伊藤みやび (いとうみやび)
- 第31期生
──[早稲田塾での〈生活〉] 高2の12月から本気で取り組む
別の塾に行っていたのですが、高2の春に親が「早稲田塾はAO・推薦入試に強い」と聞き込んできて、転塾を勧められました。私は12歳までドイツで暮らしていたので、AO・推薦入試はその経験を活かせると考え、自分も納得して早稲田塾を選びました。
ダンス部の活動が週に6回あったため、最初は受講した授業は少なかった。授業数を増やしたのは、部活を引退して大学進学と真剣に向き合うようになった、高2の12月からです。
「EEC(Extensive English Class)」に入りたかったのですが、選抜テストに通らず、再度チャレンジ。2回目のテストで合格できました。2月からは、「AO・推薦入試特別講座」に参加して、塾にはほぼ毎日いくように。
英語はドイツでも教えられていたので得意だったのですが、EECを受講するようになってから、成績はグンと伸びました。周りがスゴイから、「自分もやらなきゃ!」とモチベーションが上がる。おかげで、英語には絶対の自信が持てるようになりました。
──[大学・学部を選んだ〈理由〉] 専門的でレベルの高い上智のドイツ語教育
外国語を極めたい気持ちがあって、学部は外国語学部と決めていました。学科はある程度話せるドイツ語学科に入り、余裕がある分をほかの言語の学習に回そう、と。その中で、上智大学は留学生が多いこと、キャンパスが一つで様々な学部の学生と交流できそうなことなど、いい点がいっぱいで、強い憧れがありました。しかも、ドイツ語教育のカリキュラムが専門的で、レベルが高い。「ここしかない!」と決めていました。
調べてみると、上智には帰国生入試(海外就学経験者入試)がある。でもちょっと特殊で、ある年は1人受けて合格者なし、またある年は5人受けて4人合格ということもあるらしい。定員が決まっていないし、受験者数が少なくて情報もわずか。正直なところ不安もあったので、11月にある公募制推薦入試の対策も始めていました。
もちろん、公募制もダメなら一般入試を受けるつもりで、勉強にもしっかり取り組んでいました。

──[私の〈受験ストーリー〉] 2か国語で混乱。面接に泣いたものの……
上智大学の帰国生入試は8月後半に出願、9月下旬に試験です。受験者数は4人でした。
課されるのは、小論文60分と面接。小論文は、言語や異文化に関する設問でした。「こう書こう」というのがポンと頭に浮かび、しっかり書けたのは、塾で鍛えられたおかげです。
一方、面接はひどかった~。面接官は4人で、うち3人が外国人。ドイツ語での質問にドイツ語で返すのが主だったのですが、ときどき日本語での質問も混じるんです。私はそれにドイツ語で返したのか、日本語で返したのか、わからなくなってしまい(笑)。そしてある問いに「わかりません」と正直に答えたら、それが最終の質問だった。「もうダメだ~」と落ち込んで、3日間ぐらい泣いて過ごしました。
発表は1週間後ですが、きっとダメだろうと思って公募制推薦入試の準備をはじめました。面接で答えられなかった質問についてレポートを書いたり、自己推薦書をまとめたり。そうやって気持ちを切り替えた……つもりだったのですが、発表の前夜は眠れませんでした。
当日の朝10時、携帯電話で確認すると……合格だった! 飛んで跳ねて「ギャ~!」って叫んでいました(笑)。とにかくうれしかった!
──[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 小論文講師の指導で、帰国子女の価値も発見
小論文の講師がとても熱心に指導してくださったことが印象に残っています。言葉で厳しく言われることは少ないけど、いい加減に書くとハッキリ点数に出る。ヘコむけれど、アドバイスをもとに書き直しを重ねていくうち、ポイントがわかるようになり、書く時間も短くなっていく。自分の実力が伸びていることが、実感できました。
夏休みには過去問題をすべてやり、何度書き直したかわからないほど。このことが、合格に直結したと思っています。
また、帰国生の意義を教えてくださったのも、この講師。異文化で生活していたからこそ持ちえる視点がある、と気づかせていただきました。すごく視野が広がりました。

──[塾に入って変わったこと] 自分を見つめ直して、成長できた
中学から日本で生活しはじめて、よかれ悪しかれ「帰国子女」という概念に縛られている自分がいました。人との距離の取り方の違いに戸惑って、自分が日本人なのか、よくわからなくなることもありました。実は、帰国生入試を受けようと決めるときも葛藤があって、「5年もいるのに、まだ帰国枠なのか」と悩んだり……。
でもAO講座で、自分がどういう人間なのか、見つめ直す時間が与えられました。自分の経験や将来やりたいことを突きつめて考えたことで、自分の新しい面を発見して自信が持てるようになった。内面的にも成長できて、これは早稲田塾のおかげだなぁ、と感謝しています。
私の「桐朋女子高校自慢」
どの行事にも全員がまじめに取り組むので、学校生活が部活のような雰囲気です。体育祭は1か月前から朝練があって、みんなキッチリやる。高3の思い出が勉強だけではないところが、いいですね。
私の「上智大学 外国語学部 現役合格アイテム」
英語イディオムのテキスト、小論文の答案、AO入試対策のノート
テキストは、高2と高3で使ったもの。付箋をいっぱい付けて単語を覚え、使い込んだおかげで成績アップ。友だちが表紙に応援のメッセージを書いてくれて、見るたびに励まされました。
小論文の答案も、がんばった証です。添削を経るたびの自分の成長がわかるので、今見ていても楽しい(笑)。
ノートは、面接で聞かれそうなことや小論文のテーマに関することを調べて書き留めたり、新聞の切り抜きを貼ってあります。これもかなりの時間を割いて作ったものなので、思い入れがありますね。
















