梅川 誠 (うめかわ まこと)
- 第30期生
──[将来の〈夢〉] ガン専門薬剤師としてチームを牽引したい
技師として病院に勤務する両親の影響を受け、幼い頃から医療関係の仕事に従事したいと考えていました。医療と一言で言っても、医師や薬剤師、看護師など、さまざまな職業があります。その中から薬学を志そうと決意したのは、早稲田塾で行われた特別公開授業がきっかけでした。
「薬剤師」と聞くと通常は、医師が示した処方箋に基づいて、薬を調剤するというイメージがあり、僕もそう思っていた。医療の発達に伴い、年々薬の種類は増えています。チーム医療の中で、薬剤師が医師や看護師をリードし、患者さんにあう薬の内容を提案していくことが増えているそう。特に“ガンの治療薬”については、一気に薬の種類が増え、高度な知識が求められている。このエキスパートこそが、時代のニーズであると知り、自分がなりたいと強く思いました。そして高3のときに、慶應義塾大学に薬学部が新設されたこともあり、一般入試で挑戦する覚悟を決めました。
──[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 化学は原理の理解と計算力で、敵無し
もともと化学は好きな科目だったのですが、早稲田塾で化学の講義を受講してから、あらゆる試験で「完璧に解く」ことができるようになりました。
化学の講義は常にアットホームで、クラスを“チーム”に見立て、常に教えあったり話しあったりする授業スタイル。講師ともよく“化学談義”をしていたことから、時には一緒に設問や解説文を考え、クラスの仲間に解いてもらったり、分子が結合する様を劇のように演じて説明することも。そんな経験から、化学については自信と実力がつき、模試では全問正解することができるように。
また講師から、常に計算式には単位をつけることを習慣づけるよう、アドバイスを受けたおかげで、計算ミスも未然に防げた。「原理の理解」と「正確な計算」で、受験本番も手ごたえバッチリ! 慶應をはじめとする薬学部の5連勝は、化学に勝因があったと思います。

──[刺激的だった〈スーパープログラム〉] 大学での合宿や学会で、やる気アップ
高3の8月に、東京理科大学と早稲田塾のコラボレーションによる「スーパー 生命創薬科学ワークショップ」に参加しました。2泊3日の野田キャンパスでのワークショップは、「小児用の風邪薬と大人用の風邪薬の違いは?」という出題からスタートします。この問いに答えるため、大学のゼミ生と一緒に、小児用風邪薬に含まれるアセトアミノフェン、大人用風邪薬を構成するアスピリンの原料を調べていきました。それぞれの原料により細胞がどう変化するかなどを実験し、子どもが大人用風邪薬の通常量を服用すると危険であることを立証できた。実験から立証にいたるプロセスには、大学院生からもアドバイスをいただき、実際の大学での研究を疑似体験することができました。
また、ワークショップ参加後に行われた、薬学関連の学会にも参加の機会を得て、ポスターセッションを経験。会場に訪れた大学教授や大学院生から、容赦ない質問も受けましたが(笑)、きちんと理論を説明し、理解してもらうことができた。学会に参加して研究成果を発表するなんて、高校生には滅多にないチャンス! 大学で学ぶことがリアルになり、期待とモチベーションがますます高まりました。
──[私の〈受験ストーリー〉] “嫌い”な科目こそ前向きに!
早稲田塾では多くの仲間や講師、スタッフと出会い、勉強内容について、相談しながら進めていきました。それまでは好きな科目を優先して取り組み、苦手科目は後回しにする傾向があった。「いずれやらなければならないこと。“嫌い”と思えば精神的に辛くなるから、前向きに!」とアドバイスを受け、考え方を変えるように。苦手な英語も、好きな化学の合間に必ず取り組むようにし、ネガティブな気持ちを抱かないよう工夫しました。
また、受験までの限られた時間をうまく使うよう心がけた。最寄駅まで向かいながら「今日やるべきこと」を頭のなかでシミュレーションし、休み時間に宿題のプリントを終わらせたり。時間をやりくりして、気持ちを切り替えることで、家ではテレビを見てゆっくりするなど、メリハリある生活が送れました。

──[後輩に〈ひと言〉] メリハリをつけ、充実した高校時代を
受験生は、どうしても「勉強漬け」の生活を余儀なくされます。でも、部活動など高校でしかできないことも、メリハリをつけながら、しっかり取り組んでください。
そして「休むこと」も重要。勉強するときは集中し、部活動や趣味なども思いきり楽しみながら、充実した高校生活を送ってください。
私の「日本大学豊山高校自慢」
素直で正直な生徒が多いことが、日本大学豊山高校の特長だと思います。中高一貫校ということもあって、中学から6年間、徹底した挨拶やマナーなどの指導も受けてきました。そのためか、校内では自然と挨拶が飛び交い、気持ちよく生活することができました。
私の「慶應義塾大学 薬学部 現役合格アイテム」
化学のプリントと英単語集
約500枚のプリントは、すべてファイリングし、いつでも見直せるようにしていました。なかには自分が作成したものも。それと医療系の英単語を掲載した単語集は、薬学部受験対策で大いに役立ちました。
















