荒井ちぐさ (あらいちぐさ)
- 第28期生
──[将来の〈夢〉] 弁護士として少年を犯罪から救いたい
夢は、弁護士になること。特に、犯罪に手を染めた子どもの人権を守り、事件の再発を防ぎたいと思っています。子どもの頃から人の気持ちや人との関わり方に興味があり、中学生になる頃には心理カウンセラーになりたいと思っていました。そして高校に進学して間もなく、いじめの被害を受け非行に走り、立ち直った経験をもつ女性弁護士の著書を読み、衝撃と感銘を受けた。「人が再出発できる機会を与えられるような、弁護士になりたい!」と、強く思うようになりました。
──[大学・学部を選んだ〈理由〉] 法律を学びたい! 外部受験を決意
母校・函嶺白百合学園高校は、白百合女子大学への内部進学率が7割を占める、小中高一貫の女子校です。同級生の多くは内部進学を目指していましたが、私は「どうしても法学部のある大学に進学したい」と思い、外部受験を選択しました。上智大学に指定校制推薦の枠があったので、オープンキャンパスに参加し、少人数制で授業を行っていることを知った。小学校以来12年間、少人数制授業を受けてきたので、「これなら、安心して大学生活を送れそう」と、上智大学・法学部に的を絞ることに。
とはいえ、残念ながら、法学部からの指定校制推薦はなかった。そこで受験方法を調べ、公募制推薦を知り、この方式での受験を決意。高校の評定は条件とされる4.0以上であったこと、「弁護士になりたい」という明確なビジョンがあったことが決め手となりました。

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 「英単語道場」でTOEICスコアアップ!
上智大学・法学部の公募制推薦では、評定や自己推薦書、小論文、面接の他に、資格としてTOEIC620点以上が課されます。しかし、高2冬の時点で、私の得点は580点と及ばず……。早稲田塾の「英単語道場」プログラムで、ひたすら「書く」「読む」を繰り返した。語彙数を増やしながら長文読解に慣れていくことで、出願の2か月前には640点まで点数がアップ。長文読解については、かなり力がついたと思います。文節で区切って速読するスラッシュ・リーディングの方法は、大学生になった今でも、自然と使っています。
──[私の〈受験ストーリー〉] 「論文作法」を通して“ポジティブな私”に
高2の秋に入塾し、推薦入試を意識して「論文作法」を受講していましたが、最初はほとんど書くことも、書いたことを伝えることもできませんでした。その“書けなさぶり”といえば、出だし3行を書き、そこでペンが止まってしまうほど。授業に出るのさえ嫌な時期もありましたが、そのままでは話になりません。講師のアドバイスをもとに、「内容はともかく、まず文字を埋めること」からスタートしました。
そうして3行が5行になり、5行が10行になり……。ようやく1枚を完成させる頃に、あることの必要性に気づきました。それは、「自分の意見をもつこと」。自分の意見がなければ、そこに主張はありません。それまでの私は、どちらかというと、自分を通すほうではありませんでしたが、「自分ならどう考えるか?」を常に意識し、新聞を読んだり、人の意見を聞くことを習慣づけていった。
徐々に技と自信をつけた私の最後の関門は、「人にわかりやすく伝えること」。この際、人見知りの性格も直したいと思い、生徒会に入ったり塾でも人前で積極的に発表することで、自分の苦手を克服していきました。
試験では、「いじめ」に関する新聞の特集記事を題材とした小論文が課せられたのですが、事前に練習をしていたテーマが見事的中!加えて、「論文作法」で「私はこう思う」という主張を明確に示す練習を繰り返していたので、落ち着いて論点を絞り、完成させることができました。書きたいことが、どんどん頭に浮かんでくる。入塾当初の私からは、想像もつかないほど。
今では大学のゼミや、ダブルスクールとして通っているロースクールでも、どんどん自己主張しています。論理的に説明することで人が理解してくれたとき、「やったー!」と嬉しくなるんですよね。

──[後輩に〈ひと言〉] 「もう遅い」は、始めるチャンス
受験勉強の際は、誰しもが一度や二度、スランプに陥ります。勉強したつもりでも進んでいなかったり、諦めそうになったり……。かくいう私も「もう遅い」と逃げ腰になるときがありました。しかし、講師がきちんと見抜いていた。「まだ時間はあるぞ」と励ましてくださった。「もう遅い」と思ったときは、始めるチャンス。限られた時間を有効に使って、受験に臨んでください。
私の「函嶺白百合学園高校自慢」
小学校から12年間の一貫校である函嶺白百合学園高校は、礼儀作法や校則がとても厳しい学校です。「ごきげんよう」と挨拶を交わすなど、言葉遣いも徹底しています。時には窮屈に感じてしまうこともありましたが、法律を学ぶようになった今では、社会の秩序を保つ法律や規定と同じように、校則もとても大きな役割をもっていたんだな、と感じます。
私の「上智大学 法学部 現役合格アイテム」
少年犯罪の本・志望理由書対策ノート・お守り・シャープペン
少年犯罪の本は、弁護士になりたいというモチベーションを支え続けてくれたアイテム。そして、自信を与えてくれた志望理由書対策ノートは、面接直前にも目を通しました。また、スタッフからいただいた太宰府のお守りと上智大学のシャープペンは、今でも手放せない受験必携グッズです。

















投稿されたご意見・ご感想(1件)
高橋 沙羅 さんのコメント
控えめな性格で御自分を主張なさる事が苦手でいらした荒井さんが、早稲田塾の「英単語道場」や「論文作法」などの指導を受けられ、御自分も遅く始められた受験準備への焦りや思う様に進まない受験勉強を克服されて、何事にも遅いという事はない、努力を惜しまない、負けない、という力を持たれ、本番でも、塾での先生方に指導頂いた事を全て生かして御自分の持てる力を出し切れた事は素晴らしいと思いました。 自分、一人では乗り越えられない大きな山も先生方が一緒になって考え、導いて下さったという事も荒井さんが希望を捨てずに頑張れた事に繋がっているのではないでしょうか。 私はこの春、高一になったのですが、今からでも遅くないのかと希望の灯が見えた気がする記事でした。
投稿者: 高橋 沙羅 | 2009年08月30日 10:46