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イベントレポートタイトル

2009年10月11日 開催

特別公開授業

「医療を志すあなたへ」

日本赤十字看護大学
中木 高夫 教授
早稲田塾新宿校にて

「医療を志すあなたへ」

中木 高夫 教授(なかき・たかお)

1948年生まれ。1973年3月、京都府立医科大学卒業。内科医(消化器)。1976年4月、滋賀医科大学医学部附属病院勤務。滋賀医科大学医学部附属病院創設時に診療記録システムをはじめ、病院内のさまざまなシステムの開発に関与。その集大成として1987年から病院情報システムの開発を行う。1994年4月、名古屋大学医療技術短期大学部教授。1997年10月、名古屋大学医学部保健学科教授。2002年4月より現職。
主要所属学会:日本看護診断学会、日本看護研究学会、日本看護科学学会、日本保健医療行動科学会、日本医療情報学会、他

“Not 4 years but 40 years”―看護師は知的専門職である

「医師ですが、頭の中はほとんど看護です」
と、中木高夫教授は笑顔で参加者たちに語りかけた。
看護師の奮闘を描いた人気コミック「おたんこナース」などを例に挙げ、看護師の仕事をわかりやすく説明していく。

かつて中木教授は、医師として隣にいながら、看護師が本来何をすべき人なのかをわかっていなかったという。しかし、アメリカ看護師協会による看護の定義「看護とは実在または潜在する健康問題に対する人間の反応を診断し、治療することである」この言葉を知ったことがきっかけで、看護というものに興味を持った。

「医者は、“病を診て人を診ず”と言われることもありました。確かに、医師として重病患者の方と向き合っているとき、治療法のことで頭がいっぱいになってしまうことも事実です。でもそうなってしまったとき、看護師さんが“人”のほうを担当して診てくれるなら、とても充実した状態で患者さんと向き合うことができる。この定義はすごいなぁと思ったのです」

最後に、とある米国の医学校の玄関にかがげられてる、“Not 4 years but 40 years(4年間だけでなくこれから40年間 )”という言葉を引用し、
「医学は大学にいる4年間だけでなく、卒業した後の40年間ずっと学び続けなければいけないもの。これは、医療職が知的専門職である証でもあり、従事する者たちの義務でもあります。ぜひ一緒に勉強しませんか?」
と、講義を結んだ。

中木教授の看護への熱い情熱が伝わってくる、濃密な2時間だった。

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