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西原 春夫

西原 春夫 名誉教授
早稲田大学
 

西原春夫(にしはら はるお)
1928年生まれ。早稲田大学名誉教授。専門は刑法。同大法学部に学び、同大大学院を経て、67年教授、72年法学部長、そして82年に総長に選出され、以降2期8年間、早稲田大学の顔として活躍。86年、早稲田塾町田校で講演したことをきっかけに、塾の必要性を実感。日本刑法界の権威であるとともに、日本私立大学団体連合会会長など、数多くの要職を歴任。著書は「刑法総論」、「刑法の根底にあるもの」ほか多数。

早稲田塾と西原先生の意外な関係

皆さんも一度は手にしたことのある「大学体感カリキュラム白書2001」のトップページに、 こんな一文が載っているのを読んだことがあるだろうか。

「……1986年、当時、早稲田大学総長であった西原春夫先生を、早稲田塾町田校へお迎えしました。 そのとき西原先生は、ヘルマン・ヘッセの小説『デミアン』より“星と一体になろうとした男”の寓話を例に引かれ、 『夢は信じきることで実現する』と塾生を激励、『大学と恋愛関係になり、相思相愛となることが現役合格の原点』と締めくくられました」   

早稲田塾の「大学体感カリキュラム」の原点は、西原先生のこのメッセージにある

早稲田大学総長を感動させた一枚の答案

「予備校の暗いイメージがないことに大変驚きました。みな熱心に勉強し、校舎に非常に活気があった」と、 西原先生は早稲田塾の第一印象をこう語る。  
その2年後、西原先生は[刑法]の答案に添えられた、あるメッセージを読み、大変感銘を受けたという。

「あのとき、先生に触発され、私は第一志望を早稲田大学に変えました。 私の高校はそれまで浪人も含め、 早稲田に入った者は皆無。その上、私は学校の成績も悪く、つまらない校則や教師の偏見に腹を立ててばかり。先生からも「 要注意人物」と名指しされていた生徒でした。そんな私がだれも予想もしなかった早稲田大学へ現役合格を果たした。その火付け役となったのが、 名門でもなんでもない、ただの町塾の私たちに向かって、心からがんばれ、と励ましてくれた西原先生の姿でした」

それは先年、西原先生から激励された早稲田塾の卒業生の答案だった。
「早稲田塾は公教育のかたわらにあって、一人の殺されかけている生徒を救い出し、能力を発揮できる場所に引っ張り上げた。 私はそのことに大変感銘を受け、以来、早稲田塾の教育方針に敬意を表するようになったの

「21世紀のアジア」を語ろう

さて、特別公開授業のテーマは「21世紀のアジア」。
西原先生は早稲田大学ヨーロッパセンターの館長として、 ドイツに赴任中、欧州統合という歴史の大転換を目の当たりにされた。「日本とアジアの将来について深く考えるいい機会だった」という。

「これまで日本が取ってきた“アジア―太平洋”という枠組みは、将来の世界秩序を考えると、共同体としてはあまりにも広すぎ、多様すぎる。 もう一度、アジアの枠組みを考え直す必要があります。21世紀は、「アジアの中の日本」というものを体系的に学んでいくことが大切です。 早稲田塾の皆さんとぜひ、これからのアジアと日本について語りたい。4月21日、新宿校でお会いできるのを楽しみにしています」

こんな生徒に来てほしい

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