未来発見プログラムで見つけた研究者の夢
バイオの力で一人でも多くの人を救いたい
鹿野 未羽さん(しかの みう)
通塾情報
出身校 | 吉祥寺校 |
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出身高校 | 法政大学高校 |
部活 | なし |
タイプ | AO・推薦入試対策が目的 |
夢・目標 | バイオの研究者 |
進学情報
受験方式 | 総合型選抜(AO入試) |
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大学 | 慶應義塾大学 |
学部 | 環境情報学部 |
――【入学の〈きっかけ〉】もっと上を目指したい!
私が通っていた高校は大学附属で、多くの生徒がそのまま進学します。でも私は、「この現状に満足していいのかな」という思いをずっと持っていました。できることなら、外部受験に挑戦してみたい。また、AO・推薦入試に興味があったので、多くの合格実績がある早稲田塾に足を運んだのが高1の1月でした。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】論文の書き方を3つの講座で学んだ
入学当初は全く文章力がなかったので、「論文作法」で書き方の基本を学びました。そして高2の秋からは、志望校に近づくために「慶應義塾小論文」へ。この授業は予習復習が本当に大変でしたが(笑)、講師の話がとにかく面白い。私達に身近なエピソードを含めながら様々な学問分野のことを幅広く教えてくださる。また志望学部別の対策などもあり、とても役に立ちました。高3になってからは、より専門性を高めるべく「メディカル小論文」へ。ここで知識をさらに深めることができました。早稲田塾の小論文プログラムは状況に合わせた選択ができるので、文章力アップにはとても良かったと思います。
【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】バイオサミットとの出会いが転機になった
私の転機となったのは、高2で参加した未来発見プログラム「プレ最先端科学プログラム」でした。SFCが主催し高校生が出場する「高校生バイオサミットin鶴岡」で実際に研究発表を見て、「高校生がこんなに本格的な研究をやっているのか!」と驚きました。当時の私は、進路の文系・理系すら決めていない状態。でも「サイエンスって面白い!この人達と肩を並べて研究してみたい」と一気に思いが強まり、研究者の道を志すと決めました。
その後はなかなか研究テーマが決まらず悩む日々でしたが、1年後、今度は自分がバイオサミットに参加する側になったときに、再びキッカケが。実習テーマが“ゲノム解析”だったので論文を探していたとき、モルヒネを酵母から生成する研究を知りました。面白いな、他の薬も酵母から作れるのだろうか?と興味を持ち調べたところ出会った研究が、ビンブラスチンという抗癌剤を酵母から作るというもの。それが実現すれば、抗癌剤を安価で作ることができます。現状ではまだ研究途中のようだったので、「その先を私がやってみたい!」と考えるように。残念ながらコロナ禍で実際の研究はできなかったのですが、研究計画などをまとめて志望理由書とし、塾のスタッフやプログラムを通じて知り合った教授からもアドバイスを受け、SFCに出願しました。
――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】応援してくれたみんなの期待に応えたい!
早稲田塾の魅力は、人とのネットワークが豊富なところだと思います。私は辛いとき、友人にとても助けられました。同じくバイオ系を志す友人に悩みを打ち明けては励まし合い、また違う研究テーマの友人からは新たな視点をもらいました。私はAOⅠ期不合格、Ⅱ期で合格したのですが、Ⅰ期で合格した友人のPR動画や資料を見せてもらい、提出資料改善のヒントを得ました。
また校舎スタッフにもお世話になりました。担任助手は、私が沈んだ表情をしていると「疲れているの?大丈夫?」と気遣ってくれ、英語が苦手な私に「ラジオ講座を聞くといい」とオリジナルのスタンプカードまで作って私のためだけにベストな方法を考えてくれた。別のスタッフは、研究テーマに行き詰まったときにすぐに面談を組んで、話を聞いてくれました。みんな、私自身よりも私のことを理解し、支えてくれました。お世話になった人たちの期待に応えたい。恩を返したい。その思いが、私のモチベーションとなりました。
――【将来の〈夢】バイオの力で人のために貢献したい
将来は研究者になって、バイオの力で一人でも多くの人を救いたい。私が「人のために貢献したい」と思えるような人間的成長ができたのも、早稲田塾での出会いや学びがあったからです。もし早稲田塾に入っていなかったら、きっとなんとなく大学生になって、やりたいことが見つからないままだったかもしれません。憧れのSFCに入って、これからどんどん面白いことを探して、目標に向けて進みたいと思います!