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イベントレポートタイトル

2007年6月16日 開催

キャンパス体感ツアー

法政大学キャンパス体感ツアー

法政大学 社会学部
稲増 龍夫 教授
法政大学にて

法政大学キャンパス体感ツアー

稲増 龍夫 教授(いなます・たつお)

東京大学文学部社会学科卒業。同大学大学院社会心理学博士課程中退。専門はメディア社会学。著書に「〈ポスト個性化〉の時代 高度消費文化のゆくえ」「パンドラのメディア テレビは時代をどう変えたのか」など。現代のメディア研究の第一人者として知られ、テレビや雑誌等でのコメンテイターとしても活躍している。

東国原知事から読み解く新しい社会学

晴天の空にそびえ立つボアソナードタワーでの稲増教授の講義は「東国原知事のメディア社会学」と題して行われた。「答えを出すこと」から「問いを見つけること」へ。冒頭で稲増教授は、高校の勉強と大学での学問の違いをこう表現した。高校までの勉強では回答は一つしかなく、与えられた問題や決められたカリキュラムに沿ってそれを学ぶ。それに対し、大学における学問の本意は、答えを出すのではなく、自分で問いを見つけることにある。やりたいと思ったことについて深く学ぶことができる反面、意欲や問題意識がないと学べない。特に稲増教授の専門である社会学は「私たちが生きる社会はどうなっているのか」という疑問が出発点。自分の中に問題意識がなければ何も始まらない。「過ぎ去っていくものよりも、いまこの瞬間のリアルを素材にすることに意義がある」というテーマのもと本講義では現在進行形の素材として東国原知事が取り上げられた。東国原知事の特徴は、今まで「密室の社会」であった政治を、現在は皆が言動を監視し、支持する「劇場社会」に変えた点だと解説。また、メディアの観点からは、自ら露出することで観光客の増加や広告等による莫大な経済効果につなげたことが、これまでの知事にはないやり方だったと分析された。「1人ひとり、自分のものの見方を身につける学問こそが社会学。全体を見て、自由な視点で考えることが大切です」。大学での学びすべてに通じる言葉だ。

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