飯野貴明 (いいのたかあき)
- 第30期生
──[大学・学部を選んだ〈理由〉] 国立で、家から通え、現役にこだわると……千葉大!
人の役に立つ仕事がしたい、と考えてきました。文理選択前に迷ったのは、「法曹界で生きるか、医師として生きるか?」。後者は仁術。自分に合っているのは医師の道だ! と結論を出しました。
高1のときに病院ボランティアに参加したのですが、現場の医師たちは「経験を積むためには、少しでも早く資格を得て、医師になることが大事だ」とおっしゃっていました。国立志望で、自宅から通える場所、そして現役合格の可能性を追求したら、ターゲットは自ずと千葉大・医学部に絞られた。
医師国家試験は、孤独な挑戦だと思われがちですが、千葉大は学生同士が協力しあい、切磋琢磨して立ち向かう利点もあると聞いています。「千葉大学医学部開成会」という組織があり、先輩・後輩のつながりも強い。医師の道は、常に人間の生死と向きあう厳しい世界。患者さんやその家族から、あの先生に担当してもらえてよかった、と思っていただけるような医師にならなければ、と思います。
──[僕の〈ハイスクールライフ〉] 部長、指導者、そして受験に突入!
バドミントン部に所属し、高1の11月から部長を務めました。週3回、夕方6時までと、活動的にはヘビーではないけれど、好きだったから熱が入った。高2の11月に引退。そこから始まったのが、高3の5月にある運動会の準備です。運動会は完全に生徒主導で、先生方は一切口出しをしない。開催するしないも、生徒が決めます。毎年本気モードで開催されるのが、開成の伝統。他校の体育祭のような「楽しむ」「見せる」は一切なし。文字通り勝負をかけた競技大会です。僕は中1の指導チーフに就き、週6日、寝る間も惜しんで指導にあたった。受験に本腰を入れたのは、6月以降からです。

──[入塾の〈きっかけ〉] 自習室&スタッフで決めた早稲田塾
高1の4月に入塾しました。勉強は自分で出来ると思っていたので、一番必要だったのは、勉強するための環境です。早稲田塾の自習室は、勉強に最適だろうと、一目で気に入った。そして勉強で煮つまったとき、ざっくばらんに相談できる、生徒と距離の近い講師陣と、ケア・スタッフの充実ぶりで決めました。やる気をもって働きかければ、2倍、3倍以上のものが返ってくるところだった。
──[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 「医学部ユニット」で刺激を受ける
高3の6月から、「医学部ユニット」主導の、医学部対策に特化した化学と数学に参加しました。早稲田塾には、「現合ユニット特訓講座」、通称「ユニ特」という一日完結型の特別講座群がある。志望大学・学部別入試対策を、最適な時期に戦略的に開講してくれ、しかも塾生なら無制限に受講できる。校舎を超えて、志を同じくする仲間が集う機会でもありました。
自習にも限界があり、特にこの二教科は記述が多く、自己採点が難しかったので、講師に採点してもらいながら、相談しつつ勉強の方法を調整していきました。
特に印象に残っているのは、小論文の授業。本番の小論文では、自分の考えを述べることはもちろん、文章の型、論理の流れも重視されます。その点を踏まえて、書き方の指導を受けました。
また、専用ノートに「天声人語」の文章を書き写す、という訓練もした。1000字以上の時事系エッセイを写していくことを通じて、語彙や文章の型だけでなく、正確力、時間内記述力が身につきました。

──[オリジナルの〈勉強法〉] 塾生手帳「BOOK」でスケジュール管理
自分が何を勉強して、何をしていないか、常に全体を把握しておく必要があります。そのために、塾でもらった塾生手帳「BOOK」(ブック)を、最大限活用しました。その日やった勉強を、自習室や学校で、とりあえず広告の裏にメモ。それを帰宅して寝る前に、「BOOK」に丁寧に書き込む。すると、次の日にやるべきことが見えてくる。それをまたチラシにメモして、ちぎって筆箱へ入れておく。翌日は、この「やるべきことメモ」にそって勉強を進めていくという循環が、いいリズムを作ってくれました。
──[後輩への〈ひと言〉] 「何がなんでも、やるときはやれ!」
やるときはやるんです、何がなんでも。高1、高2の時期に、部活に打ち込むのもいい、遊ぶのもいい、それぞれやりたいことがあるはずです。しかし、本当に勉強をするときがきたら、すべてを捨ててやらなければならない。勉強にベストを尽くす最高の環境が、早稲田塾には揃っています。
自分の成果を振り返ったときに、目に見える形にしておくことも大事。ボロボロに使い込んだ参考書でもいい。僕の場合は、スケージュールを管理した塾生手帳「BOOK」が、「これだけ自分がこなしたんだ!」という証です。
私の「開成高校自慢」
いろいろな意味で、日本一の学校です。良い意味の放任主義で、自分がやりたいことを、とことんやれる環境がそろっている。部活でも、数学オリンピック、バンド活動、運動会、生徒会活動でも、なんでもいい。打ち込めば打ち込むほど、充実した高校生活となる。そうした先輩の後姿を見て、後輩が開成生の伝統を受け継いでいく。そして、各界に日本のトップランナーとして散っていき、卒業後も皆で助けあっていく絆があります。
私の「千葉大学 医学部 現役合格アイテム」
化学・数学の単語カード
暗唱用と記述対策に、自分が弱いところを重点的にカードに書き込んでいきました。記述の場合、すべてを覚えこむのは大変なので、黒ペンで書きつつ、最重要事項だけ青ペンで書き、そこが頭に浮かべば、自然と全体を思い出せるようにした。週1ペースで全カードに目を通し、その週できなかったところだけを抜き出して、リングでとめて持ち歩く。本番直前は時間との勝負ですから、自分の一番弱いところだけを厳選して、受験会場に持ちこんだ。ドンピシャで試験に出ました!
















