再チャレンジで合格を掴んだSFC。 将来は街づくりコンサルタント!

第42期生

小林 美月さん(こばやし みづき)

通塾情報

出身校 青葉台校
出身高校 桐蔭学園高校
部活 弦楽部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 街づくりのコンサルタント

進学情報

受験方式 総合型選抜(AO入試)
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

――[入学の〈きっかけ〉]知り合いの先輩に早稲田塾を紹介されて

早稲田塾に入学したのは高2の1月です。以前からSFCに興味があり、オープンキャンパスにも参加していました。当初は一般受験しか考えていませんでしたが、SFCに進学した知り合いの先輩に話を聞いたところ、「それならAO入試がいいよ」と。そして、その先輩が通っていた早稲田塾を教えていただいたのが入学のきっかけです。

――[私の〈受験ストーリー〉]お世話になった地域の活性化を模索

私は、幼少期から山梨県北杜市に縁がありました。8つの地区が合併してできた市だからなのか、北杜市ならではの強みが打ち出せず、地域委員会がずっと悩んでいるんです。お世話になってきた北杜市のために何かできればと、個人的にアイデアを温めてきました。大学では、この地方活性化の研究を推し進めていきたい。そのためにも、地域活性化プロジェクトや都市計画分野の研究が盛んなSFCに進学したいと考えていました。

個人的にコツコツと続けてきた地域活性化の研究。とにかく、誰よりも北杜市に詳しくなりたくて、地域委員会やJA、商工会の方々に取材し情報を収集。いろいろ活動していくなかで、ひとつの仮設を立てることができました。それは、8つの地区にはそれぞれ特徴があるのに、市としてのまとめ役がおらず地域資源や強みが分散されたままであるということ。

そこで、私は音楽を地域活性化に役立てたいと考えました。長年ピアノを習い、高校では弦楽部でバイオリンを弾くなど、私にとって音楽はとても身近で心を楽しませてくれる存在です。例えば、8つの地区にあるダンスを習う婦人会とか、学校のブラスバンド部とかを集めてそれぞれが主催する音楽イベントを催せば、イベントを通して地域住民の輪が広がるかもしれない。

今までまとめてきたこれらの研究内容を講師や担任助手に見てもらい、ブラッシュアップしていく形でポートフォリオ作成をスタート。添削も、一方的に戻すのではなく「これはどういうことなの?」と質問して考えさせてくれるやり方なので、今までにない着眼点が鍛えられました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]慶應小論文で学部理解を深め、進路に確信が持てた

「慶應義塾小論文」のいいところは、自分の志望学部だけでなく様々な学部の問題を解くところだと思います。総合政策学部の過去問を解くとき、講師から「誰も解決できなかった社会問題を解決する」学びを得られるところだと教わりました。AO書類は学部のアドミッション・ポリシーをはじめ、大学学部が求める学生像をきちんと把握していなければ作成できません。慶小を通して学部理解を深められたのは大きな収穫でしたね。また、現在進行形である北杜市の地域課題に取り組んでいる自分には、まさに総合政策学部の学びがぴったり。自分の進むべき道が正しいと確信が持てました。

――[後輩に〈ひと言〉]大学入学後の学びのプロセスを明確にしておくこと

SFCのAO入試は夏AO、秋AOと2回に分けて実施されます。私は夏AOのトライで失敗し、秋AOに再チャレンジして合格を掴みました。自分なりの反省点としては、初回のAO書類は、SFCに行きたい気持ちが全面に出過ぎてしまったこと。“地域活性化を学びたいから最適な環境のSFCに進学したい”ことをアピールしたいのに、“SFCに入りたいからこの研究をやった”と教授の目には映ったのかもしれません。この反省を活かし、秋AOに向けて書類をイチから見直し。大学入学後、どう学んで北杜市の地域活性化に昇華させていくかを計画的に提示できたのが、いい結果につながったと思います。

――[将来の〈夢〉]地域活性化に携わる“街づくりコンサルタント”

地域に根差した街づくりで日本を元気にしたい。それが私の夢です。今、東京都内を見ても個性がなく、似たような景観が増えていると思います。個人的にはとても残念です。地方に行けば行くほど、そこにしかない昔ながらの街並みが残されているところがあるはず。そこを若者の手で活性化させれば、地域の魅力が増して日本全体が元気になると考えています。私はそれをお手伝いする、街づくりコンサルタントのような立場になるのかも。まずは北杜市の課題に取り組み、その後はたくさんの人が移住先に迷うほど、様々な地域の魅力を発掘していきたいです。

私の「桐蔭学園高校自慢」

「未来への扉」という探究の授業があります。私はその時間を活用して北杜市の研究を進めてきました。結果としてSFCのAO入試に活用できたのが大きかったです。

私の「慶應義塾大学 総合政策学部 現役合格アイテム」

リストバンド、起き上がりこぼし

リストバンドは、SFCのオープンキャンパスでもらいました。これを手につけながら勉強することで気合いを入れていました。起き上がりこぼしはデパートで購入したものです。古くから七転び八起きの縁起物として知られていますが、私もその精神で受験勉強にのぞみたいと思って!

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