2008年2月10日 開催
特別公開授業
くらしと仕事~希望とは何か~
東京大学 社会科学研究所
玄田 有史教授
秋葉原校にて

- 玄田 有史教授(げんだ・ゆうじ)
東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科第II種博士課程単位取得退学。2002年大阪大学経済学部博士号取得。東京大学社会科学研究所助教授を経て2007年より同研究所教授。著書に「仕事のなかの曖昧な不安—揺れる若年の現在」、「働く過剰 大人のための若者読本」など。
「わからないこと」を考えれば希望は見えてくる
〈NPO経済知力フォーラム くらしと経済シリーズ〉の記念すべき第1回目は、「ニート」という概念を日本に紹介したことで知られる経済学者の玄田有史教授。
教授は、経済学を「どうすれば皆が少しでもハッピーに暮らせるかを真面目に考えること」だと定義。そのためには、一見意味がないと思うことでも、「希望」をもって考えてみることが大切なのだと話す。「こうありたい」という強い希望を抱き、何かしらのアクションを起こしてみれば、それは結果的に大きな意味をもつ。だから、勉強や仕事をしていて「わからないな」「しんどいな」と思っても、逃げ出さないでもっと考えてみることが必要。
その好例として、異常事態にもきちんと考えて対応する能力で、戦後の高度経済成長を支えたトヨタ自動車の生産体制を紹介した。そこには、まさに失敗から何かを学び、希望を見出していく姿勢がある。「大切なのは希望をもち続け、それを自分で育てていくことなのです」。様々な事例と、その分析に裏付けられた教授の言葉である。


