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イベントレポートタイトル

2009年3月8日 開催

特別公開授業

くらしと経済 「日本経済はどうなるか ~日本経済とアメリカ経済~」

法政大学 大学院
小峰 隆夫 教授
早稲田塾秋葉原校にて

くらしと経済 「日本経済はどうなるか ~日本経済とアメリカ経済~」

小峰 隆夫 教授(こみね・たかお)

1947年 埼玉県生まれ。専門は日本経済論、経済政策論。
東京大学経済学部卒。経済企画庁に入庁。経済企画庁長官秘書、日本経済研究センター主任研究員、経済企画庁調整局国際経済第一課長、国土庁審議官、経済企画庁審議官、経済研究所所長、経済企画庁物価局長、調査局長、国土交通省国土計画局長、内閣経済総合研究所顧問、法政大学社会学部教授などを経て、現在法政大学大学院政策創造研究科教授。
著書は「日本経済の構造転換」(講談社現代新書、1989年)、「経済データの読み方」(日本評論社、1995年)、「日本経済・景気予測入門」(日本評論社、2005年)、「最新・日本経済入門」(日本評論社、2008年)など。

経済にも私たちにも「付加価値」が重要

「くらしと経済シリーズ」第5回目の講師は、政府の様々な役職を経て現在は法政大学教授、著書も数多い小峰教授。その活躍の幅広さに目を見張るが、当人にとっては全て同じ「経済学」という糸で繋がっているとのこと。

「業務内容や働く場所、地位は付随するもので、興味のある分野を突き詰めていけば道は拓ける。今ここに立っているのも、経済という分野を通じて出会いがあったから。どんなことに関しても、行動するかしないかで行く道は変わります」と、これから大学を経て社会にはばたく参加者たちへのアドバイスから講義は始まった。

そして、「社会に出ることは、経済の歯車になること。世の中のものは全て経済に関係していて、みんなも経済活動をしているんです。だから、経済のことはある程度理解していないといけません」と、そのまま経済学の話へ。詳細なデータと身近な例を交えて、経済の構造や流れなどの基本事項を説明。経済活動で重要なのは、所得を生み出す「付加価値」だという。それを通じて、「聞いたことを考え深めて、どれだけ自分に価値を付けられるか。付加価値は、皆さん自身にも当てはまる大事なものです」と語る。

その後、「サブプライム」や「リーマンショック」、「定額給付金」など、昨今よく耳にする国内外の経済キーワードを解説、教授独自の見解が示される。こうして自分の視点で意見が出せるのは、経済学を突き詰めてきたからだという。

最後に「学問は忘れてもいい。その中に砂金が残っていて、それを忘れないのが尊い」と太宰治の言葉を要約して紹介。小峰教授にとっての経済学である“砂金”を見つけて突き詰めてほしいと締めくくった。

専門分野を時間目いっぱいに語った小峰教授。講義後には、経済学についてと教授の経験について、2つの視点からの質問が挙がる。参加者たちにとって、あらゆる点で興味深い内容の講義となったようだ。

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