志望理由書に必要な要素4 大学での学び ~パート2~
④オープンキャンパス
大学選びでも大変有効。何をどうするのかは「問題意識パート3」にあるとおりでいい。
⑤シラバスを読む
シラバスとは大学教員が行う授業内容を示した計画書。冊子として学生へ配られる。また、学生は多くの場合、履修の確認などで窓口で閲覧できる。それを高校生が見られるかというと、多分大丈夫だ。志望校の入試窓口(入試課など)に電話すれば、以下のような対応がおおよそなされるであろう。
ⅰ)大学のしかるべき窓口に来れば閲覧できる
ⅱ)大学がシラバスを送ってくれる(有料の場合あり)
ⅲ)大学が受験生用に作ったダイジェスト版を送ってくれる(だいたい無料)
ⅳ)ネットで見られる
このうちⅳ)が、最近飛躍的に増えてきた。例えば慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部は http://vu9.sfc.keio.ac.jp/project/view.htmlで見ることができる。
ただしシラバスは、用途の性質上大学生向けなので、高校生ではわかりにくい可能性もある。あくまでも志望大学でどのような先生がいらっしゃって、自分のやりたいことがそこで実現可能か、の目安をつける資料として位置づけておいた方がいい。その上で先生の名前をGoogleなどで検索し直し、先生個人のWEBサイトがある場合はそこへ行って、さらに詳細な情報を得るといい。
⑥大学の先生へ直接尋ねる
知り合いも機会もないという人にとって一番いい方法は、電子メールを出すことだ。最近はウェブページをもつ教員が増えていて、アドレスも結構公開している。特に但し書き(「ゼミ生に限る」など)がないまま公開している場合は、「送ってもOK」と解釈してよさそうだ。
ウェブやメールなどを整えている教員は、筆者の取材体験から推し量っても、レスポンス(反応)の早い方が比較的多い。「大学の先生だから手紙できちんと……」というのも一つの考え方だが、近年では個人宅の住所を公開しない場合が多く、必然的に大学(学部・学科)気付となって、本人に渡るのに時間がかかったり、何らかの事故で伝わらない恐れがある。
この場合に困ってしまうのは、教員が返事をしたくなくて返ってこないのか、渡っていないから返事がないのかわからない点。まさか「手紙は届いていますでしょうか」という手紙も書けないので。そこでもメールは比較的安心だ。
「大学の先生だから手紙できちんと……」という考えの底流には、電子メールでは失礼ではないかという感覚があるだろう。なるほどその危険性は排除できない。しかし上記理由や、相手(教員)の利便性から考えても、今の時代はメールで構わないというのが筆者の見解だ。
ただし、メールだから気楽な文体でいいとはならない。といって「メールは利便性が高い」という性質上、荘重すぎたり回りくどかったり長すぎるのは考えものだ。そうした、いわゆる「長ーいメール」をもらった時の気分を思い出せばわかる。
そこで「拝啓」から始まる最低限の手紙の形態を最初は取ろう。
拝啓。時下益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。さて私は
ぐらいで。そこから続く内容は端的に質問もまとめて答えやすくしておこう。
⑦グッドプロフェッサーを活用する
早稲田塾が提供している情報サービス である。このコーナーを活用できるポイントは以下のとおり。
ⅰ)300人以上の先生が登場
必然的に多くの大学のさまざまな学部・学科を調べられる。現時点で60大学以上が大学別に検索可能だ。
ⅱ)わかりやすい
取材記者が「高校生にもわかる内容で」を前提に書いているため、シラバスではイメージできない研究内容が高校生にもわかる。
ⅲ)URLを付記してある
紹介させていただいた先生へ許可をもらったうえで、研究室のサイトなどを掲載している。そのなかに、連絡先としてメールアドレスを公にしている方もかなりいる。つまりグッドプロフェッサーの記事を読んだ人が、そのアドレスで何らかの質問なりをしてきてもOKという意味だ。









