留学先で受けたSkype指導で夢発見!「食品持ち帰り」でフードロスを解決する

第42期生

小林 出歩さん(こばやし いづほ)

通塾情報

出身校 自由が丘校
出身高校 桐光学園高校
部活 ギター部
タイプ 留学経験を活かす
夢・目標 食品持ち帰り用パッケージの開発

進学情報

受験方式 総合型選抜(AO入試)
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】「AOなら早稲田塾!」で留学前に体験授業

早稲田塾に入学したのは高2の夏…ではあるのですが、その後すぐにアメリカ留学したので、実際に授業を受けるようになったのは帰国後の高3の4月からです。留学する前に、高校の先生に「この時期に留学するなら一般受験は厳しい」と言われていたので、「だったらAOで受験しよう。AO対策と言えば早稲田塾だ!」と思って(笑)。高校受験のために通った塾とは違い、明るく自由な雰囲気で、授業もディスカッション中心なのが面白そうだと感じ、体験授業を経て入学を決めました。留学中はSkypeで研究テーマについてなどの面談を受けていました。

実は、留学前は大学受験に対してほとんど意識を持っていなくて、「そこまで大変なことじゃないだろう」と軽く見ていたんです。母から電話で「真面目にやらないとダメ!」と怒られるくらい。特にやる気がなかった私ですが、Skypeで早稲田塾の指導を受ける中で、研究テーマを見つけることができました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】優秀者の小論文を“丸写し”して文章力をつけた

私は活字を読むのも書くのも苦手なので、小論文の授業はとても大変でした!でも担任助手や講師から「小論文が書けるようになれば、志望理由書も書ける」と励まされて、ちょっと疑心暗鬼になりながらも続けた結果、文章の構成力や思考力が養われたように思います。優秀者に選ばれる生徒の小論文は本当にすごくて「どうしてこんな発想ができるんだろう」と不思議なくらい。まずは彼らの文章をほとんど丸写しするところから始めて、少しずつ自分のものにしていった感じです。

「AO・推薦入試特別指導」の講座「SDGs探究学習プログラム」は、最初のうちは「時間内に書かなくてはいけない」「みんなに見られるから変なことは書けない」と、模範解答のような一般的なことばかり書いていました。でも途中から「これでは意味がない」と気づいた。そこからは、「自分の研究テーマに絡めて考えてみよう」と発想を変え、「自分が言いたいこと」を伝えられるようになりました。

対面授業だったら同じ校舎の生徒としか話ができなかったところ、オンライン授業になって色々な人と関わることが出来て、面白かったですね。「こちらの地方ではこうだよ」と教えてもらえたりして、感心することも多かったです。早稲田塾のオンライン授業はどれもクオリティが高かったのでストレスがなく、むしろ「オンラインのほうがいい!」と思えるくらいでした。

――【後輩に〈ひと言〉】自分の自慢できるものに、自分なりのアプローチで取り組んで

早稲田塾には、“世界大会●位”のような素晴らしい実績を持つ人達がたくさんいました。そういう人達の中にいると「才能のある人しかAOで合格できないんじゃないか」という気になってしまいます。でも、すごい実績がなくても何か一つ好きなもの、自慢できるものがあれば、相手はきっと評価してくれると感じました。私は文章を読むのが苦手だったので、書籍や論文を読む代わりに実際に活動をしている方や有識者にコンタクトをとって現場の声を聞くことで、書類に説得力を持たせることができました。自分のテーマに対して、自分ができるアプローチで取り組んで、AO入試にチャレンジしてください。

――【将来の〈夢〉】「食品持ち帰り」を当たり前の習慣にする

私が小学生の頃住んでいたアメリカでは、外食をして食べ残したものは、パックに入れて持ち帰るのが当たり前でした。しかし日本に帰ってきたらそのような習慣はなく、「もったいないな」と感じました。そのような体験から、テーマは「食品持ち帰りの推進でフードロスを解決する」に決定。

日本で持ち帰りが浸透していない理由は、色々あります。アメリカは車移動が中心ですが、日本は電車移動なので持ち帰るのが大変だしニオイも気になる。また高温多湿のため衛生面でも課題があります。だから、アメリカで使用している持ち帰りパッケージをそのまま日本で使おうと思っても難しい。また環境のためになる行動なのに、パッケージにプラスチックを使用していたら意味がありません。

私は、エコフレンドリーな素材で、日本の生活習慣に合った食品持ち帰り容器を開発したい。そして、残した食事を持ち帰るということを日本でも当たり前の習慣にしていきたい。そのために、慶應義塾大学SFCで環境問題や文化の特性について学び、さまざまな方向からできるアプローチを考えていきたいです。

私の「桐光学園高校自慢」

私は帰国子女枠で入学したのですが、英語教育のクオリティが高いと思います。生徒も英検1級などレベルが高い人が多く、英語力が磨かれました。

私の「慶應義塾大学 総合政策学部 現役合格アイテム」

ぬいぐるみ

もともとは祖母の家にあったもので、幼いときに私が気に入って貰って帰ったようです。ずっとそばに置いていて、アメリカにも連れていきました。受験勉強がつらいときも、いつも見守ってくれたラッキーアイテムです。

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