田村祥子 (たむらしょうこ)
- 第26期生
- 自由が丘校
──[大学・学部を選んだ〈理由〉]キャンパスで理想の大学生に出会う
教師になることを考え始めた中3の頃から東京学芸大ひとすじ。実際に大学に足を運び、もう、ここしかない! と。高1でニュージーランドにホームステイし、教師であるホストマザーの指導から母国語教育の面白さを感じたことで、国語の教師という夢が具体的になったのも、後押しになりました。
また、学芸大にはアカペラのサークルがあるんです。歌が好きだったので興味を持ち、見にいってみると、皆がキラキラと輝いていた。ちゃんと勉強もして、やりたいことも楽しめる大学生活、まさに理想の大学生像が目の前にありました。心から憧れてしまい、とにかく学芸大に入りたい一心で何度もキャンパスを訪ね、道行く学生に話しかけて、どうやって学芸大に入れたのか尋ねたり(笑)。なりふりかまわず目指していました。
──[入塾の〈きっかけ〉]このままでは学芸大に入れない!
聖ドミニコ学園には中学から入りました。演劇部と華道部をかけ持ちし、勉強にはあまり力を入れていなくて、得意の国語や英語はまあまあながら、他はさほど……という状態。中でも数学が本当に苦手で、センター試験で必要なのにまったくわからない! このままでは学芸大に入れないと思い、高2で塾を探し始めました。
学校では周りの友達の多くが早稲田塾に通っていて、休み時間に英単語道場の教材を広げているのを見ていたので、身近な存在でした。他の予備校もきちんと検討した中で、現役生対象で面倒見がいい点が気に入り、夏休みに入塾を決めました。

──[オリジナルの〈勉強法〉]授業で知識を完成させる!
高2の間は演トレ指導をメインに。高3になってからは、パーフェクトリーディング、ハイレベル英文法・語法、国語、日本史、演トレ数学を履修。さらに選択テストでは現代文常識、日本史、倫理、数IAに挑戦するなど、一挙に科目を増やして塾に毎日通っていました。部活は終わったものの、委員会活動や、学外での子供会の指導などもあって、本当に忙しい日が続きました。
限りのある時間で膨大な量の授業内容を消化するために私がとった方法は、授業中に知識を完成させること。予習をしっかり行い、逆に復習は最小限で済ませるように。あとは選択テストでチェックし、苦手な部分を洗い出すことで効率的に固めていきました。このように塾ですべてをやってしまおうと、短時間集中型で対策を進めていったのです。
──[早稲田塾での〈生活〉]友達やスタッフが、勉強に引き戻してくれる
入塾した最初の頃は演トレ指導という、個別に近い授業がメインだったため、すぐには友達ができませんでした。そのことをスタッフに話してみたところ、共通する科目を受けている生徒を探して話しかければ必ず応えてくれるとアドバイスしてくれました。さっそく自習室で同じ授業をとっている生徒を見つけ、勇気を出して話しかけてみたのです。すると、すぐに打ち解けてあっという間に仲良しに。英単語や日本史の問題を出し合いながらゴハンを食べたり、一緒に勉強するように。その子とは大学生になった今でもいい友達でいます。
私は本当によく泣く生徒でした。何かあるとすぐにスタッフに泣きついて、たくさんの友達になぐさめてもらった。くじけそうになったときは、みんなが自分を勉強する姿勢に戻してくれました。最後まで受験に立ち向かえたのは、周りのみんなのおかげです。

──[私の〈受験ストーリー〉]起死回生の後期試験、9割クリア!
受験対策は着実に進んでいたのですが、センター試験で大失敗してしまって……。これでできなければ学芸大に入れない、という気負いで緊張してしまい、最初の英語がうまくいかず、そのあともすべて崩れて、トータルで514点という最悪の結果になってしまいました。
学芸大の国語専攻は二次が国語1科目のみ。ここで起死回生を図ろうと、泣きながら国語の先生に相談に行きました。センター得点の比率が低い後期試験を狙い、この点数でも二次で6~7割取れば受かるのでその対策をどうすべきか聞くと、いきなり一喝されたんです。それではセンターの成績が良くて前期を不合格だった受験生に完全に負けてしまう。だから9割とらねばならない、そのために面倒見ると言ってくださったんです。入試直前の本直<ホンチョク>という授業では、その先生の授業をとれるだけとって、毎日入試問題を解きまくりました。ある大学の問題で30字の記述があったら、それを100字にして解き直し、学芸大の対策につなげたりもしました。
前期もチャレンジしたのですが、当日思うように解答できなかったことで落ち込んでしまい、泣きながら塾に電話をすると、「後期に向けて頑張ろう、とにかく今すぐ塾においで!」と言われ、塾でスタッフや友達みんなに勇気づけられ、また頑張りはじめました。そのかいあって、後期では目標の9割をクリアできたんです!
──[後輩に〈ひと言〉]周りを大切に。そして、あきらめないこと
勉強は自分で取り組まなければなりませんが、私は一人で合格したわけではありません。たくさんの人に支えられる環境があったからこそ、この結果があるのだと思います。
私は本来、自分の内面のことを人に話すのは苦手で、問題を一人で抱え込むタイプ。でも、塾のみんなが私を信頼してくれたから、何でも打ち明けられるように。周りを大切にして一緒にやっていこう、そう思えたとき、私は変わったんだと思います。
だから、周りを大切に、そして、あきらめないで。その大学に行きたいと思うことは、止められません。一歩ずつ、みんなと一緒に進んでいってください。
私の「現役合格アイテム」
突破短冊、学芸大絵葉書、サイン入り写真、合格祈願
突破短冊は、面倒を見てくれたスタッフから高2のときにもらいました。「学芸大なんて自信ない」と言うと、本来は高3向けであるこの短冊を渡してくれ、すごく大切にしていました。
絵葉書は学芸大で売っているもの。キャンパスの写真が印刷されていて、ここに入るんだと毎日眺めていました。友達にメッセージを書いてもらい、お守りに。
写真は、大好きなミュージシャンであるホリー・ヴァランス。この人は子役からブランクの後に歌手になったのですが「好きなことをやるのは意義がある、周りを大切にして続ければいつか花開く」と言っていたのが心に残っています。ライブでサインをもらって、これもお守りにしていました。
そして、自習室の係の方が書いてくださった合格祈願。わざわざ大学の写真を取り込んで作ってくださって。いつも下敷きに入れて勉強していました。


