早稲田塾で「人間力」を伸ばし薬学部に現合!夢は「街の薬剤師」

第42期生

五味 滉樹くん(ごみ ひろき)

通塾情報

出身校 自由が丘校
出身高校 三田国際学園高校
部活 テニス部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 薬剤師

進学情報

受験方式 総合型選抜(AO入試)
大学 東京薬科大学
学部 薬学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】研究成果を評価してくれるAO入試にチャレンジしたい

僕が通う高校には4つのコースがあり、中でも僕は「メディカルサイエンステクノロジーコース(MSTC)」に所属しています。実験や研究が中心の授業構成で、「微生物が産出する抗生物質」をテーマに研究をしてきました。土壌の中にいる菌を培養し、その菌が未知のものかどうか、また菌が出す抗生物質が新規のものなのかを評価していく研究です。色々な場所の土を調べるので、家族で熊本県に行ったときに途中で良さそうな場所を見つけ、「車を止めて!」と頼んで採取したことも(笑)。

その研究成果がちょうど出始めたのが高2のとき。「学力だけでなく、このような研究成果や自分の人物像を見て判断してくれるAO入試に挑戦したい」と考え、AO入試に強い塾や予備校を調べ始めました。そうして、最初に訪れたのが早稲田塾。最初の面談で、母が早稲田塾をとても気に入って…。その場で「ここに入ります」と即決しました。なぜ母が早稲田塾を選んだのか、直接聞いたことはないのですが、おそらく人見知りな僕が、担当のスタッフとは打ち解けて話ができた姿を見て「ここなら」と思ったのではないでしょうか。

――【早稲田塾での〈生活〉】「自分のため」になる課題に積極的に取り組んだ

高2の4月に入学し、まずは「SDGs探究学習プログラム」と「英語特訓道場」からスタート。秋からは小論文なども追加しました。薬学部はAO入試をやっているところが少ないので、一般の勉強も平行して行い、自宅や塾で「東進講座」を受講しました。

いわゆる塾の課題って、学生は“イヤイヤやる”ものも多いと思います。でも、早稲田塾にはそんな課題がゼロ。自分の夢を確実にするため、自分の夢を具現化するための課題や努力だとわかっているから、取り組むモチベーションが全然違いました。担任助手やスタッフもすぐに僕の名前を覚えてくれてフレンドリーに接してくれたので、すぐに塾に馴染むことができました。

入学の面談からずっと僕のことを気にかけてくださったスタッフには、よく相談に行きました。塾の使い方や、今やるべき課題など、丁寧に教えてくれてとても助かりました。また薬学部に通う担任助手には、進路の相談や勉強の質問にも答えていただいた。身近に薬学部出身の知り合いがいなかったので、担任助手にはとても支えられました。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】早稲田塾で「人間力」を磨いた

早稲田塾には、様々な力を伸ばしていただいたと思っています。まず一つは文章力。もともと文章を書くのはあまり得意ではなく、話をしても「何を言っているの?」と言われてしまうこともありましたが、「SDGs探究学習プログラム」 や小論文の授業で人に伝わる書き方・話し方を意識できるように。入学当初は人見知りだった僕ですが、早稲田塾では人と話す機会が多いので、「最近は、話し方が上手くなったね」と言っていただけるようになりました。

また、物事を調べ、関連付けて考える能力も身につきました。今まで新聞を読む習慣はなかったのですが、「メディカル系小論文」の授業で医療系の新聞記事について教えていただき、そこから毎日、新聞を読むように。

そして、医療人としての心構え、マインドセットができたのも早稲田塾のおかげです。オンラインで同じく医療系や薬学部を志望する仲間とメンタリング(意見を交し合う)や質問をしてお互いに補い合い、自分の考えを見つめ直すことができた。

早稲田塾の授業やスタッフ、そして友人たちから様々な刺激を受けて、僕は本当に人間的に成長できました!

――【僕の〈受験ストーリー〉】面接で「合格する」と言われて…!

実は東京薬科大学の面接で、面接官の教授から「君は合格するだろう」と言ってもらえたんですよ(笑)。面接官は二人で、一人は笑顔、一人は真顔。きっとそういう役割分担なのでしょうね。ニコリともせずに厳しい質問をされても、僕はどちらの面接官に対しても笑顔を絶やさないように、態度を変えないように対応することを心がけました。人前での立ち居振る舞いについては、早稲田塾生活全体で身についたものだと思います。また、自分の中で答えを持っていないような質問でも、与えられたキーワードから模索して、自分なりの考えを伝えることができた。これは、「SDGs探究学習プログラム」で身についた力です。そうは言っていただいていても、合格発表の日はドキドキ。合格を知った瞬間は、思わず叫び声をあげてしまいました!

――【後輩に〈ひと言〉】行動を起こすなら早めに!

できるだけ、早めに行動を起こした方がいい。僕は、もっと早くから早稲田塾に入ればよかったと思っています。やはりどうしても、早く入学した生徒の方が話し方や文章の書き方、書類の作り方が上手いんですよね。差を感じる。もちろんその差を埋めるために努力しましたが、できることなら高1のときから準備をスタートできるといい。研究や資格取得も、早めにしておいたほうが安心です。

僕にはアピールポイントとして研究の実績がありましたが、そういうものがなくても、AOは誰でも挑戦できる試験です。重要なのは今ある実績ではなく、自分が何を作るのか。たとえば社会問題に対して“自分だったらどうするのか”、自分の中からテーマを生み出し、発想する。それが大切なのだと思います。早稲田塾は、自分自身が気づいていない内面について、考える手助けをしてくれます。

――【将来の〈夢〉】地域を支える薬剤師になりたい

大学や大学院では引き続き微生物の研究をしたいのですが、将来は研究者ではなく、「街の薬剤師」になりたい。もともと、医療で人の役に立ちたいと考えたところから志した薬学部なので、地域を支え、地域に支えられる、そんな薬剤師を目指します。

私の「三田国際学園高校自慢」

生徒がみんなフレンドリーで、居心地がいい。先生との距離が近く色々相談できます。実験設備が整っているので、理系の学生にはそれも魅力的かも。他校にはない独自のカリキュラムが充実しています。

私の「東京薬科大学 薬学部 現役合格アイテム」

バインダー、お守り

バインダーには、今までの研究成果が入っています。バインダー自体は理化学研究所でいただいたもので、今ではなくなったラボのものなのでレア(笑)。これを見て、モチベーションを高めていました。お守りは家族や友人からいただいたもの。受験会場や合格発表のときは、これを握りしめていました。その御利益のおかげか(?)、併願校含め4校から合格をいただくことができました。

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