慶應義塾大学
法学部

Give yourself the best chance to get into your dream college.
慶應義塾大学法学部では、「FIT入試」という名称のAO入試を実施している。その名の通り、大学と「勉強したい」学生との間の良好な相性(fit)を実現しようとする入試方式である。
成績不要のA方式と4.0以上の評定平均が求められるB方式との2種類があり、提出書類の内容なども若干異なっている。
※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。
2024年7月5日更新
- 法学部 FIT入試
入試方式
法学部 FIT入試
- 合格のツボ
- 入試の特徴と出願資格
- 入試概要
- 入試の特色
- 入試傾向
目次
合格のツボ
FIT入試では、まず、約2000字の志望理由書が課され「入学したら何を、どのように学び、また自分の夢をどう実現したいか」を述べる。さらにA方式では、特筆すべき活動内容を記した上で、受験者自身が「いかに魅力的な人物であるのか、与えられたスペースの枠内で自由に表現」する。
また、慶應義塾の看板学科でもある政治学科で最も有名なのは地域研究であるため、従来FIT入試で実施されてきた論述審査(講義理解力試験)およびグループディスカッションでは、歴史、特に近現代史の知識、教養が求められてきた。2021年度入試からは、これらの審査に代わり課題提出と個人面談が実施されるが、同程度の素養を問われても対応できるよう、繰り返し訓練する必要がある。
また、FIT入試で法律学科を志望する者は、法曹を志望する者が多いが、法曹を志望していないのに、法曹を志望していると書く必要はない。「法学部FIT入試」であって「法律学科FIT入試」ではない。この入試で問われているのは、慶應義塾大学で学ぶ意味なのである。
それらに加えて、司法試験の知識も不可欠だ。なぜ現在の司法試験制度が始まったのかという経緯をしっかり調べておこう。また、自分から学びたいと書いたジャンルに関しては、百科事典などで調べておくと良い。
入試の特徴と出願資格
2006年度から始まった入試制度であり、2011年度から定員を増やし、A方式とB方式に分かれる現在の形式に変更となった。A方式において評定平均は問わないとしているものの、傾向を探ると、高いに越したことはないようだ。
入試概要
1.主な出願資格
A方式:学業を含めた様々な活動実績
B方式:指定の各教科(外国語,数学,国語,地理歴史,公民)および全体の評定平均が4.0以上
A・B共通:第一志望としていずれかの学科での勉学を強く希望し、合格した場合に入学することを確約できる者
2.主な提出書類
志願者調書(A4:2枚)志望理由書(2000字)A方式のみ自己推薦書(活動報告および自己PR)B方式のみ評価書
3.出願時期
8月上旬
4.1次選考(書類審査)合格発表
9月中旬~下旬
5.2次選考時期
9月下旬
6.選考内容
A方式:論述試験、口頭試問
B方式:総合考査、面接試験(約10分)
7.2次合格発表
11月上旬
入試の特色
FIT入試では、主体性、社会性、創造力、表現力、コミュニケーション能力など、積極的に社会で活躍し、発信する能力が評価される。
提出書類の作成に加え、課題の提出と個人面接が課され、社会科学を学ぶにふさわしい資質として、高度な言語的思考力と法律学・政治学の素養が求められる。B方式は全国を7ブロックに分けて選考するのに対して、A方式は全国を対象として選考される。
入試傾向
従来はA方式でグループ討論、論述力テストが実施されていたが、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、二次審査の内容が個人面接や口頭試問と変更になった。
過去のグループ討論では、7人1組で労働人口の減少をテーマに議論。講義理解力テストは、教授による「ハーグ条約」をテーマとした50分の講義を受け、設問に答えるというものだった。(2017年度入試)
近現代史をベースとした高度な言語力、思考力と、法律学・政治学の素養を問う内容だったので、今年の提出課題および個人面接においても、同程度の力を求められる可能性がある
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慶應義塾大学の小論文は、社会問題についての専門知識を前提とした出題が特徴。創設者である福澤諭吉の思想をベースに、アカデミックな論文の書き方を伝授します。一般入試(文系全学部)からAO入試(SFC)、FIT入試(法学部)・自主応募制推薦入試(文学部)まで対応。
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先輩の声
田部井陽菜さん
慶應義塾大学 法学部
かえつ有明高校出身
2023年度卒業

慶應義塾大学法学部のFIT入試では、出願条件として、活動実績もしくは英語資格試験のスコアが必要です。そのために受講していたのが、「英語資格試験対策講座」です。この講座では、グループでディスカッションを行い、講師の先生からリーディングのコツやライティングのテンプレートなどを丁寧に教えて頂きました。考える力を身につけながらも効率よく対策ができ、最終的にはIELTS5.5を取得できました。