尾﨑 梓 (おざき あずさ)
- 第29期生
──[入塾の〈きっかけ〉]ネットで検索し、勇気を出して見学へ
中学から跡見に入り、軟式テニス部に所属して毎日テニスに明け暮れていました。部活一色の生活で、学校の授業以外にさほど勉強をしていなかったため、高校に進んで大学受験が近づくと段々と不安が募ってきました。中高一貫で高校から入ってくる人もいないので、レベルの高い外部生に刺激を受けるということがない。いくら学校の勉強ができても、自分の学習到達度がどれくらいなのかがわからない。また、理系を目指しているのに数学や理科は苦手で、文系科目ばかり得意。周りはどんどん塾に通って受験対策をはじめていく……こんな不安が重なりあい、アセって高2になる前に塾を探しはじめました。
部活が忙しかったので、最初はインターネットで調べることからスタート。塾通いは小学校以来のことで、部活ばかりやってきた私が本当に勉強の環境に入っていけるのだろうか? と不安で。そこで、さまざまな塾の中でも一人ひとりのサポートが充実している雰囲気をもつ早稲田塾に、勇気を出して見学へ。スタッフの丁寧な説明に接して、ここなら私にあった指導をしてくれると思え、急に不安が和らいできました。また、そのスタッフと塾生が親しげに話しているのを見て、こんなふうに塾にとけ込めたらステキだな~と、入塾を決めました。
──[私の〈ハイスクールライフ〉]塾・部活・学校……ハードだけれど効率的
跡見の軟式テニス部は活動がハードで、土日も練習があり、毎日夜7時頃までトレーニング。その上、私は高2でキャプテンになり、自分の練習だけでなく部の運営を中心になって行う責任を担ったので、テニスで頭も体もフル回転という状況でした。
一週間のうち部活の休みは水曜の1日のみ。塾に通うならそこをメインにするしかないので、この日にハイレベル英文法とハイレベル数ⅡBを連続してとり、英単語道場は金曜の部活が終わった後の7時半から受けました。まったく休みはないし、時間のやりくりが大変に。学校の授業も厳しく、特に英語などは予習が必要で、朝学校に行くと、予習が間に合わなかったクラスメイトが泣きながら準備をしている、という程。でも私には加えて塾の予習もあるから、休み時間のたびに少しずつ進めるなどして時間の使い方を工夫し、なんとかクリアしていました。
塾は私にとって、とても楽しい場所でした。英語のイディオム一つとっても、講師がそこから話を膨らませて解説してくれるなど、講義の内容が面白い。また、塾と学校の授業内容がうまくリンクして、互いに知識を補完しあってくれたので、実力向上につながった。時間的にも体力的にも大変でしたが、ロスはまったくなく、自然と良い循環が生まれました。

──[早稲田塾での〈生活〉]気づいたら憧れの塾生像に自分が……!
最初の頃は、教室の後ろの方に座って控え目に授業を受けていたのですが、いつも前の方にいる人たちが私のところに来て、「一緒に前の席で受けようよ!」と言ってくれた。前の席に座ったら、講師とのコミュニケーションも増え、授業がさらに楽しくなった。また、友達が質問に行こうと誘ってくれてさらに先生と仲良くなれたり……。そんなふうに友達と一緒に積極的に勉強していったら、どんどん仲間が増えて輪が広がっていきました。
それまで部活ばかりだった私は毎日勉強するように自分をもっていけるか自信がなかったのですが、塾に行くのが楽しくて自然と何時間も机に向かえた。これを助けてくれたのは周りの仲間たちだから、他の塾だったらできなかったかも。最初に見学に来たときに憧れた塾にとけ込む生徒の姿を、いつの間にか実現していたんです。
──[私の〈受験ストーリー〉]苦手な化学が理解できて加速!
