を感じています。

―― 「育休が明けたらまた、バリバリ働きます!」と、満面の笑みで語ってくれた長谷川先輩。母としての温かさと、企業内弁護士としての“筋の通った”姿勢、二つの面よりメッセージを語ってくれました。
今後も、多くの組織や個人の権利を守る存在として、活躍されることを期待しています。

長谷川 碧美
長谷川 碧美
弁護士として、母として
人々のくらしを守りたい
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