AO指導のメンタリングが役立って 憧れの上智大に合格!

第41期生

阿佐美 佳歩(あさみ かほ)

通塾情報

出身校 自由が丘校
出身高校 昭和女子大学附属昭和高校
部活 吹奏楽部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 NGO設立

進学情報

受験方式 公募制推薦
大学 上智大学
学部 総合人間科学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】先輩のアドバイスで、AOにチャレンジ!

知り合いの先輩が早稲田塾に通っていて、「志望校や、やってきたことに対して強い想いがあるのなら、サポートしてくれると思うよ」とアドバイスしてもらいました。私の高校は自分でテーマを見つけて研究し、クラスで選出された人が全校で成果発表を行う“探究活動”があります。私は、途上国の貧困問題についてずっと学習してきました。子ども食堂のボランティアや、実際にカンボジアまで行って教育支援のボランティアにも参加。そうした経験を踏まえて書き上げた作文を、ユネスコに記事として取り上げていただいたこともあります。こうした経験をAO入試に活かしたいと思い、入学を決意しました。高2の12月のことです。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】開発途上国の教育について知識を深めたい

「大学で途上国の貧困問題についてもっと深く勉強したい」と思い、理想の場として選んだのが上智大学。私は将来、貧しい子どもたちの教育支援をしたいのですが、それは単純に国語や算数を教えるのではありません。ときには強制労働などを強いられている子どもたちに対して、労働の正規対価の知識などをきちんと学ばせたいと思っています。その点、私が進学する教育学科は、教員の養成が主体ではなく、人間の尊厳を守りながら社会貢献できる人材を育てるところに重きを置いています。調べた限り、教育学科で開発途上国の教育に特化した学びが得られる大学はそう多くありません。国連職員として長年働かれていたなど、経験豊富な教授がそろっているのも進学の決め手になりました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】プロフェッショナルたちに囲まれ、視野が広がった

ずっと憧れていた上智大学でしたが、早稲田塾に入学した頃の私の成績は、出願条件ギリギリ。そのため複数の大学を併願し、その大学に合わせた書類を提出する必要がありました。研究テーマは途上国の貧困問題と決めていましたから、担任助手と相談しながら法律・福祉の観点などアプローチを模索。的確なアドバイスばかりで、混乱することなく書類を仕上げていくことができました。

早稲田塾はある意味、塾生もプロフェッショナル。帰国子女をはじめ、みんな経験豊かな人ばかりです。「AO・推薦入試特別指導」でそんな人たちと意見を交わした“メンタリング”も、AO書類作成に役立ちました。私は長く途上国の貧困問題に携わってきた分、知らないうちに考え方が一辺倒になっていたみたい。凝り固まった考えに対して塾生に気付きや意見をもらい「そんな考え方もあったんだ」と目からウロコ状態でした。他人の価値観を認め、信頼関係を構築していく大切さは、途上国の子どもたちにも教えてあげたいです。

また、「慶應義塾小論文」は本当に受講して良かった講座です。実は、上智の小論文試験のカタチが今年から変わり、課題文がとても長くなりました。短い時間でいかに課題に対する論旨をまとめられるかが勝負だったのですが、講座で免疫ができていた私は慌てることなく取り組めました。とにかく書きまくり、“相手が読みやすい文章の中にもきちんと論拠を入れる”ことを徹底的に学んできたからこそクリアできたと思います。

――【私の〈受験ストーリー〉】“わからないところ”は、持ち帰らない!

上智大学の出願条件に見合う評定を保つため、勉強も相当がんばらなければならない状況でした。部活を続けながら毎日ダッシュで早稲田塾に入り、夜22時くらいまで自習室にこもりきり。家で一人で勉強するより、塾生が周りにいるとモチベーションが上がるんです。日本史は「東進講座」の高速学習を使うと、全体の流れが掴めて覚えやすいですよ。

気を付けていたのは、とにかく“わからないところを作らない”こと。学校でも早稲田塾でも、授業でわからないところはすぐに先生に聞きに行き、その場で解決。曖昧にしたまま持ち帰り考えるのは時間的にも無理でした。効率よく勉強を進める方法を常に考えながら取り組んでいたと思います。

――【将来の〈夢〉】NGO団体を立ち上げたい

グローバル規模の課題を解決したいので、将来はNGO団体を立ち上げたいです。資金調達など難しい面もありますが、上智大学なら貴重な人脈を作ることができそうです。私にできることは小さいかもしれませんが、少しでも途上国の子どもたちに寄り添える活動がしたいです。

私の「昭和女子大学附属昭和高校自慢」

自分のやりたいことを後押ししてくれる学校です。カンボジアでのボランティアは、先生が一緒に参加できる団体を探してくれました。研究論文の指導も丁寧にやってくださいました。

私の「上智大学 総合人間科学部 現役合格アイテム」

突破短冊、まとめノート2冊

突破短冊は上智大学の試験前、塾のスタッフに書いてもらったもの。受験会場に持ち込んでお守りにしていました。ノートは「慶應義塾小論文」のまとめノートと、もうひとつは“課題図書”の要点をまとめたノートです。上智大学の1次提出書類は、自己推薦書のほかに課題図書を読んでまとめたレポートです。試験直前まで何度も見直していました。

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