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イベントレポートタイトル

2010年2月28日 開催

特別公開授業

「経済を動かす単純な原理」くらしと経済シリーズ2010

慶應義塾大学 経済学部
櫻川 昌哉 教授
早稲田塾秋葉原校にて

「経済を動かす単純な原理」くらしと経済シリーズ2010

櫻川 昌哉 教授(さくらがわ・まさや)

1959年福井県生まれ。

専門:マクロ経済学・金融

略歴:早稲田大学政治経済学部卒。
大阪大学大学院経済学研究科博士課程単位取得中退。経済学博士。
大阪大学助手、名古屋市立大学講師、助教授、教授を経て、2003年より慶應義塾大学経済学部教授。2008年10月からグローバルセキュリティ研究所副所長を兼任。

著書:『金融危機の経済分析』(東京大学出版会)
『金融立国試論』(光文社)など

「バブル」で紐解く経済の仕組み

“経済は、「バブル」と「リスク」というキーワードで解説できる”という、慶應義塾大学の櫻川教授による公開授業。

まずは今回のテーマ・「バブル」について、NPO経済知力フォーラムの堀岡氏による解説からスタートした。

経済用語である「バブル」。その言葉の意味は「泡」。抽象的な表現から、複雑な意味を持つように思えるが、実は身近な1万円札などの「貨幣」が、その例だという。

堀岡氏は、国内外や時代によって種類が様々な紙幣を、実物とともに紹介。これらの“紙きれ”自体に価値はなくても、「国家が発行しているから“1万円の価値”がある」と、国民が漠然と信じ、お金として認めている。そのシステムが「バブル」であると解説した。

続いて櫻川教授が登場。「バブル」=信用に基づいて成立している貨幣を取り巻く、「インフレ」や「デフレ」、日銀の「金融緩和政策」や政府の「国債」発行について解説。その仕組みや経済状況における課題など、見解を述べていく。

「複雑な物事でも、本質を捉えて整理し繋げていくことで、実は単純なことだと理解できる」という考えのもと、経済を「バブル」から紐解いた。

最後、参加者から質問が矢継ぎ早に。「国への信用=貨幣の価値なら、多くの国が集まっているユーロの価値基準は?」といった質問から、「インフレにしたほうが経済状況がよくなるのでは?」「税率を上げれば、国債の発行が減るのでは?」といった意見までも飛び出し、教授と参加者の熱いやりとりが交わされた。

授業の終了後も、残って堀内氏の紹介した貨幣を実際に手にとって見ていたり、個別に質問をしに行ったりする姿が。参加者の理解と興味の高さがうかがえる2時間だった。

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