部活での実績を活かし早大社学に合格!

第41期生

前田 恵(まえだ めぐみ)

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 浦和明の星女子高校
部活 かるた部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 社会的弱者の支援

進学情報

受験方式 AO・推薦入試
大学 早稲田大学
学部 社会科学部

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】オープンキャンパスで感銘を受けた

私は、百人一首部に所属していました。強豪校と言っても良いレベルで、全国大会では上位入賞を果たしていました。そして私が高2の夏に、「全国高等学校かるた選手権大会」で念願の初優勝!ぜひ連覇したいと、高3の夏まで部活を続けることを決めました。残念ながら連覇は叶わなかったのですが、最後まで部活に打ち込み、ようやく大学受験に向き合ったのは、高3の夏も終わりの頃…。大会でよく早稲田大学のチームと対戦したのですが、これが本当に強い!「こんな強い選手を育てられる早稲田ってどんな大学だろう」と、部活引退の翌日に開催されたオープンキャンパスに参加。そこで社会科学部の講義に感銘を受け、志望校が決まりました。

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】自分の“足りなさ”を自覚した

高校生活はほとんど部活に捧げていたので、受験勉強の蓄積は皆無。こんな私が大学に行くには部活の実績を活かすしかないと理解していたので、高3の春から漠然とAO入試について考えてはいました。しかし、「小論文だけならなんとかなるだろう」と高を括っていて、塾に入ることは考えていませんでした。「やっぱり指導を受けたほうがいいのでは」という周囲の声で、AO指導に定評のある早稲田塾を訪れ、自分なりに書いた志望理由書を見てもらったのですが…。もう、その場の空気で「あ、私は全然足りていないんだな」と肌で感じました。「これを、明日までに書き直してきて」と言われ、そのまま入学することになったのが8月の終わり。一次書類提出まで、わずか一ヶ月前のことでした。

――【早稲田塾での〈生活〉】何事もポジティブにとらえ、自信をつけていった

それまで「私の文章はそこまで酷くないはずだ」という根拠のない自信があったのですが、授業を受けて自分の至らなさを実感しました。私が書く文章は、つい自分をカッコよく見せたいという意識が働き、修飾語が増えて一文が長くなる。コンパクトでわかりやすい文章を書くように意識しましたが、その癖はなかなか抜けず、苦労しました。「慶應義塾小論文」の講師には「文才がないね」と言われてしまい…さすがにヘコみましたが、尊敬する講師の言葉だったので「次は良いものを書こう!」とポジティブにとらえ、モチベーションにつなげていました。

週に一度のグループミーティングでは、他の生徒の発想の柔軟さに驚かされました。私は小学生でも言えるようなありきたりな意見しか書けないのに、みんなからは様々な観点からユニークな意見がポンポン出てくる。このままではいけないと感じましたが、時間がない私には「引き出し」を増やす余裕がない。だから、一つのものを多方面から見るように、「もっと他に考え方はないか?」と意識するようにしてみました。

短い期間だったので、深い友達付き合いはありませんでしたが、雑談で部活の話をすると「すごいね」と言ってもらえました。全国優勝は団体戦なので私一人の実績ではなく、自分ではそこまですごいと思っていなかったのですが、周囲から評価をしてもらい、改めて自信につながりました。

――【後輩に〈ひと言〉】早稲田塾のフォローは本当に手厚い!

「小論文だけなら一人でもなんとかなる」という考えは甘い!こんなにギリギリで入学した私を、最後まで見捨てず、丁寧に指導してくれた早稲田塾のスタッフや講師には、本当に感謝しています。後輩にも、早稲田塾のフォローの手厚さを伝えたいと思いますが…もちろん、早目に入学するにこしたことはありません(笑)。

――【将来の〈夢〉】社会問題に向き合い、手を差し伸べられる人財になりたい

社会科学部に志望を絞り、自分の意識を深堀りしていく中で、私は「社会的弱者の現状をより良くすること」に興味をもっているのだ、と気づきました。東京には、まだ至るところにホームレスがいます。その姿を目にしたとき、悲しいと思いましたが、そう思ってしまうことが正しいのかもわからず、それでも「どうにかしないとダメだ」と感じたのです。また児童虐待のニュースを見聞きし、虐待そのものも問題だけれど、虐待に気づかない社会にも問題があるのでは、と考えるように。映画『誰も知らない』を観て、「これは“誰も知らない”ではなく、“誰も知ろうとしない”話だ」と思いました。そうやって自分の中の興味・関心を深めていったところ、二次試験の小論文のテーマが「児童虐待をなくすためには」で、まさにドンピシャ!面接でも自分の考えをしっかりと伝えることができ、無事合格を果たしました。

将来はどのような仕事につくのか、まだ何のイメージも持っていません。ただ、ホームレスや被虐待児など社会的弱者の問題に直面したとき、立ち止まれる人になりたい。「かわいそう」と思うだけでなく、手を差し伸べる支援ができる人財になりたい。今は、そう考えています。

私の「浦和明の星女子高校自慢」

伸び伸びとして、生徒の自由を尊重してくれる学校です。生徒はみんな明るく、仲良し。百人一首部は例外ですが、ほとんどの部活動はのんびりしているんじゃないかな。とても生活しやすい空間でした。

私の「早稲田大学 社会科学部 現役合格アイテム」

弟がくれたカード

10歳下の弟が、入試前にくれたメッセージカードです。年が離れているので、とても可愛い!

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