早稲田塾で新思考入試を知り、 早稲田大学に合格できた!

第41期生

岩瀬 俊太朗(いわせ しゅんたろう)

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 淑徳高校
部活 放送部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 原発に関わる仕事に就く

進学情報

受験方式 その他
大学 早稲田大学
学部 法学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】早大の新思考入試対策のために

入学したのは高2の3月。早稲田塾で早稲田大学新思考入試対策の公開授業があることを父が見つけ、参加したのがきっかけです。

僕の通っていた高校は進学校で、特に僕のクラスは一般受験でハイレベルな国公立大を受験する生徒がほとんど。僕も東京大学文科一類・法学部を考えていて、そこを狙うなら私立は早稲田大学かな……と。早大の新思考入試は「地域への貢献」をテーマにした地域連携型の入試です。地域の課題に着目し、それを早大の学びでどう解決していくかをまとめたレポートと論文、そしてセンター試験3教科で8割の基準点が課されます。おそらく早大としては、減少している地方学生をこの入試で取り込みたいのでしょうが、僕のように東京都出身でも受験可能。新思考入試対策のために、早稲田塾を活用することを決めました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】“勝つ”ための書類を仕上げたAO指導

東京都出身の僕にとって馴染みのある地方は、祖父の住んでいる場所しか思いつかず、書類審査のレポートには茨城県行方市を取り上げることにしました。ここは日本原子力発電の東海第二原発から40キロ程度しか離れていません。しかし、政府が避難計画等の策定を義務付けるのは30キロ圏内の自治体なので、特別な対策はしていない様子。ある意味、理解はできますが、福島県だと同じ距離でも危機管理の高い自治体が多く、課題なのではないかと思いました。

最初は行方市役所に電話取材したものをまとめて書いてみましたが、講師に「内容が浅い!」と突っ込まれて現地取材を敢行。その後もなかなか厳しい指摘があり、一番言われたのは特質性の問題です。たとえば、原発から40キロ程度離れているのは行方市以外もあるのに、なぜ行方市を取り上げたのか。あるいは、その課題を解決するために学ぶのがなぜ早大法学部なのか。そういった特質性が僕のレポートでは甘かったようです。

ファイナルチェックでもこの課題に四苦八苦で、池袋校の校舎長にも付きっ切りで見ていただきました。そして、学部の特徴を織り交ぜたり、祖父の農作物を大切にしたいといった行方愛(笑)を盛り込むなどして、ようやくレポートが完成。ダメ押しで、行方市をモデルケースとして他県の自治体に広げていきたいという自分の野望を付け足し、見事、合格を掴み取ることができました!

――【大学・学部を〈選んだ理由〉】専攻・副専攻履修で幅広い知識が得られる

早大はもともと、震災復興支援や原発被災地を対象としたシンポジウムの開催などに積極的で、法学部も原発に関する授業が充実しています。教わりたい専門の教授もおり、理解が深められると感じました。それ以外で魅力的だったのは、副専攻履修モデルですね。専攻科目だけではなく、法律との関係性を意識しながら幅広い科目の授業が受けられるのは将来、とても役立つと思いました。

――【後輩に〈ひと言〉】受験は“情報戦”だということを忘れないで!

新思考入試の存在を知っている人が、どれだけいるでしょうか。AO入試やグローバル入試と比べると、圧倒的に知名度が低いと思います。書類選考のレポートも2次試験の論文も、一定の作文能力があればそれほど難しくありません。センター試験8割は、人によって感じ方も違うでしょう。しかし僕の感覚だと、センター試験は奇問がなく良問で構成されるので、基礎学力をしっかり鍛えれば8割越えも十分イケると思っています。

重要なのは、そもそも早大に新思考入試があるという事実を知らなければ何も始まらないということ。受験は“情報戦”だということを忘れないでください。僕は早稲田塾のおかげで新思考入試の情報を得、対策もできたので本当に良かったと思っています。

――【将来の〈夢〉】関心がある原発にどう関わっていくか

早大に提出した書類には行政や政治家というふうに書きましたが、まだ絞れずにいます。原発が動き続けている以上は何らかのカタチで関わっていきたいですが、マスコミ業界にも興味があります。自分の考えや行動をどうアウトプットしていくかは、大学で学びながらじっくり考えたいと思います。

私の「淑徳高校自慢」

建て替えて間もないので、校舎がとてもキレイ。生徒は穏やかな人が多く、先生も基本的には生徒の意思を尊重してくれる人ばかりです。

私の「早稲田大学 法学部 現役合格アイテム」

シャーペン

中学から使っているシャーペンです。高校入試もこれで受け、そのときは失敗しました(笑)。以降、ずっと使い続け、大学入試の本番も使用。ある種、ジンクスを破るというか、お守りのようなカタチで使っていたのかもしれません。

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