上田明尚 (うえだあきな)
- 第29期生
- 表参道校
──私の〈ハイスクールライフ〉
高校1年生のときは、勉強に対してあまりモチベーションが高くありませんでした。「人間」が好きだったのと、自分の内面について悩みを抱えていたことから、心理学を勉強したいと思っていましたが、高校ではいつも受験、受験とけしかけられるし、受動的な勉強におもしろさを感じなくなり……。高校2年生ではユニセフのリーダーシップ講座などの課外活動に力を入れたり、早稲田塾のキャリアデザイン講座に参加したりして、「自分探し」に集中していました。
──刺激的だった〈スーパープログラム〉
「スーパープログラム」への参加で、私の人生が変わりました。まず、公開授業でSFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)の冨田勝先生との出会いがありました。「学問は最高の贅沢だ」というのです。勉強がつまらないと感じていた私には大きな衝撃でした。この先生の下で勉強したいと思い、「スーパーバイオサイエンスプログラム(SBP)」に参加しました。内容は、プログラミングで遺伝子を解析するというものです。人間のDNAは30億の塩基対で表されますが、これはほんの1GB程度。それで自分たちが表現されてしまうという不思議さに魅了されています。
スーパープログラムでは好きなテーマをとことん追求しました。研究の結果、JSEC(Japan Science & Engineering Challenge)では基礎研究部門審査員奨励賞、日本進化学会では高校生ポスター部門最優秀賞を受賞しました。

──タメになった〈授業・カリキュラム〉
季節授業で設置されている「キャリアデザイン講座」では、徹底的に自分探しをします。自分はどういう人間か、どういうものが好きで、なぜ好きなのか、そこまで突きつめるのです。客観的な他人の意見を取り入れたり、心理学の手法を使ったりします。私は高校1年生のときからすべて参加しました。初めは高校生の段階で進路を決めるなんて早すぎると思っていました。しかし自分という存在が明らかになるにつれ、目的意識が明確になってくるのです。AO入試でもとても役に立ちました。キャリアデザイン講座は、高校生だけでなく大学生や社会人の方にもお勧めです!
──早稲田塾で〈学んだこと〉
自分から行動することで道は拓けます。キャリアデザイン講座では、署名運動を起こしたり教授に会いに行ったりと、問題意識が高く行動力のある人達、高校生とは思えないような活動をしている人達に出会えます。今の私にはそれが普通になりましたが、以前は気付きもしなかったことばかり。まずは自分が「やりたい!」と思うことに挑戦してみてください。本当に自分が好きなことをしている人は輝いていて、とても魅力的。一歩踏み出すだけで、可能になることがたくさんあるのだと思います。

──将来の〈夢〉
将来はバイオインフォマティクス分野の研究をしていきたいです。今、自分の研究の成果を、自分で英語の論文にまとめています。日本の高校生初の、国際学会誌掲載が今の目標です。論文を読んだり書いたりするため、研究者にとっては英語が必須。だから英語の勉強はしっかり続けています。授業では、ネイティブの先生によるすべて英語の授業、「プレTotal Immersion Class」がとても好きでした。
私の「現役合格アイテム」
ストラップ、賞状、写真
ストラップは、私の研究テーマである「終止コドン」の配列をイメージしてつくったもの。賞状は日本進化学会で頂きました。一緒に研究してきたみんなで撮った写真も宝物です。私は普通の高校生だったのに、スーパープログラムによって人生ががらりと変わりました。くじけそうになったときはこれらを見て自信を取り戻していました。


