重政真有子 (しげまさまゆこ)
- 第30期生
──[大学・学部を選んだ〈理由〉] 自由なイメージに憧れ、早大を志望
在野の精神ーー。自由奔放で、やりたいことをやっているというイメージの早稲田大学に、憧れがありました。“大学らしい大学”だな、って。兄も早稲田で、楽しそうに通っている様子からも「ここがいい!」。小・中・高一貫でのんびりきたので、思い切り元気のいい新しい環境にシフトしてみたいと思いました。
──[将来の〈夢〉] 英語教師になり、真の力を伸ばしたい
父の仕事の関係で、生まれてすぐにロスアンゼルス郊外に移住。10歳までロスにいました。英語圏で育ち、地元の小学校に通っていたのですが、そこで“移民国家アメリカ”を目の当たりにしました。アフリカ系、ヒスパニック系、アジア系、ユダヤ系、あらゆる人種の友達がいて、ごっちゃになって遊んでいた。友達の家に行くと、“におい”が微妙に違う。それぞれの国の文化・習慣が醸し出されていたのだと思います。
そんな経験を活かして、将来は英語の教師を目指したい、と思うように。日本語だけだったら、1億数千人としか話せない。また、これから日本の人口は減っていくけれど、英語には、無限の可能性が広がっている。日本人の英語ベタは、世界的にも有名。今後は小学校からの教育も加え、中高6年間も費やして、これではもったいない。もっと実践的に世界の人々とコミュニケートできる日本人を増やしたい、と思っています。

──[私を支えてくれた〈先生〉] 教養としての面白さに目覚めた古文
古文は苦手で、文法もやりたくないなぁ、と投げ出していました。高3の4月に入塾してからは、もう逃げられないぞ、と「古文特講」を受講。自信もないし、大丈夫かなぁと思っていたら、講師が開口一番「ゼロからのスタート、それでいいんだ!」と。それなら私でも大丈夫だと、その言葉を信じて必死にやりました。基礎の基礎から始めて、毎週の小テストも頑張った。
すると、受験用の勉強だと思っていたのに、徐々に古文そのものの面白さに目覚めた。その時代の人々の暮らし方やものごとの捉え方、感じ方が、今とまったく違って、コレは面白いな、と。例えば平安貴族の恋愛だと、「好き」と言わずに、どこまで自分の想いを手紙に託せるかの勝負。はっきり言えない、もどかしさを楽しんでいるよう(笑)。もっと古文の世界に触れたい、読みたい! 受験古文から、教養としての古文へと意識が変わりました。そのおかげもあって、1年で力をつけることができました。
──[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 帰国生の弱点を解消してくれた英語
帰国生だし、英語に慣れ親しんでいたつもりでしたが、いざ受験英語となると、話は別。英語でも日本語でも、日常会話で文法や構造を意識しませんよね。あらためて特定のイディオムの前置詞を四択で答えよ、と言われると戸惑います。それに、今では使わないような古い表現も、受験の文章にはよく出てくる(笑)。
当然だと思って使っていた英語を、受験では明確に意識する作業が必要になる。その点で、一文ずつ文法的に分解して読み解いていく塾の授業は役立った。英単語とイディオムは、「英単語道場」で徹底的に鍛え直しました。

──[オリジナルの〈勉強法〉] 『漫画世界の歴史』で流れをわしづかみ(笑)
高3の春、誕生日に『漫画世界の歴史』全20巻を、箱ごと買ってもらい、これが使えた(笑)。歴史は、字面だけを追っても、なかなか頭に入らないから、大きな流れをビジュアルでわしづかみ。繰り返し3回も読んだので、イメージしづらい人物も、絵でパッと浮かぶように。これで背景と大筋を把握し、後はプリントや参考書で肉付けしていきました。勉強の合間に、休憩もかねてよく読みました。
──[後輩への〈ひと言〉] 良い方法は取り入れつつ、ぶれない芯を
成績のいい子や教師、塾の講師などに勉強方法を教えてもらい、それをマネしては途中で投げ出し、また別のやり方をマネるという悪循環に陥ってしまう人が、少なからずいます。周りに流されずに、自分の勉強法を貫いてほしい。良い方法は大いに取り込みつつ、それでいてぶれない芯を持つことが大切です。
私の「高校自慢」
のんびりしていて、自然環境に恵まれて、とても落ち着く学校です。幼・小・中・高・大と一貫教育で、全部が同じ敷地内にあるから、色々な年齢の生徒や学生が入り混じっていて面白い。週一回の朝礼やクラス会の始まりは、校歌や「生活の歌」という学園の歌でスタート。年一回の音楽祭では、学年ごとに1~2曲合唱するのですが、午後の授業をつぶしてまで練習するほどの熱の入れよう。終わったあとの達成感は、格別です。
私の「現役合格アイテム」
エコウォーマー、ハイスクール・ミニアルバム
どちらも学校の友達からもらったもの。エコウォーマーとは、何度も使える携帯カイロ。ポケットに入れて、受験会場に持っていき、寒さでかじかんだ手と緊張した心を、暖めてもらいました。
アルバムは、友達との高校生活をまとめたもの。勉強に疲れると開いて、「皆も頑張っている、こんな応援してくれてるんだ」と思って、また勉強に戻る。受験会場でも見て「自分はひとりじゃないぞ!」とリラックスできた、宝物です。






