眞銅沙織 (しんどうさおり)
- 第31期生
──[将来の<夢>] 環境問題に関わる獣医に
高1の夏に2週間ファームステイに行き「牛がかわいい」と思ったのがきっかけで、獣医を志望するようになりました。一口に獣医と言っても、ペットの診療から食肉業者の処理施設や宇宙での動物の行動を調べることまで、仕事内容はとても幅広いんです。受験勉強を通じて知識を増やしていくうちに、食品残渣や産業廃棄物の再利用、フードマイレージに伴うCO2の削減を目指す環境保全に興味を持つようになりました。そして、自給率の向上と両立できる、都市型畜産に携わる仕事をしたいと考え、麻布大学を第一志望に。
産業動物の臨床が充実していて、直接動物とふれあいながら勉強できる利点や、ヒトと動物の共生を目指す「地球共生系」という大学理念に深く共感して、決定しました。
──[入塾の<きっかけ>] 目からウロコ! 化学の講義に惚れこんで
高3の春に入塾。高2の頃は他の予備校に通っていたのですが、公募制推薦を考えはじめたので、実績のある早稲田塾の門を叩きました。そのとき、「ハイレベル化学」の授業を体験したのですが、目からウロコが落ちた。教科書の内容をなぞるだけではなく、仕組みを噛みくだきながら解明していく授業展開は初体験。化学が楽しくなる予感がして、「よし、ここで勉強するぞ!」 と、入塾を決めました。

──[刺激的だった<スーパープログラム>] 最先端の研究への参加が大きな自信に!
高3の4月から8月まで、「スーパーバイオサイエンスプログラム」に参加しました。生命科学の先端研究に触れ、その研究に携わるための先行スタートを切ることを目的としたプログラムで、ご担当は慶應SFCの冨田勝教授。
実験でメタボローム技術を用いて、通常の涙と感情の涙の成分比較(代謝物質濃度の測定)を行いました。サマーキャンプでは、山形県鶴岡市の慶應義塾大学先端生命科学研究所で先行研究を見学・体験。それはもう、驚愕の連続でした! また懇親会では、先端研究に携わっていらっしゃる方々とバーベキューをしながらお話しする機会があって、自分の志望理由を話したところ、的確なアドバイスをいただけました。プログラム最後のプレゼンは、なかなかまとまらなくて投げ出しそうになったけれど、なんとか最後までやりきった。「これがクリアできたのなら、受験だって!」 と、大きな自信になりました。
──[オリジナルの<勉強法>] 詳細な日記で文章力と自己診断力アップ
中学から日記をつける習慣があったおかげで、文章を書くことは得意でした。だから、志望理由書を書くことにそれほど苦労はしなかった。日記には、勉強した内容や自分の勉強方法、その日講師に言われたこと、思いついたことなどを詳細に書き込みました。読み返すと、自分が進化していくプロセスが手に取るようにわかります。
面接のときに、志望理由から話を展開し、入学後に何を学び、将来何になりたいか、時間軸に沿って一本の筋道を立てて話していくのですが、そこで日記がとても役立った。読み返せば、全部書いてあるので。それに、今何をすべきなのか、何が足りないのかを、冷静に自己分析することができる。皆さんにも、日記をつけることをお勧めします。

──[後輩への<ひと言>] 大学受験は恋愛と同じ、かな
受験は、たとえて言うなら恋愛みたいなもの、かな。試験が終わって発表までの期間、私は大学のキャンパスに一人で行って、ベンチでお弁当を食べていました(笑)。合格後もオープンキャンパスに参加したり、研究室を訪問して、教授のお話をうかがっています。
複数の大学合同で主催する「進学相談会」には、ぜひ参加してください。 各大学のブースがあり、広報担当に出会えます。自分の名前を書くこともできるので、志望する大学の方に覚えていただければ、印象が良くなるかもしれません。
私は志望を麻布大学に決めて以来、すぐに行動に移しました。師事したい教授の講義を聴きに行き、地方での講演があるといえば、群馬でもつくばでも追っかけ(笑)。受験前に研究室の扉を叩いて「先生のもとで勉強したい!」と宣言した受験生は、私くらいなものじゃないかな?
私の「東洋英和女学院高等部自慢」
個性的な生徒ばかりで、一人ひとりが、のびのびと才能を発揮できる場所です。芸術系に向いた子がとても多いのも特徴。運動会のとき、好きな先輩から鉢巻をもらうのが習慣になっています。たいていスポーツ系の子が人気なんだけれど、なぜか私のもとにも二人の後輩が……。2つに切ってあげました。
私の「麻布大学 獣医学部 現役合格アイテム」
寄せ書きノート、熊の人形、牛の形の単語帳
塾や学校の友達、講師、スタッフ、自習室担当の方まで、あらゆる方からいただいた寄せ書き。オープンキャンパスで出会った教授からも、メッセージを書いていただき、「もう受かるしかない!」という気持ちになりました。
誕生日プレゼントにもらった緑色の熊の人形は、不安な夜に抱いて寝ていました。単語帳は、面接用の想定Q&A。本番で話す言葉が棒読みにならないよう、いったん覚えたら、少し時間をおく。すると、染み入るように自分のものになっていて、格好つけずに、素の自分を表現できました。
















