小名木彩水 (おなぎあゆみ)
- 第30期生
──[将来の<夢>] 患者さんを精神的にも支える薬剤師
中学時代に、保健室の先生にお世話になったことがありました。以前から人の病を癒すこと、「薬」というものに興味があり、医療系に進みたいと考えていたので、薬剤師を志望するように。将来は病院に勤務し、医師には相談しづらいことも、患者さんから打ちあけてもらえるような存在になりたい。
──[私の<受験ストーリー>] 公募制推薦にチャレンジ。結果は吉!
もともと一般受験を考えて勉強を進めていたのですが、高3の9月の終わりに、数学講師に「推薦受けないの?」と聞かれ、「え、受けるものなんですか~?」みたいな(笑)。
薬学系の推薦入試は、一般選抜に近い。数学・化学・英語の学科試験があり、同じ日に面接を受けるというスタイルで、一般的に、志望理由書などは不要。医療系の一般選抜は、1週間の間に毎日本番が詰まったり、過密スケジュールになりがち。推薦で一校は押さえておかないと、キツイだろうなぁ。もしダメでも、予行練習になる。そんなことから挑戦を決心したのが、推薦入試の約1か月前でした。
学校からは、面接といっても、部活や高校生活のことを聞かれる程度で対策はいらないと言われていた。でも「なぜ薬剤師になりたいのか?」「薬について何か調べたか?」「推薦は併願になっているが、他にどこを受けるのか?」など、予期していなかった質問がバシバシ。わずか5分程度でしたが、ものすごく長く感じ、落ちたかも……と、泣きながら帰りました(笑)。ネット上で行われた合格発表を恐るおそる見たら、「アレ? ある! ウソ~~~ッ!」。

──[私を支えてくれた<先生>] ギャグ満載で、気づくと数学が得意に
高3の4月からお世話になった「ハイレベル数学演習IA・IIB」の講師は、ギャグセンスが最高で、解き方をわかりやすく印象づけてくださる。たとえば“ 等比数列”。「等比」を「頭皮」に見立てて「まずカツラを取ってあげましょう」から始まる。問題を解きほぐして解答を導くと、最後は「かわいそうなので、カツラをちゃんとつけてあげましょう」で締めくくり(笑)。笑っちゃうんですけど、強烈な印象が残るので、自分でも講師の言葉をたどって解き進めると、ちゃんと答えが出せる。苦手意識があった数学が、気づくとすっかり得意になっていました。推薦を勧めてくれたのも、この講師。本当にお世話になりました。
──[タメになった<授業・カリキュラム>] 魔法の化学計算で、目からウロコ
数学では1と0.98は厳密に違います。でも高2の秋からお世話になった「ハイレベル化学」の講師は、近似値を1つにまとめてしまう。化学式の計算で、分母と分子が限りなく近い場合、それを1にして計算したのち、後でちょっと欠けたところを付け足すことで、正解を導き出してしまう。この解法は、不思議だし新鮮で、目からウロコが何枚も(笑)。これで化学式の計算が、一気に速くなった。
もともと化学は面白いと感じていたのですが、この魔法の計算方法で、ますます好きになりました。

──[後輩への<ひと言>] 自分のマネージメント&道場は大切に
私大薬学部の一般入試は、他の学部に比べて、1月末から2月初旬と早い。友達の受験とタイムラグがあるので、友達づきあいを犠牲にしなければならない場面もあります。せっかくご飯に誘ってくれても、自分の勉強を優先。受験期は、自分の一生を左右する時期。周りに流されず、自力で乗り越えてください。
そして「英単語道場」は、大切に! 忙しい受験期に、週1回、せっかくの80分をムダにするのは、もったいない。一回一回を大切に、そして次の週に行われる復習テストでは、必ず満点を取る。大学に進んでも、文系理系どちらにせよ、英語を使う場面は多いので。
私の「都立八王子東高校自慢」
学校の雰囲気がすごくいい。友達が温かくて、困っているときは必ず助けあう。また、クラスの結束が固く、イベントのたびに盛り上がります。同学年に320人いますが、その約半分と友達になりました。先生も生徒も授業に一生懸命。高校生活には、いい思い出しかありません。
私の「星薬科大学 薬学部 現役合格アイテム」
自習室利用カード“MY REVOLUTION CARD”
自習室を使うと、1時間につき1つスタンプを押してもらえます。1枚のカードが埋まると100時間勉強したことになる。私は9枚ためたから、合計900時間。自習室は集中するには最高の環境です。これだけの時間を費やしたことは、それだけ勉強した証として、自信の源に。受験会場では、周りが皆、自分より出来るように見えてしまう。そんなとき、テープでとめてあるカードをビヨ~ンビヨ~ンと伸ばしては「大丈夫、カードも実力も、伸びてる伸びてる」(笑)と、自分に言い聞かせていました。
















