
地道な訓練で論文力を鍛えて、 早稲田JCulPに合格!
辻 幸菜(つじ ゆきな)
通塾情報
出身校 | 池袋校 |
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出身高校 | 山脇学園高校 |
部活 | 琴 |
タイプ | 学力・成績向上が目的 |
夢・目標 | 映画製作に携わる |
進学情報
受験方式 | AO・推薦入試 |
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大学 | 早稲田大学 |
学部 | 文化構想学部 |

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】早稲田大学のJCulPに挑戦したい!
早稲田大学に漠然とした憧れを抱き、どんな学部があるのか調べていたところ、2017年度から文化構想学部で「JCulP(国際日本文化論プログラム)」がスタートすることを知りました。これは、日本文化を「英語を通じて」学ぶプログラム。 オープンキャンパスで体験授業を受けたところ、今まで考えてもみなかった視点から日本文化を再思考するような内容で、とても面白かったんです。ここで学びたい!と思ったのですが、JCulPには一般入試がなく、試験は専用のAO入試のみ。そこで、AO入試に強い塾を探して早稲田塾に出あい、入学を決めました。高1の5月のことです。
私が早稲田塾に入学した時点でまだJCulPは始まっておらず、どのような対策をしていいのかわかりませんでした。でも早稲田塾のスタッフが「情報を集めながら、一緒に頑張ろう」と言ってくれて、なんとかスタートを切りました。
――【早稲田塾での〈生活〉】基礎学力の向上からスタート
JCulPの試験は、すべて英語。まずは英語力をつけようと、「東進講座」で中学生レベルの文法を学び直すところからスタート。高2からは古文や現代文、日本史なども受講し、基礎学力の向上を目指しました。
そのほか、「大学への小論文」や「AO推薦入試特別指導」なども受講したのですが、私は小論文が大の苦手で…。講師からは「君の日本語は崩壊している。下手だ」とはっきり指摘され、担任助手からは「知識が不足しているから、本を読んだほうがいい」とアドバイスを受けました。それからは、毎日欠かさず本を読んで、「この作者は何が言いたいのだろう」と考え、それを小論文として書いて、指摘されてはまた書き直す……という、地道な訓練の繰り返し。その甲斐あって、高3になるころには、だいぶ論文力が上達していました。
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】未知の分野で新しいことを知れた
高2のときに、未来発見プログラムの「国際ジャーナリスト育成塾」と「FASID国際開発プログラム」に参加しました。
スタッフの勧めで参加した「国際ジャーナリスト育成塾」は、実際にフェイクニュースを作ってみたり、築地に行ってインタビューをしてみたりという経験ができて、とても面白かったです。ここで私が学んだことは、人に「言葉」で思いを伝えることの難しさ。文章でもプレゼンでも、人にわかってもらえるように伝えることの大変さを実感しました。
「FASID国際開発プログラム」は、「国際ジャーナリスト育成塾」でお世話になった杉下恒夫先生に指導していただけるプログラムだったので、興味を持って参加。ここで学んだことは、価値観の多様さです。特に、宗教的な価値観の違いでテロなどが起こるという事実を再認識し、「様々な価値観の中で生きる」ということについて改めて考えました。
どちらのプログラムも、とてもいい内容だっただけでなく、一緒に参加した生徒との交流が生まれたことも嬉しかったです。高3の先輩が多かったので、彼らが合格したときにはアドバイスをもらうこともできました。
――【私の〈受験ストーリー〉】志望理由に悩みスタッフに泣きながら相談した
未来発見プログラムに参加したことで知識の幅が広がり、元々考えていた日本文化だけでなく、メディアも国際関係にも興味が湧きました。どれも面白そうでやってみたいし、選べない。担任助手にアドバイスを求めたところ、ここでも「本を読みなさい」と言われました。興味がある3分野の本をそれぞれ読んだ後、一番面白く読めたのはどれ?と問われ、私は日本文化や日本語についての本が一番読んでいて楽しかった。やっぱり、学びたいのはこの分野なのだと再認識できました。そこから改めて、志望理由書を固めていくことができました。
――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】落ち込んだときに笑顔で支えてくれた
私は、第一志望のJCulPを含め、9校に出願。絶対にAOで合格したいという思いから、大変なことを覚悟の上で取り組みました。
とは言え、9校それぞれの書類を仕上げるのは想像以上にハードで、特に夏休み頃はへとへとに。そんなとき早稲田塾に行くと、担任助手が笑顔で迎えてくれ、心強く感じました。9校分の指導が必要な私は、スタッフにとってすごく大変な生徒だったに違いありませんが(笑)、「応援しているから、大丈夫だよ」と言ってくれたことが、頑張るモチベーションになりました。一つ一つ丁寧に対応してくださったことに、感謝でいっぱいです。
早稲田塾の指導は、厳しい面もたくさんありました。でも、単に厳しいだけではありません。できたことはちゃんと褒めてくれるし、何より私自身をちゃんと見て、今私が考えていることを汲み取って、アドバイスをしてくれる。そのおかげで、自分の弱点や強みを自覚することができました。
――【将来の〈夢〉】映画を通じて「日本」を見直すキッカケを作りたい
将来は、映画製作に携わりたいと思っています。日本人が抱えている問題や、家族の形、いじめなどの社会問題を、映像を通して伝えていきたい。そのためには、まずは大学で日本文化を学び、発信することを経験したいと思います。
私の「山脇学園高校自慢」
校内に重要文化財があります。元々千葉の施設にあった「武家屋敷門」を、赤坂にある校舎の敷地に移設したそうです。また、英語に力を入れインターナショナルで活躍できる女性を育てるという気風があるのですが、一方で礼法や茶道など日本人の心についても教えてくれます。学校で学んだことは、AO入試にも役立ちました。
私の「早稲田大学 文化構想学部 現役合格アイテム」
資料やファイル、よく読んだ本、お守り

ノートや提出資料などをまとめたファイルです。姉は大学で文学を学んでいるのですが、姉が授業で使った日本文学の資料などももらって、挟んであります。本は、特によく読んだ2冊を。早稲田塾に入るまでは活字と無縁の生活で、1ページを読むのに数分かかるような状態でした。それが今では1日で1冊を読み終えることもあり、自分の成長を実感します。お守りは、祖母と母からもらったもの。交通安全守と勝負の勝守で、どちらも学業のお守りではないのですが、毎日スクールバッグに入れていました。