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【2026年度最新版】どの学部が自分に合う?慶應義塾大学の学部の魅力と入試方式を徹底比較!

早稲田・慶應義塾大学
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慶應義塾大学について
慶應義塾大学は、日本の難関私立大学の一つとして知られており、多様な教育プログラムや独自の入試方式を展開しています。
この記事では、慶應義塾大学の各学部が持つ多様な魅力と、それぞれの学部における特有の総合型選抜の入試方式について深く掘り下げて解説します。
実は、日本で初めてAO入試を導入したのは慶應義塾大学です。
1990年に湘南藤沢キャンパス(SFC)に総合政策学部・環境情報学部が新たに設立された際、同時にAO入試も導入されました。これにより、学生は学力試験だけでなく、個人の能力や適性を重視した形での入学が可能になりました。
現在、慶應義塾大学では多種多様な入試方式が採用されています。例えば、文学部では自主応募制推薦入試が行われており、小論文による筆記試験が主体となります。一方、法学部のFIT入試では、小論文に加えて面接または口頭試問が課されることが特徴です。さらに、総合政策学部、環境情報学部では、書類審査の後に大学の教授と直接話す面接試験が行われるなど、学部ごとに異なる特色を持つ入試方式が設定されています。
これらの入試方式は、学生一人ひとりの個性や能力を最大限に引き出すことを目的としています。そのため、志望する学生は自分に合った学部や入試方式を選び、慶應義塾大学での学びを最大限に活かすことが重要です。
慶應義塾大学の求める人材について
慶應義塾大学は、独立自尊の精神、実学の追求、学問への情熱、社会への貢献意識、国際性と多様性、社会貢献とリーダーシップなど、様々な要素を持つ人材を重視しています。
福澤諭吉の独立自尊の精神を重んじる中で、自らの考えを持ち、主体的に行動できる学生。特に実社会で必要とされる知識と技能の習得を重視し、学問の理論だけでなく、それを実践に生かす能力を持つ学生が求められます。社会的課題に問題意識を持つ者で、グローバルな視野を持ち、多様性を尊重する者。異文化理解と国際協力の精神があると同時に、国内外で活躍できる者であることが望まれています。
【慶應義塾大学公式HP】慶應義塾大学の各学部が求める学生像についてはこちら
各学部の魅力と入試方式の特徴について
慶應義塾大学 法学部(FIT入試)
★ 法学部について
◎教育目標
慶應義塾大学法学部では、学生たちが法律学や政治学を深く学びながら、同時に広範な知識を身につけることを目指しています。この学部は、法律学科と政治学科の二つの分野に分かれており、それぞれが独自のカリキュラムを持ちつつ、学際的なアプローチを重視しています。
◎法律学科/政治学科
法律学科では、新しく注目されている法的問題に対応するため、国際取引法、知的財産法、医事法などの現代的な科目が提供されています。一方、政治学科は、日本の政治、政治哲学、行政学、国際関係など幅広い分野をカバーしており、学生たちに多角的な視点を提供しています。
◎学部の特徴
法学部の教育の特徴は、学生の自主性を尊重したカリキュラム構成にあります。学生は、自分の興味やキャリアプランに応じて、他学部の授業を履修することや、外国語能力を高めることができます。また、人文科学や自然科学の副専攻制度を通じて、専門分野を超えた知識を身につけることも可能です。さらに、進路に応じた演習形式の授業が充実しており、学生たちは実践的な学びを深めることができます。少人数制の授業も法学部の大きな特色の一つです。これにより、学生一人ひとりの思考力や分析力を養うことが可能になります。
★ FIT入試の特徴
◎FIT入試とは?
