念願の筑波大学で、公教育の在り方について研究したい

第41期生

髙木 滉太(たかぎ こうた)

通塾情報

出身校 町田校
出身高校 東京学芸大学付属高校
部活 弓道部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 教育学の研究

進学情報

受験方式 一般入試
大学 筑波大学
学部 人間学群

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】推薦入試のノウハウを持つ塾を探した

高2の冬にある講演会で話を聞いたことをキッカケに、「推薦入試って面白いかも」と思うようになりました。でも書類や面接など、推薦入試の準備は、自分ひとりの力だけでは限界があります。推薦入試のノウハウを持った塾を探していたところ、出合ったのが早稲田塾でした。高3のゴールデンウィーク前の5月に入学し、「AO・推薦入試特別指導」や「英語特訓道場」、「グループミーティング」などを受講しました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】英語特訓道場で音読の効果を実感した

特に役立ったなと感じたのは、「英語特訓道場」です。読む・書く・聞く・話すの英語4技能を鍛える授業で、実際の入試に使うのは読むと聞くだけでしたが、話す・聞くを鍛えると読む力も書く力も伸びました。音読の手法は効果的だと実感しました。

また、「グループミーティング」は自分の視野を広げるのに役立ちました。早稲田塾の生徒はみな、夢や目標をしっかりと持っています。それぞれの得意分野から自分とは違う視点での意見が返ってくるので、良い刺激になりました。

入試直前の面接練習では、僕と同じく教育系を志望する生徒だけが集まりましたが、そういう場はほかにはありません。僕は教育研究系志望なので、教員志望系の生徒と意見をすり合わせたり、ディスカッションをするのは大いに役立ったと思います。

――【早稲田塾での〈生活〉】僕自身のことを理解し、助けてくれた

僕は、推薦も一般入試も、筑波大学1本。併願校は一切受験していません。そんな僕でも早稲田塾のスタッフは受け入れてくれました(笑)。さすがに最初のうちは「いいの?」と聞かれましたが、こちらの意思を汲み、考えを認めて応援してくれたことに感謝しています。

志望理由書の文字数は600文字のところ、僕は当初6,000文字書いていたんです。そこから僕の言いたいことを紐解き、客観的な視点を持ってより伝わりやすく、誤解されないような表現に落とし込む作業は、早稲田塾のサポート無しにはできせんでした。志望理由書は満足のいく出来栄えでしたが、英語で失敗し残念ながら推薦は不合格。そこからは自習室に通い、短期間でセンター試験と二次試験に向けて仕上げ、無事合格を掴むことができました。

早稲田塾は、良くも悪くも「アクが強い」塾だと思います(笑)。「これが正しい!」と打ち出されたことを素直に信じるのではなく、「本当にそうだろうか?」と自分の頭で考える生徒が多い。だからこそ、個性的な人が多いし、AO・推薦入試に実績があるんじゃないのかな。

早稲田塾の授業は、先生1対生徒多数ではなく、生徒少人数や、志望理由書作成などは1対1で行われるから、丁寧な指導が受けられます。公教育でこれを実践するのは難しいけれど、今後は絶対に必要になる要素だと思うので、自分の教育研究に早稲田塾のやり方も取り入れていきたいですね。

――【将来の〈夢〉】これからの公教育について研究をしたい

僕の弟は、勉強が苦手です。なぜだろう?と考えたとき、算数の文章題が読めていないということに気付きました。一般的に、理系科目と国語は反対の性質のものだと考える人も多いようですが、実際は理系の論理的な思考には、言葉の力が必要なのです。だからこそ、数学者の中には面白い文章を書く人がたくさんいる。そこから考えを深めて、志望理由書は、理科教育と国語的な技能の組み合わせを研究したいとまとめました。

それ以外にも、学級経営や大学入試の記述問題など、いろいろな分野に興味を持っています。最近は、かつてより教師への敬意が薄れているように感じています。これからの公教育はどうあるべきなのかを考えるために、大学でも様々な視点を取り入れつつ、研究を重ねていきたいです。

私の「東京学芸大学付属高校自慢」

大学への進学率は高いですが、進学校を自認していません。レポートや発表など思考力を鍛える課題やフィールドワークなど、受験だけでない「本物教育」が受けられる学校です。そういう点では、早稲田塾に近いものがありますね。自分が求めれば求めるだけ、良い経験をさせてもらえる場所でした。

私の「筑波大学 人間学群 現役合格アイテム」

鉛筆削り

小学1年生のときから使い続けているので、ハンドルが折れています。僕はずっと鉛筆派で、しかもこの鉛筆削りの削り幅や角度じゃないとしっくりこない。同じものを探したのですが見つからず…。これからも、ずっと使い続けことになると思います。

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