高校生平和大使の経験を活かし、 社会福祉が学べる同志社大学へ!

第41期生

佐藤 ハンナ(さとう はんな)

通塾情報

出身校
出身高校 捜真女学校高等学部
部活 なし
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 国際機関で教育問題に取り組む

進学情報

受験方式 公募制推薦
大学 同志社大学
学部 社会学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】活動経験を活かせるAO入試が私には合っている!

小4のとき、母が地元の広報誌で長崎市主催の「親子記者」という企画を見つけて、応募しました。そのときに長崎市でインタビューをさせていただいたのが、当時の高校生平和大使の方。その姿に憧れて、私も高校生になると平和大使へ立候補しました。しかし倍率は30倍で残念ながら選ばれず…。下部組織で核兵器廃絶の署名を集める活動を続け、高2で再び立候補し、念願の平和大使になることができました。また、高校生平和大使で取り組む核兵器廃絶運動だけでなく、その他の非人道的兵器についても現状を知りたかったので、学校のプログラムでカンボジアに行き、地雷で被害を受けた子どもたちへのボランティア活動にも参加しました。あるとき先輩から「そういう活動は、AO入試で活かせる。AO入試対策なら早稲田塾がいい」と教えていただいたんです。さっそく母と校舎を訪れたところ、校舎長が私の活動を高く評価してくださった。当時はAO入試について何も知らなかったのですが、詳しく話を聞き、「これは私に合っている入試だ」と直感。高2の5月に入学を決めました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】論文の授業で、自分に一番合った書き方を掴むことができた

入学当初は、「英語特訓道場」「論文作法(ろんぶんさっぽう)」「グループミーティング」を受講。まずは「グループミーティング」に衝撃を受けました。今まで“正解のない問題”には取り組んだことがなく、ありきたりの答えしかできない私。しかし周囲の生徒はみんな独創的!元々人と同じことが好きではなかったし、負けず嫌いなので、そこからは頭を切り替えて取り組み、3~4か月後には優秀回答として貼りだされるくらいに成長できました。

また、英語は苦手科目だったのですが、「英語特訓道場」のおかげで長文をスラスラ聞けるようになりました。IELTSの試験では長いリスニング文章が出題されるので、とても役に立ちました。

小論文の授業は「論文作法(ろんぶんさっぽう)」にはじまり、高2の12月からは「慶應義塾小論文」、高3からは「大学への小論文」と講座を変更しましたが、いろいろな書き方を教えていただいた結果、自分に一番合った書き方を掴むことができました。「慶應義塾小論文」では新聞の社説を書き写す課題があるのですが、講座を変えた後もそれは継続して行っていました。他人の文章を写すことで、それが自分の文章力につながることを実感していたからです。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】FASIDで考え方が大きく変わった

高2の夏に「FASID国際開発プログラム」、冬に「ネゴシエーション アンド リーダーシップ プログラム」に参加しました。

FASIDのグループワークで、私のチームはカメルーンの教育について調べました。今まで東南アジアばかりに目を向けていたので、アフリカに触れるのは初めて。そして、アフリカの中でも国や地域によって全然違う現状があることを知りました。そこから、私が研究テーマにしている東南アジアでも、大雑把に括っては本質が見えてこないこと、国や地域ごとの状況を知る必要があるのだと気づかされました。また、他のグループのテーマだった「児童婚」について話を聞き、すべての問題はつながっていて、一つだけが良くなっても根本的な解決にはならないと学びました。今までの考え方を、大きく変えられたプログラムでした。

そして「ネゴシエーション アンド リーダーシップ プログラム」を経て、ニュースの見方が変わりました。世間は二分法で成り立っていると教えていただいたことで、ニュースを見るたびに、そこにどのような対立構造があり、その背景に何があるのかを考えられるように。問題の構図が明確になり、また今までバラバラに入っていた頭の中の引き出しが整理されたので、その後はテーマごとに取り出し、組み合わせて小論文が書けるようになりました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】同志社大学には、私の学びたいことがある!

非人道的兵器についていろいろ学びたいという思いから、高2の3月にベトナムで1週間ほど、枯葉剤によって障害を負った子供たちへのボランティア活動に参加しました。彼らは直接戦争に巻き込まれたわけではなく、いわゆる三世にあたります。それでも未だ障害が残り、また差別もある。様々な理由で、教育を受けたくても受けられない現状を知り、「何とかしたい」と強く思いました。そこから、東南アジア地域の教育問題に取り組みたい、というテーマを見つけました。 同志社大学は、社会福祉がしっかり学べるし、社会学部の中で学科を越えて幅広い学びができる。またキリスト教の学校なので、高校に似た雰囲気を持ち、自分に合っている。ぜひ通いたい大学でしたが、遠方だということもあり、最初のうちは両親も反対気味。早稲田塾のスタッフに相談したところ、すぐに「あなたに合っている学校だ」と言ってくださったんです。その言葉に勇気づけられ、両親にもキチンと熱意を伝えることが出来、最終的には応援してくれるようになりました。今では、「一番良い選択だった」と言ってくれています。私の活動や思いを肯定して、支えてくれた早稲田塾には、本当に感謝しています。

――【将来の〈夢〉】国際機関で教育の課題に取り組む!

私の座右の銘は「百聞は一見に如かず」。気になることは足を運び、自分の目で見て確かめたい。大学でもアクティブに動いて、自分の専門外のことでも実情を確かめていきたいです。 将来は、ユニセフやユネスコなどの国際機関で、教育問題に取り組みたい。そのためには、語学力はもちろんですが、知識や見聞を広げて、大学でしっかり学んで成長します!

私の「捜真女学校高等学部自慢」

先生との距離がとても近い学校です。なんでも相談できて、まるで友人のような距離感。辛い時はすぐに相談できるし、一緒に泣いてくださる。とても温かい人たちがいる学校です。

私の「同志社大学 社会学部 現役合格アイテム」

書籍、スクラップノート

「日経キーワード」は小論文対策に読みました。木原教授の本は同志社の受験を決めてから読んだのですが、面接ではまさに木原教授が面接官でいらして、この本の話で盛り上がりました!同志社の入試は新聞記事から出題されるのですが、著作権の関係で過去問がほとんどないんです。新聞記事を切り抜いてノートに貼り、知らない言葉を調べて書き込んで対策しました。「この記事について聞かれたら、こう書こう」というシミュレーションを頭の中で繰り返していたので、本番でもすぐに文章の構成が組み立てられました。

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