2010年6月13日 開催
特別公開授業
「世界基準の人になる」
立命館副総長
モンテ・カセム 氏
早稲田塾表参道校にて

- モンテ・カセム 氏(もんて・かせむ)
【国籍】
スリランカ【生年月日】
1947年7月29日生まれ【専門分野】
産業政策、環境科学、国土計画、都市工学、建築学【学歴】
1970年8月 スリランカ大学建築学科卒業
1972年9月 大阪外国語大学日本語プログラム修了
1973年3月 横浜国立大学大学院工学系研究科研究生修了
1974年3月 東京大学大学院工学系研究科研究生修了
1976年3月 東京大学大学院工学系研究科修士課程 都市工学専攻修了
1982年3月 東京大学大学院工学系研究科博士課程 都市工学専攻単位取得満期退学【職歴】
1972年1月 スリランカ工学技術公団デザイン コンサルト部(建築士)
1976年4月 マレーシア工科大学居住・建築・計画学部 常勤講師
1980年4月 三井建設設計部(建築士)
1981年1月 AUR都市建築コンサルタント(地域開発計画)
1985年2月 国際連合地域開発センター(UNCRD)主任研究員
1994年4月 立命館大学国際関係学部教授
1996年4月 立命館大学政策科学部教授(~2004年3月)
2000年4月 立命館大学国際教育・研究推進機構長(~2004年3月)
2004年4月 立命館アジア太平洋大学長
2004年4月 立命館アジア太平洋大学教授
2004年4月 学校法人立命館副総長 現在に至る
「技術」と「心」を兼ね備えたグローバルリーダーになる
どうしたら世界基準の人間になれるのか。
モンテ・カセム立命館副総長は、「まず、自分の目で見て、何が真実なのかを確かめることが大切だ」と切り出した。しかし、ここで注意しなくてはならないのは「目は錯覚も起こす」こと。その上で、冬枯れの風景写真をスライドに映し出した。「冬の原っぱには色がないと思ったら、それは間違い。こんなにたくさんの色があるではないか。慣れは恐ろしい。慣れを排除して、常に新鮮な目で見ることが大切だ」。“慣れ”とは、先入観、固定観念と言い換えてもよいのだろう。
続いて、氏が敬愛する明石康・元国連事務次長が挙げた、国際社会で活躍する人の条件を紹介。「知識、ノウハウなどの技術力だけがあっても、それを支える心、熱い思いがなくてはダメ。武道、茶道などという日本の“道”は、技術と心の融合を指し示している」という。キング牧師、マンデラ元大統領、ガンジー元首相……。技術と心を兼ね備え、多くの業績を残した著名人の名を列挙した後、「無名の人の中にも、世界基準の人がいます。それを見抜く目を持ってください」と、語った。
そして講義の最後に、「私は日本に惚れたから日本語を学んだ。惚れた日本と、貧しいアジアの国々を結ぶ架け橋になりたくて国連に入った。きれいな心を持って、やりたいことを真剣にやれば、ちゃんと見ていてくれる人がいます」と、講義を締めくくった。











