研究テーマを深堀りし、進路発見。 法を活用して地方創生に携わる

第42期生

長谷川 侑紀さん(はせがわ ゆうき)

通塾情報

出身校 大崎品川校
出身高校 実践女子学園高校
部活 テニス部
タイプ 学力・成績向上が目的
夢・目標 研究者

進学情報

受験方式 指定校制推薦
大学 中央大学
学部 総合政策学部

――[入学の〈きっかけ〉]早稲田塾の勉強法ガイダンスに参加してみて

高1の夏休み、いろいろな大学のオープンキャンパスに行きました。そのときに手渡された早稲田塾の広告に“勉強法ガイダンス”の文字が。両親に薦められて参加してみたところ、人間の記憶力に則した効果的な勉強方法を聞いて、とても興味を持ちました。

それまで、AO入試のことはまったく知りませんでした。でも早稲田塾のスタッフと話をしていく中で、思えば学校では、国語や数学よりもグループワークで社会課題の解決を考えるような授業が好きだな、と確信。自分の好きなことを活かせるならAO入試にチャレンジしてみようと思い、高1の9月に早稲田塾へ入学しました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 道場・慶應義塾小論文で、自分に合った勉強方法を見つけることができた

私が一番苦手だった教科は英語でした。何とかしなければという思いで「英語特訓道場」を受講しました。道場では、テキストの音源を聞いて音読しながら授業を復習します。この音源がとても速いのですが、毎週聞いているうちに耳が慣れ、学校のリスニングテストの成績が上がりました。また、時間を決めて単語を詰め込む暗記方法も自分に向いていたのかも。単語を覚えたら語彙力が上がり、悩んでいた頃と比べものならないほど英語の授業が楽しくなりましたね。

論文系では「慶應義塾小論文」が印象に残っています。数をこなして論文力をつけたというよりは、小論文の効果的な勉強方法を教えていただいたという感じ。その勉強法を何問も繰り返し実践し、講師に添削してもらうことで難しい課題文も理解して読めるようになりました。それまでは、まず難しい問題を読むところで心が折れてしまっていた。でも慶應小論文のやり方は、論文だけでなく現代文など他科目にも置き換えることができ、共通テスト対策で活用できたと実感しています。

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉]多角的な視点で地方創生にアプローチ

私が通っていた実践女子学園は、渋谷にあります。グループワークの授業で、渋谷の街づくりについて区長からお話を聞く機会がありました。それで街づくりに興味を持ち、受講したのが「スーパー地方創生プログラム」です。兵庫県養父市が抱える地域問題をヒアリングし、自分のアイデアを提案できるという実践型のプログラム。私は優秀プレゼン賞をいただくことができました。具体的な解決策をカタチにできた喜びと同時に、骨子となる話を組み立てるプレゼン能力も養えたと思います。

一方、企業の立場で関わる地方創生の基本的な考え方を学びたくて「グローバル企業経営塾」も受講。こちらは岩手県遠野市でフィールドワーク研修が行われました。地域住民の方にお話しを伺い、空き家問題など課題になっている地域課題に対して“企業人”としてできることを考案。このように、複数のプログラムを通して多角的な視点で地域創生にアプローチできたのは、研究テーマを構築していくうえで大きな収穫でした。

――[受験を通して得た〈一生モノ〉]研究テーマを深める過程で発見できた志望校

私には、何がなんでもこの大学に進みたいという願望がありませんでした。自分のやりたい学びができればそれでいいという感覚。ですからAO書類は、志望校に捉われず研究テーマを深めていきました。未来発見プログラムで得た知識をもとに「街、地方創生、企業、都市、コミュニティ」など、気になるワードをリサーチする日々。すると、これまでコミュニティづくりなどソフト面から地域を活性化させようとしていたのが、自分はもっと根本的な部分に取り組みたいのだという事実に気づいたんです。たとえば、新たな地域交流施設の創造を考えるなら、法や事業運営の知識を理解していなければ難しい。その考えに至ったとき、たまたま学校から「中央大学総合政策学部の指定校推薦はどうか」と提案されました。学部を調べてみると、社会問題を政策的な思考に基づいて捉える専門知識が身に着きそう。法学に強いというイメージも中央大学を第一志望にする決め手になりました。

――[将来の〈夢〉]地域未来の社会基盤づくりに携わる

早稲田塾の講座を通して、人前で物事を組み立てて話すプレゼン能力や、ディスカッションを重ねることで他人の考えを吸収し、自分の視野を広げられるようになりました。また、社会で起きている事柄に目を向けようという意識も備わったと感じています。

将来は、地域の社会基盤づくりに取り組んでいくのが目標です。地方創生をどのようなカタチで実現していくか思い描けていませんが、大学でいろいろ考えていきたいです。

私の「実践女子学園高校自慢」

「堅実にして質素、しかも品格ある女性の育成」が教育方針です。礼や挨拶の仕方、制服の着こなしなど厳しかったですが、どこに行っても礼儀正しいと言っていただけます(笑)。

私の「中央大学 総合政策学部 現役合格アイテム」

ノートとお守り

太宰府天満宮のお守りは、高2の修学旅行の時に自分で購入しました。ノートはAO対策で使用したもの。興味のあることをまとめたり、絵で表現したり、とにかく“書く”ことを大切に。勉強に疲れたり、モチベーションが下がったときはこれを見て、自分の考え方の移り変わりを見直していました。

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