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イベントレポートタイトル

2007年8月12日 開催

キャンパス体感ツアー

「京都大学 キャンパス体感ツアー」

京都大学大学院 人間・環境学研究科/京都大学大学院 薬学研究科 
佐伯 啓思 教授/杉本 八郎 教授
京都大学にて

「京都大学 キャンパス体感ツアー」

佐伯 啓思 教授/杉本 八郎 教授(さえき・けいし/すぎもと・はちろう)

(画像右:佐伯 啓思 教授)
東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科理論経済学専攻博士課程修了。『隠された思考 市場経済のメタフィジックス』でサントリー学芸賞受賞。日米関係等への鋭い分析により、論壇で広くその名を知られている。
著書に『貨幣・欲望・資本主義』『現代日本のリベラリズム』『現代社会論 市場社会のイデオロギー』など。

(画像左:杉本 八郎 教授)
中央大学理工学部工業化学科卒業。61年エーザイ株式会社入社。主任研究員、創薬第一研究所所長などを歴任、03年から現職。05年からは中央大学理工学部客員教授も。薬学博士、名誉博士。英国ガリアン賞特別賞、恩賜発明賞などを受賞。

関西3大学を訪問 アカデミックな雰囲気に触れた1日

立命館、同志社、京都大学と京都を代表する大学を訪れるキャンパス体感ツアー。京都大学では、同大学大学院薬学研究科の杉本八郎教授、続いて大学院人間・環境学研究科総合人間学部の佐伯啓思教授の特別講義を受講。民間の製薬会社で、アルツハイマー型認知症の進行を遅らせる治療薬「アリセプト」を開発したことで知られる杉本教授。講義では薬学の話に留まらず、製薬会社での研究生活や、アリセプト開発中のエピソード、認知症を患っていた実母への想いまで、創薬に携わる研究者としての考えや想いが伝えられた。

一方、市場経済のグローバル化における国家の役割や文化の変容などを研究する佐伯教授は、「国を誇りに思うこと」をテーマに講演。国家に対する各国民の意識調査を紹介し、次のように問いかけた。「アメリカ人は『国のために戦うが、国には依存しない』と答えるのに、なぜ日本人は『国のために戦いたくはないが、国が国民の生活の面倒をみるべき』と考えるのか―」。日本人としてのアイデンティティの拠り所を模索し続けた福沢諭吉や夏目漱石の苦悩についても触れ、塾生たちに国と自分の関係性を再考するよう促した佐伯教授。

講義の最後には、本当の学問とは自分で問いを見つけ、答えを問い続けることだと締めくくった。キャンパス見学と著名な研究者の講義―。塾生たちにとって、大学をより身近に感じる特別な1日となった。

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