慶應合格を掴むため、早稲田塾でできることはすべてやり切った!

第43期生

越野 天音(こしの あのん)さん

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 東京学芸大学附属国際中等教育学校
部活 軽音楽部
夢・目標 誰もが暮らしやすい社会づくり

進学情報

受験方式 総合型選抜(FIT入試)
大学 慶應義塾大学
学部 法学部

――[入学の〈きっかけ〉]総合型選抜受験をするという友人の言葉に刺激されて

早稲田塾に入学したのは中3の終わりです。親しい友人が総合型選抜(AO入試)にチャレンジすると聞いて、初めてその存在を知りました。そこから家族と一緒に早稲田塾の説明会へ。塾の方向性を聞き、ここだったらいいなと思って入学を決意。

入学当初はボンヤリと「将来は国際関係の仕事に就きたい」と考えており、国際教養学部を目指したいと話していた記憶があります。そこから早稲田塾の豊富なプログラムや様々な人たちとのつながりを通して、慶應義塾大学が第一志望になりました。

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉]貴重なつながりを得られた「FASID国際開発プログラム」

国際交流への憧れから、入学早々の高1夏から未来発見プログラム「FASID国際開発プログラム」を受講しました。これは、一般財団法人国際開発機構(FASID)の理事長である杉下恒夫先生が講義してくださり、国際協力について学んでいくプログラムです。個人的には、SDGs全体を包括して勉強でき、生の講義を受けられたという点で、これまで本や雑誌で学んできた何倍もタメになりました。何より、杉下先生との出会いがその後の受験期を乗り越えるうえでとても大きかったです。このプログラムに真剣に取り組み、最終の個人プレゼンテーションで賞も受賞。その後も先生には研究テーマに目を通していただいたり、高2で出場した英語プレゼンテーション大会「TIME CUP」では、どのようにしたら英語で自分の想いが伝わりやすいかアドバイスと、「よくがんばった」という総評までいただいた。本当に感激しました。

「TIME CUP」は自分の“英語力試し”の比重が大きいですが、事前の講座でプレゼン時の話し方・姿勢など細かいところまで指導していただけました。本番の面接にも活かすことができたし、貴重な経験だったと思います。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]自分のやりたいことが可視化された総合型選抜指導

国際教育系を狙っていたときは、若者の社会貢献活性のために開発・寄附教育などを研究テーマにしていました。しかし、そこから平等な社会とは何かに考えが発展し、ジェンダーにフォーカスを当てるように。ジェンダーの中でも私が注目したのは、あからさまな男女差別などではなく、「マイクロアグレッション」という曖昧で無意識に起こる差別概念です。目に見えづらいからこそ国や制度はなかったことにしてしまう、その構造を深く掘り下げたいと思うようになりました。

けれど、この無意識の行動概念が私には言語化しづらく、研究テーマとしてまとめあげるのに四苦八苦。「総合型・学校推薦型選抜特別指導」の講師や担任助手にはとても助けていただきました。私は慶應の総合政策学部・法学部の書類制作に力を入れていたのですが、特に、研究テーマをそれぞれの学部にマッチした学問に落とし込むのが難しい。時間もない中、慶應に詳しい方から「法学というのはこういうモノ」と説明していただけると自分のやりたいことが一気に可視化され、研究テーマを深めていくことができました。

――[私の〈受験ストーリー〉]評定平均を上げるため早稲田塾でしっかり対策

自分の性格上、文章を書いたりプレゼンで自己アピールしたりすることが苦ではなかったので、受験は総合型選抜の一択と考えていました。もちろん大学によっては高い評定が求められるので、その対策もすべて早稲田塾で補完。

まず、留学経験のない私でも“英語が強みです”と言えるように、ハイレベルな英語力を養える早稲田大学国際教養学部の対策講座や「TOEFL講座」に参加。IELTSのスコア7.0取得までがんばりました。

また、講座の隙間時間に家と自習室で「東進講座」の数学・日本史を受講。理解できるまで繰り返し見ることで「こんな理論だったんだ」と新しい気づきがあり、復習ツールとして重宝していました。

――[将来の〈夢〉] 誰もが暮らしやすい社会づくりを目指して

どの講座も受けてタメになったのですが、一番楽しかったのは「総合型・学校推薦型選抜特別指導」FIT入試の二次試験対策講座です。それまでの対策講座は、基本的に研究テーマをどうアピールするかが主目的でした。でもこれは、一般的な社会問題について講師と議論を進めながら学んでいくスタイル。この講座を通して、いろいろな判例を読むのは楽しいし、法学部で学びたいという気持ちが一層強くなったと思います。

将来はまだ漠然としていますが、誰もが暮らしやすい社会をつくる手助けをしたいです。法曹業界に興味はあるけれど、一般職で働きながらやりたいことを並行していくこともできる。

早稲田塾にいた3年間で、FASIDを一緒に受講した人と学生団体を立ち上げるなど、経験値と視野、人脈を存分に広げられました。これを無駄にせず、今後の人生に役立てていきたいです。

私の「東京学芸大学附属国際中等教育学校 自慢」

生徒自身の行動力を学校がサポートしてくれます。課外活動への参加も積極的に後押し。1年間ボランティアをがんばった生徒には賞状が贈られます。

私の「慶應義塾大学 法学部 現役合格アイテム」

書籍、資料

慶應義塾大学出版会が発行している書籍『総合政策学』です。総合政策学とは何ぞやから慶應での学びまで幅広く網羅されています。資料は、実際に提出した書類とメンタリングのまとめノートなど。人の意見は自分の研究にすぐ反映したので、出願直前まで読み返していました。

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