青木大地 (あおきだいち)
- 第29期生
──[将来の〈夢〉] 集積回路を究め、設計したい
設計者である父親の影響を受け、中学生の頃からパソコンを組み立てたり、はんだごてを使って、電子オルゴールなどを自作していました。最初は分解や組み立てに楽しさを感じていたのですが、そのうちに集積回路の仕組みそのものに、興味を抱くように。
同時に、父親との“集積回路談義”を通じ「もっと深く技術を理解したい」と、のめりこんでいきました。“遊び”が“将来の夢”に変わり、高校で進路を選択する頃には、すでに「設計者」としての道を歩もうと、心に決めていました。
──[刺激的だった〈スーパープログラム〉] 東北大とのスーパープログラムで夢が確信に
高校進学とともに、受験対策として早稲田塾に入塾しました。なかでも進路選択に大きく役立ったのが、高2の秋に講師に薦められ参加した「スーパー ナノメカニクス プログラム」です。
早稲田塾と東北大学の連携プログラムで、ご担当は東北大学・原子分子材料科学高等研究機構の江刺正喜(えさしまさよし)教授。教授の指導を受けながら、ゲーム機器の分解を行うなど、光センサーを組み立てることで、集積回路の構造を学んでいきます。すべての機械やシステムが集積回路によって動作している事実と、その原理原則を改めて理解し「大学では絶対に回路を学びたい!」と。

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 塾仕込みの“論理展開術”で電通大に現役合格
「スーパー ナノメカニクス プログラム」の内容は超充実。屈指の教授の指導を受けられるばかりか、東北大学での実習キャンプ、産学連携の現場ということで、企業訪問なども体験できました。このプログラムを通して、国立大学ならではの設備や少人数制ゼミは研究に必要な環境だと思い、電気通信大学を第一志望に。受験では、塾の「ハイレベル数学」で学んだ“論理展開術”が大いに役立ちました。
「ハイレベル数学」の授業は、ただ数式を暗記するのではなく、「なぜそういう論理展開になるのかを、人に説明できるように解く」というのがテーマ。この方針に感銘を受け、授業は欠席することなく、毎週楽しみに受講していました。
途中、塾で定期的に実施している「クラス編成テスト」の結果が及ばず、クラスのレベルが下がってしまった……。でも、復帰をかけて「考えて解く」勉強スタイルを変えることなく、継続。そんな折、小テストで4回満点をとればハイレベルのクラスに編入できるチャンスが訪れ、意地で6回満点をとり、見事返り咲きを果たしました(笑)。
このときに、あきらめないで勉強を続け、常に論理展開を意識した解答づくりに励んだのが、合格に結びついたのだと思います。
さらに大学での専門教育が始まった今、とても役立っています。レポートを書く機会が多いのですが、物事の根本や原理原則を突き詰め、論理を展開していく習慣、学問の型(かた)がすでに身についているので、自信をもって取り組めます。
──[早稲田塾での〈生活〉] 計画を立て、生活する習慣は今も効果持続
早稲田塾で学んだことのひとつに、「スケジュールの立て方」があります。それまでは「計画を考える時間も惜しいや」と、目先の勉強を進め、時に睡眠時間を削ってテストを乗り切っていた。でもスタッフと共に「1週間の行動」をプラニングすることで勉強の効率があがり、睡眠時間も確保できるようになりました。
この習慣は、大学生になった今でも継続し、効果が持続しています。大学入学以来、毎朝新聞配達をしているのですが、1日の時間の使い方を決めて行動することにより、時間を有効活用できていると思います。

──[後輩に〈ひと言〉] 睡眠不足はNG。勉強とバランスよく
テストや受験前は、とかく睡眠時間を削りがちに。テンションが異様に上がるので、一時的には乗り切れますが、集中力や思考力は低下します。
1日のスケジュールを立て、勉強と睡眠時間をそれぞれ設定し、効率よく進めてください。
私の「県立海老名高校自慢」
行事が多い学校なのですが、特に文化祭や球技大会は、盛り上がります。なかでも文化祭は、夏休みから準備をはじめ、すべて生徒が準備・運営をします。目玉は、フィナーレに打ち上げられる花火。アルミ缶を30万個集め、換金して花火代にします。
私の「電気通信大学 電気通信学部 現役合格アイテム」
高校時代に使った物理の教科書
物理が大好き。教科書は受け取った当日にすべて目を通し、読みきったほど。原理原則を確認するため、受験当日まで何度も何度も立ち返った宝物です。
















