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イベントレポートタイトル

2007年10月14日 開催

特別公開授業

臓器移植の現場から

自治医科大学 医学部移植外科
河原﨑 秀雄 教授
早稲田塾秋葉原校にて

臓器移植の現場から

河原﨑 秀雄 教授(かわらさき・ひでお)

東京大学医学部医学科卒。都立府中病院外科医員の後、東京大医学部附属病院小児外科医員、講師、同医学部助教授を経て、現職。著書に『生体肝移植マニュアル』、『日本に根づけ、生体部分肝移植』。

患者と目線を合わすことが医師としての第一歩

「10秒間、教室の天井を見上げてください」

その後、どんな気分だったか受講生達に感想を聞く。教授自身がかつてアキレス腱を断裂し、入院した時の印象を伝えようとした時の一コマだ。病室のベッドでじっと天井を見ていると、ありふれた空間がひどくよそよそしく、心細く感じられる。

そういった不安を少しでも和らげるために、医師には相手の立場に立つ想像力や、目線を合わす配慮がとても大事なのだと話す。日本における小児生体肝移植の第一人者である河原﨑教授。肝移植でしか救えない子供をどう治療すればいいかという難題に、生体からの部分肝移植という画期的アイデアが一つの希望をもたらした。

現在も、生体肝移植は外科手術の中の「超ウルトラC」といえる難度の高いものである。しかも手術時間が平均15時間、場合によっては24~30時間もかかり、持久力を要求されるという。命の重さを再確認した2時間。講義中、生体肝移植の手術の模様がビデオで紹介された。受講生は誰一人目をそらさず、貴重な映像に見入っていた。

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