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イベントレポートタイトル

2008年3月9日 開催

特別公開授業

くらしと政策~政策はどのように決まるのか~

慶應義塾大学 グローバルセキュリティ研究所所長
竹中 平蔵教授
秋葉原校にて

くらしと政策~政策はどのように決まるのか~

竹中 平蔵教授(たけなか・へいぞう)

一橋大学経済学部卒業。バーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策部教授などを経て、1998年に「経済戦略会議」メンバーに就任。その後小泉首相時代には経済財政政策担当大臣、金融担当大臣、総務大臣、郵政民営化担当大臣などを歴任する。退任後、2006年より現職。

対話や議論の積み重ねが経済学の“答え”を導き出す

第一線で活躍する経済学者であり、小泉内閣では財政や金融関係の大臣を務めた竹中教授。講義が始まる前から、竹中教授の話をぜひ聞きたいという塾生たちの熱気に教室は包まれていた。そんな中、颯爽と現れた竹中教授は、自身の生い立ちや経済学を志すことになったきっかけから話し始める。

そして話題は、経済と私たちの日常生活との関係へ。「みなさんが毎朝食べているパンの原材料は、海外から輸入された小麦です。その小麦は、円高になれば輸入価格が下がるし、穀物相場が上がれば値上がりする。パン一個にも経済が影響しているわけです。身近な暮らしの問題から考えを深めていくことができるのが、経済なのです」。

竹中教授の、熱のこもった言葉の一つひとつにうなずく塾生たち。さらには日本が高度経済成長を遂げた理由や、1990年代以降低成長が続いている理由を、経済学の簡単な理論の枠組みを使って解き明かしてくれた。「経済学の“答え”に絶対的な正解はない。だから友達やライバルと議論をしながら理論を鍛えあげていくことが何より大切」という言葉の通りに、講義も塾生たちとの対話スタイルで進められた。

塾生から意見を引き出し、一緒に考えながら“答え”を見つけ出していく。竹中教授は、経済を通して社会の仕組みや動きを探ることのおもしろさを塾生に伝えるとともに、経済学では“対話”や“議論”が重要であることを身をもって示してくれた。

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