模範解答が正解ではないことを知ったAO入試で、人間的に成長できた
中澤 彩恵さん(なかざわ さえ)
通塾情報
出身校 | 池袋校 |
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出身高校 | 青山学院大学系属浦和ルーテル高校 |
部活 | 書道部 |
タイプ | AO・推薦入試対策が目的 |
夢・目標 | 公認心理師 |
進学情報
受験方式 | 公募制推薦 |
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大学 | 早稲田大学 |
学部 | 人間科学部 |
――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】FACT選抜の指導実績がある早稲田塾を選んだ
ずっと医学部志望で、一般受験を目指していました。しかしコロナの自粛期間に「私は本当に医師になりたいのか?」と自分自身を見つめ直すように。漠然とした医師への憧れと“人間”への興味で医学部を目指してきましたが、私が本当に学びたいのは人間の“心理”ではないか?と考えるようになったのです。そうして、高3で進路変更をしました。当然周りの人は驚きましたし、「今まで頑張ってきたのに」と言ってくる人もいました。でも母や担任の先生は理解をしてくれて、改めて早稲田大学人間科学部を志望校に決定。
私が受験した早稲田大学人間科学部の公募制学校推薦入試(FACT選抜)は毎年数名しか合格者が出ないので、指導実績のある塾はあまりありません。そこでインターネットで検索したところ早稲田塾を見つけて、4月に入学しました。実は、早稲田塾に入るまでAO入試は1校しか受験できないと思っていたくらい、AOについては知識がありませんでした(笑)。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】自分を認めてもらえることが嬉しかった「SDGs探究学習プログラム」
今までずっと、模範解答を目指して勉強してきました。でもAOは違います。「総合型・学校推薦型選抜特別指導」の講座「SDGs探究学習プログラム」でも、私はただ題意に答えるだけしかできないのに、他の生徒は、わざと一般論から外した発想をしたり時事ネタを絡ませたりと、解答で自分を表現している。そんなことしていいんだ!と驚きました。最初のうちは慣れなくて苦労しましたが、徐々に自分の考えを口に出せるように。自分の意見を、周りの人に「いいね」と認めてもらえるのが嬉しくて、すごく楽しかったです。
私は課外活動で「高校生記者」をやっていたので、文章を書くのは苦手ではありませんでした。自治医科大学の小論文コンテストで入賞したこともあります。でも早稲田塾に入るまでは、文章の書き方は完全に自己流。「相手が読みやすい構成」について、きちんと理解できていませんでした。「国公立早稲田小論文」の授業で、段落ごとの意味の持たせ方や要素の取捨選択について教えていただき、幼稚だった文章が知的なものに成長しました。
――【早稲田塾で〈学んだこと〉】視点を変えれば、どんな経験も「強み」になる!
私は小学校時代にずっとバレーボールをやっていて、全国大会出場や海外遠征をしたこともありました。また中2で現在の学校に転校したという経験もあります。そして高校生から医学部を目指して一般の勉強を頑張ってきたのに、高3になって志望を変えました。これらの様々な経験が、私の中ではバラバラに存在していたんです。でも早稲田塾での“メンタリング”(意見を交し合う)を通して、これらの経験がすべてつながって自分の強みを作っているんだ、ということに気付かされました。自分にとっては少し苦い思い出も、「別の視点で見れば良いこともある」と教えてくれたのが、早稲田塾でした。そうして改めて自分の価値を知ると、今度は相手の良さにより多く気付けるようになっていたのです。早稲田塾のおかげで、私は人間的にとても成長できたと思っています。
――【後輩に〈ひと言〉】大学はゴールじゃない。自分が納得した道を進もう
進路を変えたとき、当たり前ですが色々な意見がありました。でも反対する人は私が憎くて言っているのではなく、心配してくれている。周りの意見に迷うこともあると思いますが、受験はゴールではありません。大学生活の4年間よりももっと、その先の人生は長い。だから、自分が納得して信じた道を選んでほしいです。
――【将来の〈夢〉】教員免許のある公認心理師を目指す
以前悩んだとき、医師に話を聞いてもらったことがあります。それが、私が医師をめざした理由の一つでもありました。でも人間の心理を扱う職業は、医師だけでなく様々にあります。私は公認心理師になって、悩む人の支えになりたい。
また、高校生記者でインタビューをしていたとき、文字情報に加えて間やアイコンタクト、うなずきなどの非言語的なコミュニケーションの重要性に気づきました。こちらについても、大学で研究をしていきたいと思っています。
早稲田大学人間科学部では、公認心理師の受験資格のほか、教員免許の取得も可能です。ちょっと大変そうですが(笑)、スクールカウンセラーなどは教員免許があればより多角的な視点で考えられるようになると思うので、頑張ります。
私の「青山学院大学系属浦和ルーテル高校自慢」
先生と生徒の距離がとても近い学校で、職員室が小学校から高校まで全部一緒になっています。私は中学から転校したので小学部の先生方とは面識がないはずなのに、みんな私のことを知っていて声をかけてくれる。全教員で全生徒をみている、そんな感じの学校です。合格を知らせたときは、色々な先生が「おめでとう」と言ってくれました。
私の「早稲田大学 人間科学部 現役合格アイテム」
早稲田大学のパンフレット、手帳
パンフレットは、いつも持ち歩いて早稲田大学への思いを高めていました。手帳には勉強の予定のほか、学校の礼拝で聞いて心に残った聖書の言葉などを書き留めています。