横浜国立大学経営学部の推薦入試
公募型。条件として「学習成績概評がA段階」がある。評定平均で4.3とみなしていい。また1校2人までと推薦人数が決まっているので、公募型でありながら志望者の高校内の状況によっては推薦されない可能性がある。
1)横浜国立大学経営学部を志願した理由
A4のルーズリーフ式横書きで11行。のちに「学科で学びたいこと」が聞かれるので、重複しないよう、あくまでも学部を目指す理由を探し出して、見つけて書かなければならない。
2)推薦入学を志願した理由
A4のルーズリーフ式横書きで13行。この項目をこのぐらいの多さで問う志望理由書はかなり珍しい。したがって、多くの人が短いまま苦闘するか「ありきたり」へ陥る。例えば
単に成績だけではなく、こうした志望理由書に表現できる熱意や面接で自分を見ていただける形式がこれまで○○をしてきた自分にとって最適だから
といった内容だ。
経営学部の場合は学校の成績がかなり高めに設定されているため、「単に成績だけではなく」はさほどの説得力を持たない。○○部分の自己評価も、他の項目で使用する実績なり成果と重なりがちだ。といって「学校の成績が良くて受ける資格が転がり込んだから」と書くわけにもいかない。どうしても上記程度にしか書き進めない場合は、筆をいったん止めて他の項目を先に仕上げた上で、改めて考え直した方がいい。どう書いても、誰もが似たような内容になりがちな部分ではある。といって、そうなっていいと安心するわけにもいかないから厄介なのだ。
3)志望学科への興味や大学で学びたいこと
「志望学科」の方は大学研究を熱心にすれば、具体的な記載にそれほどの苦労はあるまい。問題は「大学で」の方である。その理由は次項で。
4)大学生活に期待すること
3)の「大学で学びたいこと」とどう違えたらいいですか、という質問を多く受ける。しゃくし定規に述べるならば、3)はあくまでも学びで、4)はそれ以外となる。しかし大学側が、4)に「充実したサークル活動」のようなことを書いてもらいたいのかというと、違うであろう。同大はカリキュラムの柔軟性が比較的高く、留学などのチャンスにも恵まれている。そうした多彩なメニューから、特に気になるものを見出して「期待」してみてもいい。……となると、今度は「1)の「横浜国立大学経営学部を志願した理由」と内容がかぶる」と困る人が出てくる。
このあたりの問題は、同学部のように各項目を明確にしている志望理由書ではよく起こる。どうにもまとまらない場合には、書くべき内容を箇条書きにして、最もふさわしいところへ振り分ける方法を筆者は勧めている。
5)将来の希望・進路
大学院進学にせよ、具体的な将来像はあった方が書きやすい。大学に入る前に決められないという本音はわかる。具体的な職業でなければならないという縛りに、抵抗を持つ人もあろう。人生の「希望・進路」イコール職業・職種ではないのだから。しかし、現実問題として何かを決めて書かないと、筆が進まないのである。この際「大学受験の段階で職業研究をするのもいい機会だ」と前向きにとらえて、大学案内にある卒業生の声などを足がかりに、仮決めして書いてみよう。もちろん現段階で、明確な「希望・進路」があればそれでいい。ただし進学希望の学科との、最低限の整合性は取らなければなるまい。









