2007年6月3日 開催
特別公開授業
「科学者としての創造性」そして、「ノーベル賞への道」
スタンフォード大学
マーティン・ルイス・パール 教授
早稲田塾秋葉原校にて

- マーティン・ルイス・パール 教授(Martin Lewis Perl)
ニューヨーク出身。ポリテクニック大学卒。1955年にコロンビア大学で博士号を取得。その後、ミシガン大学とSLAC(スタンフォード線形加速器センター)を経て、現在は米国のための科学者と技術者のアドバイザリー委員を務める。1995年にノーベル物理学賞受賞。
ノーベル物理学者が明かす創造的であるための条件
タウ粒子の発見により1995年ノーベル物理学賞を受賞した米国スタンフォード大学のマーティン・ルイス・パール教授。
この世界的に著名な物理学者による特別授業は、会場の秋葉原校に多くの塾生が詰めかける一大イベントとなった。パール教授の演題は「科学者としての創造性、そして、ノーベル賞への道」。科学者にとって大切なことを、民間企業のエンジニアとして出発した自身の体験を織り交ぜ、熱く語りかけてくれる博士。
創造的であるための条件は、自分自身であり続けること、すべてを忘れ研究に没頭する時期が必要なこと。たとえアイデアが湧かなくても考え続け、人々に分かりやすく伝えていく努力を惜しまないこと。「研究とは孤高の道である」ことの例として、電子やミューオンが素粒子研究の主流の時代に、当時は誰も顧みなかったテーマを研究し続けたことが、タウ粒子の発見につながった、と体験を語られた。
なお、当日はパール教授の講義の前に、最先端のインターネット研究で知られるセルビアベオグラード大学のベリコ・ミルティノヴィッチ教授による「巨大なデータベースから、いかに知識を獲得するか」というプレゼンテーションも行われた。学問や人生の中での知性の大切さとは何か、多くの知見と示唆に富んだ貴重な時間となった。