慶應義塾大学法学部のFIT入試は、学生と大学との「FIT」、つまり相性を重視した独自の入試方式です。この入試では、学生の個性や潜在能力、将来への展望を重視し、従来の学力試験だけでは測りきれない多様な才能を持つ学生を選抜します。
◎A方式とB方式
FIT入試は、主にA方式とB方式の2種類があり、それぞれ異なる特色を持ちます。A方式では学業成績は不問で、学外活動や個人の特技、リーダーシップなどを重視。一方、B方式では一定の学業成績(評定平均4.0以上)が求められ、学術的な才能や学業への取り組み姿勢が評価されます。
◎FIT入試の特徴
学生の主体性、社会性、創造力、コミュニケーション能力が重視され、法学部で学ぶ意味を自らの言葉で説明できるか、また多様な視点から問題を捉える能力が求められます。
志望理由書では、学生が法学部で学びたい理由、将来の夢や目標、どのようにしてその目標を達成したいかを約2000字で記述します。また、A方式では自己推薦書や活動報告書が求められ、B方式では評価書の提出が必要です。2次選考では面接試験や口頭試問などを行ないます。
FIT入試では、一芸に秀でているだけではなく、法律学や政治学を学ぶのに適した素養と総合的な能力を持つ学生を選抜します。学問への深い理解と情熱、社会問題に対する洞察力が評価の鍵となります。
慶應義塾大学 環境情報学部・総合政策学部[SFC]
★ SFCについて
◎SFCの魅力
慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の最大の魅力は、進学後の総合政策学部と環境情報学部の間の境界が非常に低く、異なる分野を自由に横断して学ぶことができる点です。実社会の問題を多角的な視点から捉える能力を養うことを目指し、理系と文系の区分を超えた学びが可能です。SFCの教育目標は、幅広い視野を持ちながらも、各自の得意領域で専門性を高めることにあります。
◎総合政策学部/環境情報学部
総合政策学部と環境情報学部は、多岐にわたる学問領域を扱い、実践的な問題解決能力の習得に重点を置いています。総合政策学部では、政治、法律、経済、社会、文化、テクノロジー、心と体など幅広い領域から問題を多角的に捉え、解決策を模索します。 一方、環境情報学部では、生命、健康、環境とエネルギー、デザイン、防災、メディアなどの新しい課題に対し、先端サイエンスと社会科学のアプローチを組み合わせて取り組みます。この2つの学部が同一キャンパス内にあることで、学生は柔軟な思考と広範な知識を身につけることができます。
◎SFCの特徴
SFCの特徴は、学年にとらわれない自由な科目選択が挙げられます。学生は自分の興味や目標に合わせて授業を選択し、研究会にも早い段階から参加することが可能です。原則、2年次から春・秋学期ごとに最大2つの研究会を履修できます(1年次からでも1つは履修可能です)。また、セメスター制を採用しているため、留学やインターンシップなどにも参加しやすく、学びと活動の柔軟性が高いのが特徴です。
★ 夏秋AOの特徴
◎夏秋AOとは?
夏秋AO入試は、学業成績だけでなく、学生一人ひとりの個性やポテンシャルを重視する選考方法です。主に書類と面接による選考で、志望理由書や活動報告書など、学生が高校時代に行った学業や課外活動の成果をアピールすることが可能です。特に、SFCでは学生の「問題意識」や「学びたいテーマ」が重視され、その点が入試の評価に大きく影響します。学生は、自身の探究活動を通じてSFCで学びたいテーマを明確にし、それをアピールすることが合格への鍵となります。
◎夏秋AOの特徴
SFCは、日本で初めてAO入試を導入した学部で、出願条件も様々な人が受験できるように柔軟であることが特徴です。定員数が多く、総合政策と環境情報の両学部の定員は各々150人で、評定平均も問われません。特例として、指定されたコンテストにおいて所定の成績をおさめた場合には1次選考の書類審査が免除される制度も導入されています。
慶應義塾大学 文学部(自主応募制推薦入試)
★ 文学部について
◎文学部の魅力
慶應義塾大学の文学部は、多彩な学問領域を網羅し、豊かな教育体験を提供する学部です。1890年の創立以来、数多くの著名な詩人、文学者、民俗学者、哲学者を輩出し、リベラル・アーツの精神に根ざした学びを展開しています。文学部の魅力は、17専攻+2部門という幅広く横断的な専攻分野が存在し、学生が自らの興味に応じて多様な分野から学びを深められる点にあります。
◎文学部の特徴
文学部の学生たちは1年次に日吉キャンパスで幅広い学問に触れることによって視野を拡げ、2年次に三田キャンパスへ移る際に専攻を決定します。このシステムは、学生が自身の興味や適性に基づいて専攻を選ぶことを可能にし、それぞれの分野で専門的な知識を深めることができるように配慮されています。また、専攻に加えて、異なる分野の科目も自由に履修することができ、学生は多角的な視点から学問にアプローチする能力を養います。
◎専攻について
専攻には哲学、倫理学、美学・美学/美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学/考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学が含まれます。この多様性は、文学だけでなく、人文科学全般にわたる深い学びを可能にします。
★ 自主応募制推薦入試の特徴
◎自主応募制推薦入試とは?
自主応募制推薦入試は、面接がなく、小論文と筆記試験で合否が決まることが大きな特徴です。募集人員は120名と多く、評定平均が4.1以上の学生なら誰でも出願が可能で、文章力を重視するユニークな入試方式です。
◎自主応募制推薦入試の特徴
一次試験では「自己推薦書」を提出します。この自己推薦書では、「高等学校での活動と成果について」と「文学部で何を学び、将来、どのように生かそうと考えているか」が問われます。自分の活動と大学の求める人物像を踏まえ、論理的な文章を作成しましょう。
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