AOと一般の両立で心も成長できた。夢は子供の権利を守る弁護士!

第41期生

大迫 渚乃(おおさこ なの)

通塾情報

出身校 町田校
出身高校 神奈川県立厚木高校
部活 吹奏楽部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 弁護士

進学情報

受験方式 自己推薦
大学 中央大学
学部 法学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】高校入学前から大学受験を意識して塾探し

中3の3月、高校が決まってからすぐに塾を探し始めました。実は、母は結婚前に早稲田塾のスタッフとして働いていた経験があり、大学受験への意識がとても高かったのです。もちろん早稲田塾に限らず、複数足を運びましたが、面白そうだと感じたカリキュラムが多かったこと、またAO入試は自分の得意分野が生かせそうだと思えたので、入学を決めました。おかげで母の知人が多く、他校舎のスタッフも私のことを知っているような状況でした(笑)。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】「論文作法」で分析力と客観的な視点が身についた

入学当初は、「英語特訓道場」と「グループミーティング」、秋からは「論文作法(ろんぶんさっぽう)」もスタート。

論文なんて今まで書いたことがなかったので、どうしていいのか全くわかりませんでした。はじめのうちは、講師から「主語がない」「何が言いたいのかわからない」など、厳しく言われました。「論文作法」では授業内で他の生徒の論文を読み、それがより良くなるように指摘し合うのですが、回数を重ねるうちに相手の書いたものを読み込む“分析力”がつきました。そうなると次は、自分が書いたものにも客観的な目線が持てるように。そうして何度も書き直していくうちに構成力がつき、1年後には「少しは書けるようになったかな?」と実感できました。高3になって行き詰っていたとき、講師から「あなたは書く力があるから、大丈夫」と励ましてもらったことがあります。講師はちゃんと見ていてくれたんだという喜び、そして文章力があると褒めていただいたことが、つらい時の心の支えになりました。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】行動すれば、世界が開ける!

高2の3月に未来発見プログラムの「異文化交流プログラム」に参加しました。英語は得意科目で好きでしたが、海外に行った経験すらない私が、留学経験者や帰国子女と一緒にできるのかと不安…。でも「英語がよくできている」と褒めてもらい、グループワークでも優秀チーム賞を獲得できました!今まで漠然と「海外に行きたい」と考えていましたが、外国人と話をすることで、調べたことと直接聞く話では違う点も多い、と気付きました。今まで「海外経験がないから」と後ろ向きになっていた私でしたが、プログラムに参加することで「自分から行動すれば、世界は開けるのかもしれない」と思えるように。とても密度の濃い、良い経験になりました。

――【早稲田塾での〈生活〉】受験の「その先」の力がついた

法学部のAO入試には、ディスカッションを課す大学が多くあります。高3になってからはディスカッション対策講座も始まりましたが、最初のうちはうまく進められない。単に思ったことを、そのまま言うだけではダメ。どうすればいいのか、いただいた資料や本を読んで考えていると、「私に“法学的思考力”が欠けているからではないのか」と気付きました。そこから学校の世界史や現代文の授業、テレビのニュースなど、見聞きすることを「これを法学的視点でみたらどうなるのか?」と意識して生活するようにしました。また授業内でのやりとりをノートにまとめ、終わった後には一人反省会。ディスカッションは、授業だけでも“やった感”が出やすいのですが、終了後の復習がとても重要だと思います。

こうした、グループディスカッションや書類作成などを、しっかりと学べるのが早稲田塾の最大の魅力。普通の高校生が一般受験をしてそのまま大学に入ったら、レポートの書き方はわからないし、就活のディスカッションで何をしていいのかわからないはず。受験だけでなく、その先につながる力を、早稲田塾でつけることができました。

――【私の〈受験ストーリー〉】一般受験との両立で人間的に成長できた

中央大学法学部には自己推薦入試で合格しましたが、その後は早慶の一般入試にも挑戦しています。残念ながらそちらは不合格だったのですが、AO入試と一般入試の両方を経験したことで、自分が大きく成長したと感じています。今までの私は、やることが多すぎて何から手を付けていいのかわからず、計画は立てても実行することができませんでした。しかし、AOと一般の両立をすることで、自分に必要なことを選び、確実に実行する力が付いたと思います。母からは「学力だけでなく、心も成長したね」と言われました。中央の合格をいただいていることが安心感になり、一般受験にも思いっきり挑戦できたので、両立には意味があったと思います!

もし早稲田塾に入っていなかったら、なんとなくやりたい学部を選んでいたかもしれません。でも、早稲田塾でテーマを見つけ、やりたいことができる進学先として選んだ中央大学法学部。4年間を無駄にせず、たくさんの経験をして、しっかりと学びたいと思います!

――【将来の〈夢〉】子供の権利を守れる弁護士になりたい

法学部に興味を持ったきっかけは、吹奏楽部での経験から。顧問が楽譜の貸し借りについて厳しく言っていたことから音楽著作権について調べるようになり、「自分の好きな音楽を未来に残すために、できることはなにか」を考えるようになりました。しかし、そこから深めることができず、自分の経験したことを振り返りながら見つけたのが「子供の権利について」。今は、子供の権利を守れる法律家になりたい、と思っています。

私の「神奈川県立厚木高校自慢」

世間的には真面目な学校だと思われているようですが、勉強も部活も行事も、どれも全力で取り組む人が多い。体育祭の日だけ髪の毛の色が自由なので、とてもカラフルになります!頑張る先輩の姿を見て後輩が学べる、とても良い学校です。

私の「中央大学 法学部 現役合格アイテム」

ディスカッションのノート、「論文作法」のファイル

ディスカッションのノートは、授業中にメモしたものを後で整理して見返していました。「論文作法」では細かく指摘を入れていただけるので、自分の“癖”に気付きやすい。癖を直すように気を付けて書こう、という意識が芽生えました。

フォトギャラリー