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AO・推薦入試対策 志望理由書編 【早稲田塾】

桜美林大学AO入試自己申告書

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求められている意図は次の通り。

桜美林大学の学群およびコースを志望するにあたって、これまであなたの特筆すべき業績・特徴・体験などについて、どの点が優れているのか、あるいはユニークなのか、どのようなことに苦労したのかなど、1,200字~1,600字程度(日本語)で極力具体的かつ客観的に申告してください。その際、今まであなたが学んできたこと、身につけてきたこと、体験してきたことを志望する学群、コースでの学習や課外活動にどのように活かそうとしているのか、あなたの抱負も盛り込みながら、具体的に説明してください

屈指の難しさである。順じひもといていこう。

①桜美林大学の学群およびコースを志望するにあたって
同大は、多くの大学が「学部」とする位置に「リベラルアーツ学群 ・人文科学系科目群」「総合文化学群」「ビジネスマネジメント学群」「健康福祉学群」がある。その下の「学科」相当部分が、「リベラルアーツ学群 ・人文科学系科目群」ならば「社会科学系科目群」「自然科学系科目群」「学際・統合科学系科目群」とあり、さらに専攻プログラムにわかれる。「総合文化学群」は「専修」、「ビジネスマネジメント学群」は同名の学類下に「コース」があるなどかなり複雑である。したがって「あたって」を書くには、志望の学群、学類、科目群、コース、プログラムなどを正しく把握しなければならない。

②あなたの特筆すべき業績・特徴・体験など
業績は客観的に結果を残せる体験が近い。特徴は体験自体のユニークさや過程の面白さ。「体験など」はその他となる。「特筆すべき」は次の③の文言とほぼ同一と考えてよさそうだ。別紙の「活動報告書」に記した内容と重複しても構わない。

③どの点が優れているのか、あるいはユニークなのか、どのようなことに苦労したのか
すなわち②の「特筆」とは「優れている」(「業績」に近いと思われる)、「ユニーク」(同じく「特徴」)、「苦労」(全部。ただし「体験など」で「優れている」「ユニーク」に相当しない場合はここか)であろう。ハッキリ区別する必要はないものの、あいまいに書き進めてしまうと全体像がぼやけてしまうので、「取りあえず私は『業績』の『優れている』でいこう」といった方針を立てて、そこを柱として進めていくといい。「1,200字~1,600字」はかなりの分量なので、方針なしで突き進むと、くだくだしい文章になりかねない。

④極力具体的かつ客観的に申告
文字通り「優れている」「業績」があれば、苦労なく「具体的かつ客観的」になろうけれど、「ユニーク」「苦労」は意外と難しい。「客観的に」とは初対面の相手に説明してもわかるように、といった意図でとらえればいい。「具体的」もできる限り読み手がイメージしやすい言葉を用いてほしいようだ。「部活をまとめた」ではなく、「52人いる部員をまとめた」ならば「具体的」になるし、「まとめた」でなく「部員の活動を下支えするマネージャー5人のまとめ役を自覚して」だと客観化できる。この場合も「自覚して」があいまいといえばあいまいだ。しかしそこは自己評価でいい。 「苦労」の「具体的かつ客観的に申告」も結構難しい。文字通りそうしてしまうと「一人だけ反対意見を述べた山田太郎を311教室へ呼び出して……」といった記載になる。むろんそれを求めてはいない。だが書き上げていく過程では、そうした具体的事例を文中に残していった方が後々まとめやすい。

⑤あなたが学んできたこと、身につけてきたこと、体験してきたこと
「業績・特徴・体験」から「優れて」「ユニーク」「苦労」に分類する作業を②から④まで行った。それを「学んできた」「身につけてきた」「体験」のどこに反応させるかを合わせていく。②と⑤の両方に「体験」という言葉があるが、出題者に大きな意図はない(違いなど)と考えてよさそうだ。

⑥志望する学群、コースでの学習や課外活動にどのように活かそうとしているのか
②から⑤までで織りなしたストーリーを①に戻していく。この場合は先に①を決めて、それにふさわしい「業績・特徴・体験」をこれまでの人生から選び出すというのがオーソドックスであるけれど、必ずしもそうする必要はない。②から⑤までで編んだ話は、出来がよければたいてい①のどこでも一定の説得力を持つからだ。 「課外活動」が意外という志望者も多い。圧倒的多数が「志望する学群、コースでの学習」へ「どのように活かそうとしているのか」を書く傾向がある。それでいいだろう。無理して「課外活動」中心に論じる必要はない。

⑦あなたの抱負も盛り込みながら
一番ハッキリと示せるのは将来像である
必ず職業を明記せよとまではいわない。ただ明記できる程度に考えておいた方が⑥を満たすには便利であるのは確かだ。

著者紹介

【坂東太郎】

毎日新聞記者などを経て現在、早稲田塾論文科講師。 現在、日本ニュース時事能力検定協会監事を務める。 著書に『マスコミの秘密』『時事問題の裏技』『ニュースの歴史学』など。

※「志望理由書対策入門」の内容は、早稲田塾生専用サイト「マイページ」にて15回分早く連載されています

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