理系なのに数学と理科が苦手で、特に化学がネックでした。テスト前に詰め込んでも問題が解けず、勉強の方法さえわからないというありさま。さすがに何とかしなければいけないと思った高2の秋、部活の後でも受けられる7時半からの授業があると塾の友達から教わり、すぐに化学を受講しました。すると、すごくわかりやすい授業で、あの苦手意識が嘘のよう。我ながら驚きでした。
高3になって受講科目を増やし、5月に部活を引退してからは勉強に専念。得意な英語を武器に、苦手な理系科目を重点的にカバーすべく受験対策を進めていきました。第一志望の東京理科大の理工学部は、数学が一番難しい数ⅢCのみの出題で、ひたすら恐怖……。でも、講師やスタッフから対策について逐一サポートを受け、過去問を研究しながら勉強を進めました。また、文字通りゼロからはじめた化学は、取り組むほど点数が上がり、メキメキ実力がつくのが自分でもわかった。
私が受験勉強で重視したのは“継続”。スポーツでも、その一日だけ必死でやって次の日休んでは意味がない。毎日取り組める頑張り方を見つけることが大切です。部活で自然と身についていたこの方法で、コンスタントに最後まで進んでいけたのが良かったのだと思います。

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]授業がきっかけで、夢は化学の研究者
やはり、一挙に目の前が開けた化学の授業が私にとって大きかった。実は高2のとき、マーク模試で偏差値が34だったんです……。でも、この授業で「化学がわかるんだ!」 と思えたことが、大学で化学を専攻する直接のきっかけに。本当に、最初の授業のたった一時間半でガラッと世界が変わった。
私が進んだ工業化学科は、理学部の化学科に比べてアプローチが実践的。受験で学んだものとは同じ化学でもかなり違いますが、早稲田塾の授業で身につけた化学に対する考え方が非常に役立っています。
大学に入る前は環境系の分野に進みたいと思っていたのですが、入学していろいろな研究室を訪ねるうちに、やりたいことがいろいろ出てきた。例えば、化粧品の開発について教授に話を聞くと、ファンデーションにナノサイズの微粒子を入れると光が反射して肌にツヤが出たように見えるとか、医薬品でも患部に塗ってから吸収されるまでの“ドラッグデリバリー”という効果など、いろんなことが化学の領域なんだとわかり、面白くて仕方がない。まだ入ったばかりなので、じっくり専門を探して、将来は研究者になりたいと思っています。
──[後輩に〈ひと言〉]センター試験後も気を抜かず“継続”!
毎日限界まで勉強する、というのは素晴らしいことですが、何よりも大事なのは“継続”だと思っています。特に、センター試験の直後は要注意! 皆、この試験を一つの大きな区切りとしてとらえているから、終わった途端に気力がフッと弱まってしまう。これが怖い。
1月の中旬に勉強の勢いが落ちてしまったら、2月の私大やその後の国公立二次にピークをもっていけない。私は講師からこの話を聞いて肝に銘じていたにもかかわらず、センター直後に気が抜けそうに……。ここで踏ん張らないと今までの頑張りが無駄になってしまうと、気をとり直したおかげで合格できました。現役合格は気力の勝負。モチベーションを高くもち、勉強を継続してください。
私の「高校自慢」
校舎を上から見ると、跡見の頭文字の「A」の形をしていますが、このことは跡見生の中でも意外と知られていないよう。有名なのが、挨拶の「ごきげんよう」。朝来てから帰るまで、ぜんぶごきげんようで、一日にたぶん12回は言うんじゃないかな(笑)。塾の授業が終わったときも、講師につい言ってしまって、かなり違和感があったみたい。そう言えば、私も中学から入学したときは、ちょっとそぐわない感じがありました。でも、今は「いい言葉だな~」って、しみじみ思っています。
私の「現役合格アイテム」
化学ミニノート
このノートは、講師が必須項目としてまとめてくれた用語の中で、覚えていないものをまとめました。猫のデザインなのですが、かわいいと気に入って頑張るかな、と。持っていて楽しいので、いつも横に置いて見ていました。






