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取材・撮影/日本医科大学健診医療センターにて

早稲田塾医学部コース第1期生として日本医科大学へ。画像診断の専門医として、臨床と研究をリードしたい

医師 冨山 毅 Special Interview 9

Profile
早稲田塾25期生。2004年城北高校卒、2010年日本医科大学医学部卒業。同大学大学院臨床放射線医学にて研究に携わりながら、2012年より日本医科大学付属病院放射線科に入局。放射線医として、あらゆる診療科と連携しながら、画像診断に注力している。研究テーマは、(N-13アンモニアを用いた)心筋の血流PET。

最先端の画像診断で、
適切な冠動脈治療を提案する

慢性冠動脈疾患(安定狭心症)は、心臓に分布する冠動脈という血管が細くなることにより、心臓への血流が不足し、胸痛をきたす疾患です。これまで、血管造影検査で冠動脈の狭窄を確認できれば、カテーテル治療・外科治療の適応となっていました。最近になり、冠動脈の狭窄があることに加え、実際に虚血を引き起こし、機能の異常がある病変のみ治療の対象とすることで、生存率など予後が改善することが知られてきました。
心筋血流PETにより高い精度で虚血の有無を診断し、薬物療法単独が良いか、またカテーテル治療・外科治療などの治療が必要かどうかを判断することができます。
現在は、病院でCT・MRI・RI・PETの日常読影と病棟業務にあたる傍ら、大学院でN-13アンモニアを用いた心筋血流PETの臨床応用について研究を行っています。

早稲田塾医学部コースで
専門家の情熱と仲間に刺激を受けた

最適の治療方法を早期に見つけられれば、早く病状の回復が期待できるのと同じで、勉強方法も、早く方針をたてることが重要。私の場合は「医師」という明確な目標があったので、とにかく「医学部現役合格」に向かって勉強しました。当時開設されたばかりの早稲田塾医学部コース第一期生として、医学部現役合格を目指す友人と、緊張感と連帯感のある環境のなかで、ほぼ毎日励んでいました。遅くまで塾に残って勉強したり、模試の結果に一喜一憂したり……。思い出は尽きませんが、なかでも真っ先に思い出されるのは、数学の授業です。数学は一番苦手な科目。でも、早稲田塾の講師の熱意に触れてはじめて、数学の根本的な面白さに気づいた。「数学が好き」という情熱が講師から伝わってきて、一つひとつの論点に、深い歴史とそれに取り組んできた研究者の苦労があるのだと感じました。今、研究に取り組む際にも、「学問や医学の大きな発展に寄与するはずだ」と信じて取り組んでいます。当時の数学講師の姿が、ふと浮かぶことも……。

大学1年生のとき。早稲田塾パンフレット『現役合格物語』に登場!

その道の権威である、
医師との出会いで触発された

また早稲田塾で、小児生体肝移植の権威である、河原﨑秀雄教授の特別公開授業に参加したことも大きな刺激に。正確な知識と、高度な技術の両方がなければ成功しない手術の数々に、医師としての強い信念を感じました。
早稲田塾で、学問や医療現場に情熱をもって向き合う方々に出会えたことで、ずっとブレずに目標を追い続けることができた。大学で研究テーマを据える頃には、自分が何を専門としてどう自己実現していくか、すでに方向性が定まっていたように思います。

医学部コースでお世話になったスタッフ(現・現役医学館館長)と

英単語道場で身につけた「集中と継続」は
今こそ役立つ勉強法の原点

早稲田塾でもうひとつ身につけた「一生モノの力」は、今にいたる勉強法。現在、仕事の合間をぬって、英語の論文や最新の研究内容を読みこなしています。限られた時間を有効活用する「社会人としての勉強法」に、「英単語道場」で鍛えた集中力と、基本的な英語力がベースになっていると感じます。
英語は、「英単語道場」でリスニング力と語彙力を身につけ、成績が大幅にアップ。まとまったセンテンスを丸ごと暗唱することで、それまでは単なる文字列の集合体と見えていた英単語が、言語としてその意味やテーマを構成しているのだと気づきました。

将来の<夢>画像診断はここからの可能性大
臨床と研究をリードしたい

自分自身も生物が好きだったことから、物心がついたときから医師になりたいと思っていました。医学部コースで医学部受験に向かうなかで、「これだけ頑張ってきたので、絶対うかる!」と、日本医科大学を志望。無事現役合格を果たしました。日本医科大学は、放射線を用いた診断や治療で数多くの研究を進めており、恩師と学会で発表したことをきっかけに、画像診断の可能性に魅せられました。現在は放射線医として、あらゆる部位や疾病を対象とした画像と所見をもとに、適切な治療法を判断しています。
知識と専門性が必要な仕事ですから、常に最新の医療知識を勉強していかなければなりません。高齢化が進み画像診断の需要は拡大し、新たな検査法の確立や技術革新が進んでいます。知識と専門性が必要な仕事ですから、常に最新の医学知識を勉強していかなければなりません。難しくもやりがいのある仕事です。
私事ですが、最近、第一子が誕生。「この子を守る」という、父親としても奮い立つ思いを感じています。医師として親として、責任ある仕事をつづけ、貢献していけたら、と思います。

―― 現場のことも、お嬢様のことも同様に、温かいまなざしで語る冨山先輩。
医療知識や技術に対するあくなき探究心をますます発揮され、
先端医学の発展に貢献されることを大いに期待します。

冨山 毅
冨山 毅
早稲田塾医学部コース第1期生として日本医科大学へ
画像診断の専門医として、臨床と研究をリードしたい

日本医科大学付属病院

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