SFCで学びを深め、将来はスポーツの経験を
活かした装具の開発者に

第43期生

堀口 真菜(ほりぐち まな)さん

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 淑徳高校
部活 なし(クラブチーム:アルティメット)
夢・目標 機能性が高く違和感のない装具を開発する

進学情報

受験方式 AO入試
大学 慶應義塾大学
学部 環境情報学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】自分の生活スタイルに合った早稲田塾

私は、小4から「アルティメット」というフリスビーを使ったスポーツをやっていて、高1のときからクラブチームに入りました。2020年度のアルティメット日本代表に選ばれたこともあります。

クラブチームの練習はハードで、なかなか勉強の時間が取れずに悩んでいるとき、オンラインでも授業を開講していて、総合型選抜の合格実績が高い早稲田塾を知りました。スポーツの実績を活かせる総合型選抜を考えていたので、早稲田塾ならスポーツも勉強も両立できると思い、高2の9月に入学しました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】スポーツに関わる勉強をしたいと気付いた

アルティメットを続けていたこともあり、早稲田塾に入学した当初はスポーツを専門とした大学・学部を考えていて、それに合わせて書類の作成をしていたんです。私自身、ずっと怪我に悩まされてきたので「怪我を予防するための靴」というテーマで書類を書いていました。

しかし早稲田塾に入って慶應義塾大学(SFC)の説明を聞いたときに、自分はスポーツをやりたいのではなく、スポーツに関係する“何か”をやりたいんだと気が付いたんです。自分の将来を見据えると、SFCの方がいろいろなことを学べるのではと考え、SFCが第一志望になりました。それが高3の6月でした。

SFCに提出したテーマは「X脚・O脚の改善のためのインソール開発」。出願まで2カ月ほどしか期間がなかったので、色々な論文を読んだり、自分が通っている接骨院の理学療法士の先生にインタビューしたりして準備を進めました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】ありのままの自分が「伝わる」ように話す

面接練習の授業が印象に残っています。初回でいきなり「8分間喋ってください」と言われました。少し動揺しましたが、SFCに志望変更して研究テーマも固まっていたので、アルティメットの経験からどうして今のテーマに至ったか、今後何を深めたいかというストーリーを順序立てて話しました。すると、「伝わらない」と。その時に、内容よりも「綺麗に伝えよう」ということに意識が向いているよ、と指摘されました。自分では伝えているつもりでも、相手には伝わっていない。面接ではストーリーを綺麗に伝えるのではなく、自分がSFCに入る必然性、やりたいことに対する熱意が伝わればいいんだと気付き、不安が吹っ切れました。それからは知識を入れ直したり、担任助手に手伝ってもらったりしながら意見をまとめ、本番ではありのままの自分を出すことができました。

――【早稲田塾での〈生活〉】同じ志を持つ友達や担任助手に支えてもらった

学校では総合型選抜受験する人が少なく、周りが一般選抜の勉強をする中で、自分一人パソコンと向き合って書類を作成しているような状況でした。大切な夏の時期に勉強しなくていいのかなと気持ちが下がる時もありましたが、早稲田塾でその辛さや不安を共有できたことで、精神的に楽になりました。同じSFC志望の友達と情報交換を行ったり、担任助手に毎日のように悩みを聞いてもらったりしてメンタルケアができたことは、自分の支えと自信になりました。

池袋校はSFC生の担任助手が多いので、ちょっとした迷いがあったときにもすぐに面談を組んでもらえたことも良かったです。この現役合格物語も、ほぼ全部読んでいました(笑)。

――【将来の〈夢〉】違和感なく使える、機能性の高い装具の開発に向けて

将来は、インソールだけでなくサポーターなど装具の開発に携わりたいです。アルティメットではスパイクを履きますが、インソールがずれて動きづらくなることがあります。またサポーターも激しく動くと取れてしまうので、意味がなくなってしまうんですよね。スポーツではこうした装具の違和感は不利になり、パフォーマンス低下の原因に繋がります。この自分の経験を活かして、使いやすく動きやすい、なおかつ違和感がない機能的な装具を開発していくのが夢です。SFCにはスポーツ工学やバイオメカニクスを専門とする研究室があり、自分と同じくインソールの研究をしている方がいるので、そこに所属して夢の実現に向け、学びを深めていきたいです。

私の「淑徳高校 自慢」

体育祭が盛り上がります。淑徳高校は中高一貫校なので、6学年合同で行います。特にチーム分けが独特で、紅組・白組などではなく、生まれた季節に分かれて春夏秋冬の4チームで競う。普段関わりのない人とコミュニケーションも取れるので、とても楽しいです。   

私の「慶應義塾大学 環境情報学部 現役合格アイテム」

ノート

論文などを読んだときに書き留める用のノートと、面接に対して考えたことなどをまとめたノートです。特に面接ノートは、実際の面接の前にも読み返して自分の考えを整理していました。

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