校舎滞在時間ナンバーワン! 早稲田塾の環境を使い切って掴んだ合格

第41期生

坂田 美月(さかた みつき)

通塾情報

出身校 大崎品川校
出身高校 聖心女子学院高等科
部活 オーケストラ部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 中国の自由主義メディアについて発信するジャーナリスト

進学情報

受験方式 自己推薦
大学 立教大学
学部 社会学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】体験授業が楽しかった!

私が通う高校は女子大付属で、約1/3はそのまま進学します。しかし私は、中学入学当初から女子大に行くことは考えておらず、絶対に外部受験しよう!と考えていました。

早稲田塾を訪れたのは、高1の7月。当初の目的は学校の成績のフォローのためで、AO入試についての知識はほとんど持っていませんでした。しかし説明会に参加して話を聞いたら、面白そう。体験授業で「グループミーティング」に参加して楽しかったので、AO入試にも挑戦することを決めました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】論文の授業で、文章の構成や書き方を学ぶ

入学当初の高1のときは、「論文作法(ろんぶんさっぽう)」「グループミーティング」と、一般受験も頭にあったので「東進講座」で数学を受講していました。

「論文作法」は約2年間受講。ここで文章の構成や書き方を教えていただきました。大崎品川校は少人数だったので、一人ひとり、とても丁寧に指導してくださいました。またいろいろな生徒の書く文章を読み、書き方は本当に人それぞれなのだと感じました。

高3になり「慶應義塾小論文」へ。この講座は、想像していたより数倍キツかった!毎日のように書き直しがあり、必死でした。その分、少しでも評価が上がるとすごく嬉しい。夏休みに一度だけ優秀者論文に載ったことが、少しだけ自信になりました。

「グループミーティング」は、頭の柔軟力が高まる講座です。高3になって志望理由書に注力すると、頭が固くなってしまう。そんなとき後輩のユニークな意見を聞いて、とても新鮮な驚きを感じたし、刺激を受けました。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】問題を“絞り込む”ことの大切さを知った

高2の夏に、未来発見プログラム「グローバル企業経営塾」に参加。この講座では、企業のSDGsへの取り組みやCSRなど、企業と社会のかかわりについて学びました。フィールドワークでは、岩手県の遠野へ。合宿をして地域創生について学ぶことで、今ある問題がとても身近に感じられました。私は林業の話を聞いてお手伝いをしたのですが、特に林業に焦点を当てたときにどのような問題があるのか、具体的に知って考えることができました。「地域創生」を全体で考えるだけではなく、それぞれ個別の問題に絞り込んで考えることの大切さについて気付けたのは、とても良い学びだったと思います。

――【早稲田塾での〈生活〉】テーマが決まらず迷い、泣いた日々

私は小2から小6まで、父の仕事の関係で中国に住んでいました。当時住んでいたのは日本大使館の近くだったのですが、小5のときに反日デモを経験。デモ行進の様子はとても衝撃的でした。通っていた日本人学校の壁には落書きをされたし、門をくぐる生徒たちにカメラを向ける人もたくさんいました。それ以来、日中関係には強い興味を持っています。

研究テーマを中国関係にすることは早々に決まっていたのですが、政治なのか経済なのか少数民族についてなのか、具体的な絞り込みがなかなかできず、高2の間は迷いっぱなし。AOの準備が本格化する高2の秋は、塾で号泣することもありました。迷った末にたどり着いたテーマは、「中国の自由主義メディア」について。父がジャーナリストをしている関係もあり、中国で現地メディアに勤務する方にインタビューすることができました。その方は国営メディアに勤務していたのですが、政府の意見に囚われない自由主義メディアは確保されていて欲しい、とお話してくださったのです。そこから調べたところ、「情報統制がしかれている中国に、こんなメディアがあったのか」と驚きました。そして、中国の自由主義メディアの現状を世界に発信したい!と思うようになりました。こうしてようやくテーマが定まったのは、受験直前の高3の7月のことでした。

――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】時に厳しく向き合ってくれたスタッフや担任助手

私の両親は心配性で(笑)、塾での三者面談は通常は30分程度のところ、我が家は2時間近く!日曜日の一番最後の枠が指定席でした。私も両親も思うところをぶつけて、それを全員で解決していく。スタッフの方はいつも真摯に向き合ってくださり、私はもちろん両親のサポートまでもしてくださいました。

また担任助手には、勉強のことや学校の愚痴など、なんでも全部話していました。愚痴を聞いてもらって発散すると、自分の中で整理がつけられるんです。

早稲田塾は、本当に居心地が良い場所です。私は毎日塾に通い、校舎長からは「滞在時間ナンバーワン」と言われました(笑)。ただ、あまりに居心地が良すぎるので、途中でダレてしまうことも…。私も高3の春ごろに担任助手から「本当にこのままでいいの、ヤバいよ」と厳しく指摘されました。私の状況をよく見て気づかせてくれたことには、とても感謝しています。

――【将来の〈夢〉】ジャーナリストになって中国との問題を考える

将来についてはまだ絞れていませんが、ジャーナリストになりたいと漠然と考えています。

大学では、語学にも力を入れたい。中国に住んでいてもスピーキングはあまり得意でないので、留学もしたい。現地の大学生やメディア関係者と交流をして、自分の道を考えていきたいです。

私の「聖心女子学院高等科自慢」

初等科からあって、中等科から入ったのは帰国生入試の私だけ。キリスト教の奉仕の精神を学ぶので、みんな本当に女神様みたいに優しい子ばかり。いじめなど、全くありません。学校の仲間は、どこにいっても自慢できる存在です。

私の「立教大学 社会学部 現役合格アイテム」

トランペット

オーケストラ部に6年間所属していました。以前はピアノもやっていて、楽器を演奏することで持久力や持続力がついたかな?と思っています。部活のトランペットパートでは、私の一つ上の学年がいなかったので、私は周りの人より一年早くパートリーダーに。後輩のモチベーションの上げ方やスケジュール管理などについて、大変だったけれど学ぶことも多かったです。

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