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ワセダネ 【早稲田塾】

ペンは脳よりも強し

テストが好きという奇特な人、いますか?もしいらしたら、以下の文章は読まなくてもOK!
学生生活(特に試験前)を楽しめるでしょうっ!

テストが嫌いな人、とりわけ記述するのが嫌いという人、なぜ嫌いなのかを考えてみよう。
意外と、「苦手」と「嫌い」を混同していないかな?

「苦手」なものは「嫌い」と思いがちです。
いくらやっても上手くいかないのだから、だんだんとやる気が削がれてしまって取り組まなくなる。
そうすると、人間は不思議なもので「やってみたい」と考えていたことすら「嫌い」と認識してしまう。

「苦手」を「得意」にできる工夫があれば、「嫌い」を「好き」に変えることができる。
そうすれば、今までは感じることができなかった楽しみが見つかります。
僕自身も、勉強をする中で「苦手」が「得意」になる瞬間を経験したことがあります。

高校3年生の11月、僕は世界史が「苦手」でした(そのため、当然の如く「嫌い」でした)。
勉強をする時になんとなく気持ちが敬遠しがちで、
教科書や参考書を読んでいてもあまり身が入りませんでした。
ある日曜日、センター試験の過去問を解いてみたら、36点でした。
愕然として、思わず採点を2回やり直して2桁の足し算を筆算していました。

しかし、36点。

思わず頭を抱えてしまいました。同じ年度の英語と国語を解いてみたら、それぞれ200点、154点。

「なぜ」世界史だけこんなに点数が悪いのか。必死で考えました。
選テは毎回受験してきて平均すると90点近くを取ってきていたので、全く勉強してこなかったという
つもりはない。「なぜ」なのか。2時間、ひたすら自習室の机で考えてみました。

その時、ふと気づきました。
英語や国語は、問題を解いたりメモをしたりするノートを作ってあるのに、世界史にはない。
それは「勉強法が違うから」と考えていたが本当にそれだけのことなのだろうか。

そもそも、自分は世界史という科目を嫌っているのではないだろうか。
あえて擬人化して書くと、英語や国語は愛している(?)けれど、世界史には愛がない。

だから、勉強も形ばかりのものになっていて、時間や労力を割いてもできている実感にならず、
いつしか「苦手」になっていたのではないだろうか。

勉強する科目が人を嫌ったりはしません。人を苦手と感じたりはしません。
人が科目を嫌って、苦手にしてしまうのです。

そう気づいた僕は、まずは世界史に愛情をもった勉強をするようにしました。
①ノートを作った
②とにかく手を動かしてメモをしまくった
③分かりきっていることや知っていることでも、
分からないことや知らないことと一緒に出てきたら書きまくった
④教科書や参考書に登場する世界史上の人物になりきってみた

こうやって、手や身体を動かして取り組むうちに、不思議と世界史を「楽しむ」ことができていました。
問題を解くときに今までだったら諦めてしまっていたような時も、正解ではないことは明らかだけど
関連している事項を書き出してみたりして正解がひねり出せる、といった粘りが出てきました。

こうなると、点数も上がっていきました。
センターの過去問を本試・追試すべて解いて準備をしていき、本番で80点をとることができました。

この瞬間、世界史は「苦手」から「(まあまあ)得意」になり、「嫌い」から「(まあまあ)好き」になりました。

このきっかけは、手を動かしたことです。
頭の中で考えて整理して終わり!、ではなくて手を動かしながら考えるようになったこと。
そのおかげで、今までは出てこなかったような記憶が頭の中からひねり出せるようになって、
俗に言う「頭の回転」が世界史の勉強をする時によくなりました。

記述の勉強や、小論文、そして天声新語。どれも、「考えたこと」を書くということです。
でも、「考える」ことは自分の知識を基に行われます。自分の知識をどれだけ搾り出すことができるかで、どれだけ考えることができるかは決まります。

逆説的に聞こえるかもしれないけれど、「考えた」ことを「書ける」のではなくて、
「書いていく」うちに「考える」ことができるのです。
書き出していくことでより多くの自分の知識が出てきて、整理されて、
より深く・広く考えることができるようになります。

高3生の入試での論述。高1・2生の天声新語コンクール。
まずは、手を動かして書いてみてはいかがでしょうか。
「ペンは、脳よりも強し」
です!

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