2010年3月22日 開催
特別公開授業
「日本経済と政府の役割」くらしと経済シリーズ2010
嘉悦大学 副学長
跡田 直澄 教授
早稲田塾秋葉原校にて

- 跡田 直澄 教授(あとだ・なおずみ)
1954年 愛知県生まれ
専門: 財政学、公共経済学
略歴: 大阪大学大学院修了後、和歌山大学、帝塚山大学、名古屋市立大学、
大阪大学、慶應義塾大学を経て、現職
著書: 「設備投資と企業税制」経済企画庁(共著)
「税制改革の実証分析」東洋経済新報社(共著)
「企業税制改革」日本評論社(編著)
「増税無用論」PHP研究所(共著)
「財政投融資制度改革と公債市場」税務経理協会(共著)
「郵貯消滅」PHP総合研究所(単著)
「利益が上がる!NPOの経済学」集英社(単著) ほか多数
元・財政関係者が語る、政府と経済
今回の授業は、嘉悦大学副学長の跡田教授。地方公共団体が管轄する公立大学と、国が管轄する国立大学、私立大学と、30年間にわたり6つの大学を渡って活躍、小泉内閣時代には財政に深く関わった経歴を持っている。
まずは自己紹介として、管轄の違う複数の大学に所属して実感した、国と地方の違いを語って、授業がスタート。政府の基本的な仕組みと目的、具体的政策や予算について、項目立てられたレジュメに沿って「政府の役割」という今回のテーマへ進む。
「法学」と「経済学」から見た定義の違い、「国の政府である内閣」と「地方政府」の制度の違い、「義務教育」と「大学教育」、サービスにおける公私の違いなど、例とともに説明が続く。子ども手当など、最近よく耳にする時事から、国債の具体的数字といった、高校生からは未知の領域まで、わかりやすい解説に、参加者は興味深く聞き入る。
レジュメの最後には「コギト・エルゴ・スム」―デカルトの「我思う、ゆえに我あり」という言葉が。「経済の答えは無限です。全ての事に対して、真に受けずに自分の目で確かめてください」と、最後にメッセージが贈られた。
質疑応答の時間には、ニュースで話題になっている公共事業について、内閣に関わっていた時代の政策についての質問が挙がる。タイトルにある日本経済と政府の役割について、当事者だった跡田教授だからこそのリアルで濃い内容の授業だった。
また、経済に関する全6回の「くらしと経済シリーズ」最終授業として、皆勤者に終了証が手渡された。壇上に上がった参加者たちは、以前よりも経済を深く理解できたような、満足げな表情だった。











